菅野仁のレビュー一覧

  • 18分集中法 ──時間の「質」を高める

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     「始めてみると、何だこんなに短く終わるのか。」とよく思う自分にはすごく合う方法だとおもう。まずは18分タイマーをセットすることで、「全くやらない」状態を脱却し、やり始めることへの心理的な壁を乗り越えることができる。
     18分やったら、中途半端なところでも休憩。この中途半端にもしかけがあって、結構読むと面白い。心理的な裏付けもあってなるほどなぁ、と思った。
     仕事の大半は始めの助走が終われば、「いつの間にか終わっている」状態までいけること、その一歩目がなかなか重くて…と思っている自分みたいな人にはぴったりな方法だ。

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    2013年01月05日
  • 18分集中法 ──時間の「質」を高める

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    やろうと思ったことを実行に移せない僕みたいな人間には救いの書です。
    1時間ダラダラとやるよりは18分毎に短い休憩を入れた方が効率良く作業を進められますよという話。
    18分という時間が絶妙です。

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    2012年12月24日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    「クールティーチャー」とは、人柄志向と事柄志向のバランスを上手に図れる先生のこと。事例が現場の先生からのリアルな今の教育現状で、理解に助けられると共に本当に今の日本の普通教育は壊滅寸前だと感じさせられた。徒競走に予選を設けたり手を繋がせてゴールさせることはとんでもない。教育とは常に社会に適応したものでなければならないという聖職者への教育の徹底が求められる。やはり大学院教授にでもなるか…(なれるのか?←)

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    2010年11月06日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    人で関わり方を、改めて考えさせられる本です。

    他社承認されたい、同時に他者が脅威に感じる。
    そのような思いは、学校が以前は小さな村の情報の源泉のようになっていたからかもしれない。

    その場にいない人の悪口を言うスケープゴート悪口。
    これは、共通の敵?を作って信頼を確かめ合う行為らしい。

    人への妬み、ルサンチマンの感情を認識して抑えること。
    気に入らない人とも、並存する、並存性を身につけるのが大事。

    挫折を経験しない人はいない、現実を理解して、その挫折の苦味を噛み締める。
    理想と現実を理解し、苦味を楽しめるのが大人。

    言葉を正しく使う、ウザい、ムカつく、のような感情を雑に発露する言葉だと

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    2025年12月08日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    中学生の娘に参考になればと買って、娘に読ませる前に読んだ。
    自分と全く同じ考えの人はいない、いるとすればそれはもはや自分か自分の分身。
    精神的に大人になったように見えても中高生には親の精神的サポートは必要。
    挨拶はむしろ敬遠のためにもするべし。

    具体的な付き合い方については書かれていなかった。

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    2025年10月20日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    本書から、世の中の「当たり前」が
    もしかしたら「当たり前ではない?」と
    一歩引いて考える大切さを学んだ。

    著者は「学校でみんな仲良く」は昔のこと、
    現代ではむしろ同調圧力に苦しむ人も
    いるという。
    また、学校では教えてくれない事として、
    気の合わない人とも並存しなければならない事、
    君にはこうゆう限界があるという事
    (無限の可能性があるというメッセージが強すぎる)
    を挙げている。

    子供に夢を持たせるのも大事だが、
    将来挫けそうになった時に逆境を
    乗り越える力も必要。
    家庭内で教えられることは
    教えていかなければいけないなと強く思った☺︎

    【印象に残った箇所】
    殺し、盗みは人としてよくな

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    2025年10月12日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    「一年生になったなら
     一年生になったなら
    友だち100人できるかな」

    例の歌に 
    そんなことないだろ
    それは違うだろ

    と 思っていたならば
    ぜひ ご一読のほどを

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    2025年07月20日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    私は交流そのものの歓びに幸せの99%を見出してるかもと思った。
    みんな仲良くが机上の空論なのには同意。最低限のルールを守ってうまく折り合いをつけて生きることと(ルール関係)、無限の可能性が必ずしもあるわけではないこと、他人はどこまで言っても他人であるこ(話してもわからないこともあること)は、子どもに教えてもいいかもしれない。
    やばい、うざい、超、あたりのコミュニケーション阻害語は使いやすすぎるから困る。気をつけねばね〜
    ルサンチマンをやり過ごして生きていくぜ!

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    2025年06月17日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    人と人とのつながり方について考える本。
    学生時代に出会いたかったと思いつつも、職場にも生かせると思ったり。
    ついつい、親しさと敵対の2項対立で考えがだなと反省。

    以下メモ
    ・現在は誰とも付き合わず一人で生きることができるからこそ、人とつながることがより複雑で難しい。

    ・人とのつながり方
    ①つながりによって、利得や利益を得たい。目的がつながりの外にある。
    ②つながることそのものが目的=交流

    ・人間の幸せのひとつ大きな柱が、親しい人・心から安心できる人と交流したい、ということ。だから一人は寂しいと感じる。

    ・幸福の本質
    ①自己充実(自己実現)
    ②他者との「交流」/他者からの承認

    ・「他者

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    2025年05月23日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    凄く嬉しい事がある。私が初めてこの本を手に取ったのは中学生のときだった。その時は少し難しくて、序盤で読むのを辞めてしまった。大学生になった今、もう一度読み返すと面白かった。読める、読める!となった。
    読書は、自分の成長の指標にもなりうるのだと改めて感じる。この前まではこの言葉使えてなかったのに、と。自分の発した言葉に対して驚く。

