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学校の目的は「すばらしい人を作る」ことではなく、「社会に適応できる人」を育成すること。自由も管理も理想も現実も、こと教育となると極端に考えがち。問題を「分けて考えて」、より「マシな」解決の道筋を見つけよう。
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Posted by ブクログ
教育に関する考え方のベースを作ってくれた一冊。 先生は生徒の記憶に残らなくていい。というフレーズが印象的でした。 生徒の自立(自律)が教育の目的である以上、「先生のおかげ」と感謝されるよりも、「自分だってやればできるじゃん」と思ってくれた方が、教育は成功していると言えるんだろうねー。
人柄志向から事柄志向へ。それも極から極へ振れるのではなく、ニュートラルなスタンスで教師のあり方、さらには教育のあり方を捉え直そうという本。 「人柄志向」ではなく、あくまで「事柄志向」へ。ハートは熱く、頭はクールに。
欲望を統制する作法の身体化を子どもたちに伝授する。 理想と現実の折り合いをつける。 事柄志向と人柄志向のバランスを見極める。 子どもと接する上で、 常に考えなくてはならないことばかりだった。 あまり難しい言葉はなく、すらすらと読むことができた。 美(心地よさ)・善(よいか)・真(正しいか) ...続きを読むこれは、人間の発達段階に沿って書かれてきたが、 一年間の学級経営と見立てても生かせる考え方だと感じた。 また、 生成段階の沸騰期は、集団意識が高くなる。 しかし、安定期に入ると低くなる。 という考えは忘れてはいけない。 油断して大丈夫という思いが学級崩壊につながりかねない。 集団づくり・学習課題にも当てはめて考えていきたい。
今まである程度の教育書を読んできたつもりだが、これほどリアリスティックに教育現場を考え尽くした本はないと思う。 全ては生徒のためと、最終的には根性論や愛情という言葉で思考停止をしてきた自分を恥じている。 ピュアネスのためのリアリズム プラトンと真善美と著者の解釈 社会総体の批判と現実社会の生き方...続きを読む 競争社会 人に迷惑をかけなければ何しても良いという自由主義は子供には適用できない。責任を取れないから。 自己責任を負えないうちは修行の身 らしさも必要 基本は家庭に責任 私語禁止、遅刻禁止、自由の出入り禁止、完全睡眠の禁止 フレンドリー、フラットな人間関係 親に感謝せよより、いただきますをいわせる 荒れている学校は汚れている 行き過ぎたリベラリズム教育の結果、型が失われた。 自己弁護能力が高い 子供が発見したかのように誘う どんな主体的な行動も誘引を受けたきっかけは必ずある。 言葉だけで了解を得てコミュニケーションをしようとすると、観念的で空疎な言葉が増えてしまう。それに子供は噛み付く。 体験学習は常に新しい発見を目指す。そして多大な負担。 学校はそもそも毎日毎日同じことを規則正しくやる作法を身につける場所。学校はルーティンの場。 座学の軽視 学校はそもそも産業的身体の育成
教育幻想 クールティーチャー宣言。菅野仁先生の著書。社会学の博士課程を経て、社会学の専門家である菅野仁先生の視点から日本の教育問題を指摘している良書です。閉鎖社会で過ごす学校関係者や教師は視野が狭くなりがち、一般社会から見たら非常識になりがちだから、菅野仁先生のような別の分野の専門家からの意見を柔軟...続きを読むに取り入れることが必要だと思います。
自由主義でも復古主義てもゆとり教育でもない、クールティーチャーというスタイルで現場をふまえた提言をまとめた良著。 モンスター化している自分も自戒する必要を感じますが、いまだ方向の定まらない先生方への道しるべとなる内容だけに、ぜひ読んでほしいです。
「クールティーチャー」とは、人柄志向と事柄志向のバランスを上手に図れる先生のこと。事例が現場の先生からのリアルな今の教育現状で、理解に助けられると共に本当に今の日本の普通教育は壊滅寸前だと感じさせられた。徒競走に予選を設けたり手を繋がせてゴールさせることはとんでもない。教育とは常に社会に適応したもの...続きを読むでなければならないという聖職者への教育の徹底が求められる。やはり大学院教授にでもなるか…(なれるのか?←)
クールでリアルな教育論。 ちくまプリマー新書ということもあり、読みやすくまとまっています。 子供の事実的側面を見る「事柄志向」と人格的側面を見る「人柄志向」を評価の際に意識しながら上手く使い分けすべきだということを教えてくれた。 端々に出てくる単語が内田樹的なのは影響を受けているのかな?
とても読みやすかった。 現在の教育方法、教師による差、モンスターペアレント・・・。 どこか根本がずれているのに、気付けない大人たち。 自分自身もどこかで、学校に対して求めすぎていたのかもしれない、と思った。
読んでみて、目からうろこの連続。そもそも学校制度はどんな目的で作られたのか、改めて確認することができたのが収穫。「人柄志向」よりも「事柄志向」を、というのも頷けます。
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