菅野仁のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
今まである程度の教育書を読んできたつもりだが、これほどリアリスティックに教育現場を考え尽くした本はないと思う。
全ては生徒のためと、最終的には根性論や愛情という言葉で思考停止をしてきた自分を恥じている。
ピュアネスのためのリアリズム
プラトンと真善美と著者の解釈
社会総体の批判と現実社会の生き方
競争社会
人に迷惑をかけなければ何しても良いという自由主義は子供には適用できない。責任を取れないから。
自己責任を負えないうちは修行の身
らしさも必要
基本は家庭に責任
私語禁止、遅刻禁止、自由の出入り禁止、完全睡眠の禁止
フレンドリー、フラットな人間関係
親に感謝せよより、いただきますをいわせる -
Posted by ブクログ
もうじき小学生になる息子。
小学校という修羅の国で(笑)
きっと、いろいろな壁にぶつかる。
いつか頼られたときに
思い出せたらと思い、再読した一冊。
⸻
⚪︎ 「全部わかってくれる友だち」は幻想
自分を100%受け入れてくれる人が
どこかにいる、という期待は
人間関係を苦しくすることがある。
人は、どんなに親しくなっても他者。
その前提に立って、
少しずつ信頼をつくっていく。
⸻
⚪︎ 「みんな仲良く」ではなく、併存するという考え方
大切なのは
気が合うかどうかより、
気が合わない人とも同じ場にいられること。
⸻
⚪︎ 「やり過ごす」も成熟した関係
ニーチェの言葉。
「愛 -
Posted by ブクログ
人で関わり方を、改めて考えさせられる本です。
他社承認されたい、同時に他者が脅威に感じる。
そのような思いは、学校が以前は小さな村の情報の源泉のようになっていたからかもしれない。
その場にいない人の悪口を言うスケープゴート悪口。
これは、共通の敵?を作って信頼を確かめ合う行為らしい。
人への妬み、ルサンチマンの感情を認識して抑えること。
気に入らない人とも、並存する、並存性を身につけるのが大事。
挫折を経験しない人はいない、現実を理解して、その挫折の苦味を噛み締める。
理想と現実を理解し、苦味を楽しめるのが大人。
言葉を正しく使う、ウザい、ムカつく、のような感情を雑に発露する言葉だと -
Posted by ブクログ
本書から、世の中の「当たり前」が
もしかしたら「当たり前ではない?」と
一歩引いて考える大切さを学んだ。
著者は「学校でみんな仲良く」は昔のこと、
現代ではむしろ同調圧力に苦しむ人も
いるという。
また、学校では教えてくれない事として、
気の合わない人とも並存しなければならない事、
君にはこうゆう限界があるという事
(無限の可能性があるというメッセージが強すぎる)
を挙げている。
子供に夢を持たせるのも大事だが、
将来挫けそうになった時に逆境を
乗り越える力も必要。
家庭内で教えられることは
教えていかなければいけないなと強く思った☺︎
【印象に残った箇所】
殺し、盗みは人としてよくな -
Posted by ブクログ
人と人とのつながり方について考える本。
学生時代に出会いたかったと思いつつも、職場にも生かせると思ったり。
ついつい、親しさと敵対の2項対立で考えがだなと反省。
以下メモ
・現在は誰とも付き合わず一人で生きることができるからこそ、人とつながることがより複雑で難しい。
・人とのつながり方
①つながりによって、利得や利益を得たい。目的がつながりの外にある。
②つながることそのものが目的=交流
・人間の幸せのひとつ大きな柱が、親しい人・心から安心できる人と交流したい、ということ。だから一人は寂しいと感じる。
・幸福の本質
①自己充実(自己実現)
②他者との「交流」/他者からの承認
・「他者 -
Posted by ブクログ
友達100人できるかな(フィーリング共有関係)では「みんな仲良くしなくては」と苦しくなる。
お互いに守るべき範囲を決めて関係を成立させる(ルール関係)だと仲が良くても良くなくても、とりあえずお互いが平和に共存できる。
この2つは重なるようだけれど原理的には区別して考えなくてはならない。ルール関係とフィーリング共有関係を区別して使い分けできるようになることが、「大人になる」こと。
⭐︎傷つけ合わず共存することが大事。
ルサンチマン(恨み・反感・嫉妬)に陥るのが人間の常だが、負の感情からどう脱却するか「ニーチェ」
やり過ごす
⭐︎適切な距離は人によって違う。学校空間の中で濃密な関係を求めすぎな -
Posted by ブクログ
サブタイトルは「人と人の〈つながり〉を考える」で、まさにこれと合致した内容になっている。昨日の夜から読み始めて、今日には読み終えてしまったので、文量も少ないうえに非常に読みやすい本だ。本書は2008年に出版された著書で、当時のいじめ問題を見かねて対人関係の基本を描いたようだ。本書で強調されているのは「並存性」というものであり、協調し親しく接することと敵対し排除することの中間を目指すように提言してある。対人関係に重きを置く人や、悩みを抱える人は、一度読んでみると参考になるのではないかと思った。発言がすべて的確だし、内向にも外向にも非常に役に立つスタンスを学べる。しかし難しいのは、真に攻撃的な人が