    自分で自分の成長は見えづらいが、確実に私は私を成長させることが出来ているし、まだまだ可能性を秘めている。

    本書にあったような人間関係の作り方、維持の仕方を守って、人として社会へと飛躍していけるようになりたい。

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    2025年04月29日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    友達100人できるかな(フィーリング共有関係)では「みんな仲良くしなくては」と苦しくなる。
    お互いに守るべき範囲を決めて関係を成立させる(ルール関係)だと仲が良くても良くなくても、とりあえずお互いが平和に共存できる。
    この2つは重なるようだけれど原理的には区別して考えなくてはならない。ルール関係とフィーリング共有関係を区別して使い分けできるようになることが、「大人になる」こと。

    ⭐︎傷つけ合わず共存することが大事。
    ルサンチマン(恨み・反感・嫉妬)に陥るのが人間の常だが、負の感情からどう脱却するか「ニーチェ」
    やり過ごす

    ⭐︎適切な距離は人によって違う。学校空間の中で濃密な関係を求めすぎな

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    2025年03月17日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    中高生に良い本ではないか。自分も高校時代に出会った本。反抗期だった当時はまったく読む気にならなかったが…。
    日本だからこそ、このような本の価値観が大切になる人も多いのではないか。

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    2024年12月18日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    サブタイトルは「人と人の〈つながり〉を考える」で、まさにこれと合致した内容になっている。昨日の夜から読み始めて、今日には読み終えてしまったので、文量も少ないうえに非常に読みやすい本だ。本書は2008年に出版された著書で、当時のいじめ問題を見かねて対人関係の基本を描いたようだ。本書で強調されているのは「並存性」というものであり、協調し親しく接することと敵対し排除することの中間を目指すように提言してある。対人関係に重きを置く人や、悩みを抱える人は、一度読んでみると参考になるのではないかと思った。発言がすべて的確だし、内向にも外向にも非常に役に立つスタンスを学べる。しかし難しいのは、真に攻撃的な人が

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    2024年11月27日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    先に読んだ空気は読んでも従わないと言語は違うものの通じるところが多々あり、面白いものだなぁと感じる。

    先に世間と訳された思想はダイレクトにムラ社会と訳され、日本人の根底にあるとされる精神性。なるほどと納得だが、果たして海外にはムラ意識は全く無いのか?という疑問は鴻上氏の著作でも感じたところ。

    朧げには感じていたものの言葉で表出させてもらうと脳内で知識の解像度が上がってよい。表現者たちに感謝。

    タイトルにある友だち幻想はそのまま夫婦幻想とも親子幻想とも使えるような汎用性の良さだと思う。

    他人と他者の解釈も面白かったな。名著と話題に上がるだけの事はある。

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    2024年11月19日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    学生向けだが、大人も改めて人間関係を振り返ることができる本だと思う。大人でも、この本で言われている大人の人間関係を築けている人は(自分も含めて)少数な気がする。

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    2024年10月14日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    ネタバレ

    100%分かり合える人はいない。
    大人になったら気が合わない人とも関わらないといけない。
    でも一定のルールを守った上で価値観の合わない人には踏み込まないことも大事。先生だからと言って生徒の人格に影響を与える必要はない。生徒の記憶に残る必要もない。

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    2024年08月22日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    ネタバレ

    今、生きてうえで人との繋がり、交流は避けられないと思っている。だからこそ、悩みが尽きないと思い、読んでみた。

    私自身、大学に入ってから人間関係が楽になったなと思ったのだが、それは”「同調圧力」からの解放"が理由だったのだと気づけた。
    教員側もみんな仲良くを実現させようと努力しているからだと思う。

    大人になるってどうなれば大人なのだろうか、年齢を重ねるだけで大人になれていないという気持ちがあった。
    ここでは、一般的に言われる経済的自立と精神的自立のほかに人間関係の引き受け方の成熟度をあげていた。

    親しさか敵意かという2択ではなく、態度保留という距離を置くのも選択肢として入れるの大

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    2024年08月12日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    一言で言うとおもしろかった。
    学生時代に、その考えに触れて知れていたらどれだけ生きやすくなれていただろうか。

    じわじわきそう。

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    2024年08月08日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    今更感もあったが、有名な本なので見ておこうと思い読んだ。すでに書かれてから16年経っているので、令和の現役中学生を見ている身としては、やや一昔前の若者分析という気もする。ただ、いつの時代も人間関係にまつわる問題はあるわけで、学校における子どもたちの人間関係の悩みを考えるうえで、現代でも十分に参考になる視点が数多くあって、やっぱりすごく勉強になった。

    有名な本なので、大体の内容や評判は知っているつもりでいたが、実際に読んでみてこの本の自分のテーマ認識が間違っていたことに気づいた。これが、個人的に一番の収穫だったように思う。
    タイトルが「友だち幻想」なので、多くの大人が持ち、その影響を受けて子ど

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    2024年07月31日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    友だちと付き合うことに、考えさせられる内容である。
    自分の事を理解してくれる人は限りなく少ない。
    友だちや恋愛として付き合い方を深く考えられるため、改めて人とは何かを認識してくれる本である。

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    2024年07月16日