菅野仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まである程度の教育書を読んできたつもりだが、これほどリアリスティックに教育現場を考え尽くした本はないと思う。
全ては生徒のためと、最終的には根性論や愛情という言葉で思考停止をしてきた自分を恥じている。
ピュアネスのためのリアリズム
プラトンと真善美と著者の解釈
社会総体の批判と現実社会の生き方
競争社会
人に迷惑をかけなければ何しても良いという自由主義は子供には適用できない。責任を取れないから。
自己責任を負えないうちは修行の身
らしさも必要
基本は家庭に責任
私語禁止、遅刻禁止、自由の出入り禁止、完全睡眠の禁止
フレンドリー、フラットな人間関係
親に感謝せよより、いただきますをいわせる
荒れている学校は汚れている
行き過ぎたリベラリズム教育の結果、型が失われた。
自己弁護能力が高い
子供が発見したかのように誘う
どんな主体的な行動も誘引を受けたきっかけは必ずある。
言葉だけで了解を得てコミュニケーションをしようとすると、観念的で空疎な言葉が増えてしまう。それに子供は噛み付く。
体験学習は常に新しい発見を目指す。そして多大な負担。
学校はそもそも毎日毎日同じことを規則正しくやる作法を身につける場所。学校はルーティンの場。
座学の軽視
学校はそもそも産業的身体の育成 -
Posted by ブクログ
人との円滑なコミュニケーションにより人生が豊かになると感じる1冊。確かに完全に自分の気持ちと同期する人は自分1人しかいないし、接する人たちの個性を楽しむ付き合い方を得るための会話術は人が生きていくうえでとても重要なスキルと感じます。後半で紹介される「阻害語」を多用する若い人たちは傍目で見ていると作者が語るとおり、深度がない会話、薄い会話、雑なコミュニケーションと感じます。故に思い込みや決めつけが起こりイジメやうつ病が起こりそうな気がします。高校までの先生方にはぜひ読んでほしい本ですね。
言葉遣いに最大限気を遣い勝手の心の襞を読み取り、時には苦味を感じながらも旨味のあるコミュニケーションができるオトナになりたいと感じます。
また、偉大な天才の書いた本を読むのはその人との会話と感じる、には全く同感です。歴史的名著にも触れたいと感じました。 -
Posted by ブクログ
「いくら心を許せる人間でも、自分とは違う価値観や考えを持っているのは当たり前」
文字で見ると当たり前のことだけど、人付き合いとなると忘れてしまいがち。全て合わせないとと思いがちな自分にとってすごく肩の荷が降りた。
職場の人間関係に苦手意識があったけど、みんな他者の集まりなのだから、と楽にできるようになった気がする。
楽に手に入れたものより、苦労を経て手に入れたもののほうが喜びが大きいというような内容があり、
苦手(と勝手に思ってた)コミュニケーションも頑張ってみようかな、とか、本も読み続けようとか思えた。
褒めて育てられて、なんでも自分が1番になりたいと思ってしまう承認欲求に悩んでいたけど、
上には上がいる
という言葉も今の自分に必要な言葉だった。
すごく読みやすい一冊。
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Posted by ブクログ
もうじき小学生になる息子。
小学校という修羅の国で(笑)
きっと、いろいろな壁にぶつかる。
いつか頼られたときに
思い出せたらと思い、再読した一冊。
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⚪︎ 「全部わかってくれる友だち」は幻想
自分を100%受け入れてくれる人が
どこかにいる、という期待は
人間関係を苦しくすることがある。
人は、どんなに親しくなっても他者。
その前提に立って、
少しずつ信頼をつくっていく。
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⚪︎ 「みんな仲良く」ではなく、併存するという考え方
大切なのは
気が合うかどうかより、
気が合わない人とも同じ場にいられること。
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⚪︎ 「やり過ごす」も成熟した関係
ニーチェの言葉。
「愛せない場合は、通り過ぎよ」
無理にわかり合わなくていい。
関わらない。ぶつからない。
静かに距離をとるという選択もある。
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⚪︎言葉が、関係をつくる
異質な他者を
「うざい」「むかつく」で切り捨てない。
感情を表現する
繊細な語彙を大切にしたい。
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どうせ友だちなんて、という虚無ではなく、
人と関わり続けるための
現実的でやさしい距離感を教えてくれる一冊でした。
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Posted by ブクログ
人で関わり方を、改めて考えさせられる本です。
他社承認されたい、同時に他者が脅威に感じる。
そのような思いは、学校が以前は小さな村の情報の源泉のようになっていたからかもしれない。
その場にいない人の悪口を言うスケープゴート悪口。
これは、共通の敵?を作って信頼を確かめ合う行為らしい。
人への妬み、ルサンチマンの感情を認識して抑えること。
気に入らない人とも、並存する、並存性を身につけるのが大事。
挫折を経験しない人はいない、現実を理解して、その挫折の苦味を噛み締める。
理想と現実を理解し、苦味を楽しめるのが大人。
言葉を正しく使う、ウザい、ムカつく、のような感情を雑に発露する言葉だと、認識が深まらない。
言葉がないと、認識を正しくできない。
楽と楽しいの違い。
しんどいけどリターンを含んでいるのが、楽しいということ。
早起きして人が混んでいる公園の桜を見た著者。 -
Posted by ブクログ
本書から、世の中の「当たり前」が
もしかしたら「当たり前ではない?」と
一歩引いて考える大切さを学んだ。
著者は「学校でみんな仲良く」は昔のこと、
現代ではむしろ同調圧力に苦しむ人も
いるという。
また、学校では教えてくれない事として、
気の合わない人とも並存しなければならない事、
君にはこうゆう限界があるという事
(無限の可能性があるというメッセージが強すぎる)
を挙げている。
子供に夢を持たせるのも大事だが、
将来挫けそうになった時に逆境を
乗り越える力も必要。
家庭内で教えられることは
教えていかなければいけないなと強く思った☺︎
【印象に残った箇所】
殺し、盗みは人としてよくないこと
だからいけないのではなく、
人に殺されない、人から盗まれないことを
保障するために必要な社会のルール。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ有無を言わさぬ関係のみが上下関係ではなく、上下関係は必要なものである。この認識に立って、親密性と信頼感に基づく上下関係へ転換する必要がある。
感情的で主観的な人柄志向だけでなく、事実に基づき客観的な事柄志向も必要であるが、学校現場では人柄志向に偏重している。
管理教育と自由主義教育の間をいくような教育論が必要とされる。
学校はルーティンの場であり、座学を含めた連続性に耐えうる身体性を保つ能力(欲望の統御の作法)を養う場である。
知識よりも体験重視の学習は、知識の軽視であり、学校の非日常感を強調し、教員の属人的なプロデュース能力に依存してしまう。
主体性の尊重と規制や制限はバランスをとるのが難しく、二者択一ではなく、これもまた間を取らなくてはならない。
生徒からの信頼を得るためには、ぶれずに「真善美」(本当・良いこと・心地よいと考えること)を伝える必要がある。