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社会学者である著者(故人)が、10年以上前に書いた本。
お笑い芸人の又吉直樹さんがTVで取り上げ話題に。
日本は、他の国と比較して、「友人重視志向」の傾向が突出して高いのだそうです。
自分自身を高めたい、成功したいなどの意識よりも、親友を得たい、色々な人と付き合い人間関係を豊かにしたいという意識が高いそう。
その一方で、友達が多いのに寂しい、恋人や家族との関係が上手くいかないと悩む人も多い。
様々な悩みや疑問のヒントが書かれています。
同じでなければならないのではなく、違いを受け入れること。
親しくなければならないのではなく、適度な距離で関わること。
完全な自由ではなく、適正なルールを共有すること。
当たり前だと思っていた思い込みを捨てることで、新しい心地よい人間関係を見つけられるかも。
元々は学生向けを想定して書かれていますが、大人にもオススメの本。
Posted by ブクログ
小学生高学年、中高生の時に読んでいたら青春時代と呼ばれるものが変わっていたのではないかと思う本だった。
みんな仲良くしましょう、というスローガンのもと愚直に頑張っていたが本当に必要だったのは苦手な人との適切な距離感だったなんて、あの頃の自分が聞いたら驚くと思う。そういう子たちとこそ仲良くなろうと躍起になってしまっていたので。
特に面白かったのは、そこにいない第三者の陰口をいうことで、その場にいる二人の親密度を高めるという手法があるということ。普段仲が良さそうな二人がなぜ片方がいない時に私に不在の子の陰口を言うのか全くわからなかったので、このような原理が働いていたのかと思わず膝を打った。
娘さんがいる家庭では必読と言えるような本だと思います。
Posted by ブクログ
仕事で使えそうかも!と思い購入して数年後、ようやく読みました。
書かれたのは17年前ですが環境は今と変わらず。
特に今のこどもたちは、ネットの発達のおかげか早熟で賢いです。
もしかしたらもっと複雑になっているかも…
早くに大人になってしまうからこそ、響く言葉もあるのかも。
たとえば、「コミュニケーション阻害語」
目の粗い言葉でざらりと不安感のある言葉より、少しずつ目を細かくしていき「生のあじわいの深度を深める」言葉を自分のものにしていく。
自分の気持ちに的確な言葉を充て、輪郭を与えるためにもものすごく必要。本を読むことでも身につきますからね…!
教職に就くみなさんにもぜひ読んでいただきたい作品でした。
Posted by ブクログ
「自分と他人は違う」という当たり前のことを、私たちはどこかで忘れてしまっているのではないか。分かり合えないこと。それが人間関係の前提だと語ります。だからこそタイトルが「友だち幻想」なのでしょう。
100%分かり合うことはできない。むしろ、わかり合えない前提に立ったときに初めて、相手を気遣い、関係を丁寧に築く姿勢が生まれるのだと思います。では、なぜそこまでして人間関係を作るのか。その理由は「幸せのため」なのだと思う。孤独を避けるため、互いに支え合うために、人は苦労をしても関係を結ぼうとするのだと感じた。
また「人から覚えてもらおうとしない」、これでいい。相手の心を操作しようとするのではなく、自分ができることを自然に差し出す。その積み重ねこそが、人間関係を少しずつ温かいものにしていくのだと思います。
『友だち幻想』は、人との距離感に悩むときに、自分を見直すヒントを与えてくれた一冊でした。
Posted by ブクログ
「いくら心を許せる人間でも、自分とは違う価値観や考えを持っているのは当たり前」
文字で見ると当たり前のことだけど、人付き合いとなると忘れてしまいがち。全て合わせないとと思いがちな自分にとってすごく肩の荷が降りた。
職場の人間関係に苦手意識があったけど、みんな他者の集まりなのだから、と楽にできるようになった気がする。
楽に手に入れたものより、苦労を経て手に入れたもののほうが喜びが大きいというような内容があり、
苦手(と勝手に思ってた)コミュニケーションも頑張ってみようかな、とか、本も読み続けようとか思えた。
褒めて育てられて、なんでも自分が1番になりたいと思ってしまう承認欲求に悩んでいたけど、
上には上がいる
という言葉も今の自分に必要な言葉だった。
すごく読みやすい一冊。
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ビジネス・実用
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