友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

770円 (税込)

3pt

友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり”を築けるようになるための本。「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す、実用的社会学の本。

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友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える のユーザーレビュー

社会学者である著者(故人)が、10年以上前に書いた本。
お笑い芸人の又吉直樹さんがTVで取り上げ話題に。
日本は、他の国と比較して、「友人重視志向」の傾向が突出して高いのだそうです。
自分自身を高めたい、成功したいなどの意識よりも、親友を得たい、色々な人と付き合い人間関係を豊かにしたいという意識が高いそう。
その一方で、友達が多いのに寂しい、恋人や家族との関係が上手くいかないと悩む人も多い。
様々な悩みや疑問のヒントが書かれています。
同じでなければならないのではなく、違いを受け入れること。
親しくなければならないのではなく、適度な距離で関わること。
完全な自由ではなく、適正なルールを共有すること。
当たり前だと思っていた思い込みを捨てることで、新しい心地よい人間関係を見つけられるかも。
元々は学生向けを想定して書かれていますが、大人にもオススメの本。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    仕事で使えそうかも!と思い購入して数年後、ようやく読みました。

    書かれたのは17年前ですが環境は今と変わらず。
    特に今のこどもたちは、ネットの発達のおかげか早熟で賢いです。
    もしかしたらもっと複雑になっているかも…

    早くに大人になってしまうからこそ、響く言葉もあるのかも。
    たとえば、「コミュニケ

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    改めて人との関係、自分を見つめ直すきっかけになりましした。今までの私は他者という認識が薄かった気がします。認識を深めることで、上手な距離感を保てるようにしていきたいです。また、異質性には「並存性」を合言葉に付き合っていきたいと思いました。


    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    「自分と他人は違う」という当たり前のことを、私たちはどこかで忘れてしまっているのではないか。分かり合えないこと。それが人間関係の前提だと語ります。だからこそタイトルが「友だち幻想」なのでしょう。

    100%分かり合うことはできない。むしろ、わかり合えない前提に立ったときに初めて、相手を気遣い、関係を

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    人との距離感って大事だと思う。近づきすぎても窮屈だし、遠いと寂しい。認めてもらいたいという承認欲求も大事にしたいが、一緒にいて楽しいという交流を増やしたいと思った。
    どれくらい努力すれば本当の楽しみが得られるか示してあげるのも大人の役割だとあって、本当にその通りだと思った。
    心に迫る重い話が多かった

    0
    2025年01月08日

    DrZ

    欅坂のambivalent?

    欅坂46のambivalentの歌詞の内容の解説みたいだ!

    0
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    人で関わり方を、改めて考えさせられる本です。

    他社承認されたい、同時に他者が脅威に感じる。
    そのような思いは、学校が以前は小さな村の情報の源泉のようになっていたからかもしれない。

    その場にいない人の悪口を言うスケープゴート悪口。
    これは、共通の敵?を作って信頼を確かめ合う行為らしい。

    人への妬

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    中学生の娘に参考になればと買って、娘に読ませる前に読んだ。
    自分と全く同じ考えの人はいない、いるとすればそれはもはや自分か自分の分身。
    精神的に大人になったように見えても中高生には親の精神的サポートは必要。
    挨拶はむしろ敬遠のためにもするべし。

    具体的な付き合い方については書かれていなかった。

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    本書から、世の中の「当たり前」が
    もしかしたら「当たり前ではない?」と
    一歩引いて考える大切さを学んだ。

    著者は「学校でみんな仲良く」は昔のこと、
    現代ではむしろ同調圧力に苦しむ人も
    いるという。
    また、学校では教えてくれない事として、
    気の合わない人とも並存しなければならない事、
    君にはこうゆう

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    「一年生になったなら
     一年生になったなら
    友だち100人できるかな」

    例の歌に 
    そんなことないだろ
    それは違うだろ

    と 思っていたならば
    ぜひ ご一読のほどを

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    私は交流そのものの歓びに幸せの99%を見出してるかもと思った。
    みんな仲良くが机上の空論なのには同意。最低限のルールを守ってうまく折り合いをつけて生きることと(ルール関係)、無限の可能性が必ずしもあるわけではないこと、他人はどこまで言っても他人であるこ(話してもわからないこともあること)は、子どもに

    0
    2025年06月17日

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