友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

ビジネス・実用
792円 (税込)

3pt

友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり”を築けるようになるための本。「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す、実用的社会学の本。

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友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える のユーザーレビュー

社会学者である著者(故人)が、10年以上前に書いた本。
お笑い芸人の又吉直樹さんがTVで取り上げ話題に。
日本は、他の国と比較して、「友人重視志向」の傾向が突出して高いのだそうです。
自分自身を高めたい、成功したいなどの意識よりも、親友を得たい、色々な人と付き合い人間関係を豊かにしたいという意識が高いそう。
その一方で、友達が多いのに寂しい、恋人や家族との関係が上手くいかないと悩む人も多い。
様々な悩みや疑問のヒントが書かれています。
同じでなければならないのではなく、違いを受け入れること。
親しくなければならないのではなく、適度な距離で関わること。
完全な自由ではなく、適正なルールを共有すること。
当たり前だと思っていた思い込みを捨てることで、新しい心地よい人間関係を見つけられるかも。
元々は学生向けを想定して書かれていますが、大人にもオススメの本。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    社会人最初の10年くらいで経験して実感したことが、この一冊に言語化されていた。

    特に、仲良くなることが目的の友人や家族と、スポーツや仕事を一緒にこなしていく仲間とでは、付き合い方も変わる。それがわかれば、素直に協力を頼んだり、学んだりできて、成長できる機会が劇的に変わると思うし、もっと若い頃に知っておきたかった。

    若手が過ぎれば皆がわかる感覚を、子ども向けにまとめてあるのは凄い。人間関係で悩んだり、不安を感じる全てのひとにオススメ。

    0
    2026年08月18日

    Posted by ブクログ

    小学生高学年、中高生の時に読んでいたら青春時代と呼ばれるものが変わっていたのではないかと思う本だった。

    みんな仲良くしましょう、というスローガンのもと愚直に頑張っていたが本当に必要だったのは苦手な人との適切な距離感だったなんて、あの頃の自分が聞いたら驚くと思う。そういう子たちとこそ仲良くなろうと躍起になってしまっていたので。

    特に面白かったのは、そこにいない第三者の陰口をいうことで、その場にいる二人の親密度を高めるという手法があるということ。普段仲が良さそうな二人がなぜ片方がいない時に私に不在の子の陰口を言うのか全くわからなかったので、このような原理が働いていたのかと思わず膝を打った。

    娘さんがいる家庭では必読と言えるような本だと思います。

    0
    2026年02月20日

    Posted by ブクログ

    仕事で使えそうかも!と思い購入して数年後、ようやく読みました。

    書かれたのは17年前ですが環境は今と変わらず。
    特に今のこどもたちは、ネットの発達のおかげか早熟で賢いです。
    もしかしたらもっと複雑になっているかも…

    早くに大人になってしまうからこそ、響く言葉もあるのかも。
    たとえば、「コミュニケーション阻害語」
    目の粗い言葉でざらりと不安感のある言葉より、少しずつ目を細かくしていき「生のあじわいの深度を深める」言葉を自分のものにしていく。

    自分の気持ちに的確な言葉を充て、輪郭を与えるためにもものすごく必要。本を読むことでも身につきますからね…!

    教職に就くみなさんにもぜひ読んでいただきたい作品でした。

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    改めて人との関係、自分を見つめ直すきっかけになりましした。今までの私は他者という認識が薄かった気がします。認識を深めることで、上手な距離感を保てるようにしていきたいです。また、異質性には「並存性」を合言葉に付き合っていきたいと思いました。


    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    「自分と他人は違う」という当たり前のことを、私たちはどこかで忘れてしまっているのではないか。分かり合えないこと。それが人間関係の前提だと語ります。だからこそタイトルが「友だち幻想」なのでしょう。

    100%分かり合うことはできない。むしろ、わかり合えない前提に立ったときに初めて、相手を気遣い、関係を丁寧に築く姿勢が生まれるのだと思います。では、なぜそこまでして人間関係を作るのか。その理由は「幸せのため」なのだと思う。孤独を避けるため、互いに支え合うために、人は苦労をしても関係を結ぼうとするのだと感じた。

    また「人から覚えてもらおうとしない」、これでいい。相手の心を操作しようとするのではなく、自分ができることを自然に差し出す。その積み重ねこそが、人間関係を少しずつ温かいものにしていくのだと思います。

    『友だち幻想』は、人との距離感に悩むときに、自分を見直すヒントを与えてくれた一冊でした。

    0
    2025年08月14日

    DrZ

    欅坂のambivalent?

    欅坂46のambivalentの歌詞の内容の解説みたいだ!

    0
    2018年10月13日

    Posted by ブクログ

    若者も伝統的な価値観にまだまだ囚われているが、それは教える大人側がその意識にとらわれていることと、単純に見えている世界が狭いからだと思う。
    だからこそ苦味を知り、うまみに変えることができた大人は、見えている世界が広いのかなと思った。
    他者との関係を考え、よりよい距離感を見つけて社会に溶け込んでいく。タイトルの「友達」だけでなく、全ての人間関係で言えることが詰まった1冊だった。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    「いくら心を許せる人間でも、自分とは違う価値観や考えを持っているのは当たり前」
    文字で見ると当たり前のことだけど、人付き合いとなると忘れてしまいがち。全て合わせないとと思いがちな自分にとってすごく肩の荷が降りた。

    職場の人間関係に苦手意識があったけど、みんな他者の集まりなのだから、と楽にできるようになった気がする。

    楽に手に入れたものより、苦労を経て手に入れたもののほうが喜びが大きいというような内容があり、
    苦手(と勝手に思ってた)コミュニケーションも頑張ってみようかな、とか、本も読み続けようとか思えた。

    褒めて育てられて、なんでも自分が1番になりたいと思ってしまう承認欲求に悩んでいたけど、
    上には上がいる
    という言葉も今の自分に必要な言葉だった。

    すごく読みやすい一冊。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    ずっと私が思っていた事を整理して言語化してくれたような本でした。
    若い人がこの本を読んで楽になってくれたら良いと思います。

    0
    2026年07月10日

    Posted by ブクログ

    全員と仲良くできるという幻想を捨てて、合わない人とも場を共有するための意識の持ち方や考え方が分かりやすかった。
    中高生をメインの読者層として想定しているので、とても読みやすかった。
    ただ、教師として気を付けることや親として気を付けることなど、その時のライフステージに応じて、色々な部分が響く本だと思う。

    0
    2026年03月31日

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