藤村龍至のレビュー一覧

  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論

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    気鋭の若手による復興とまちづくりの新時代を切り開く論戦の集録。行政に近いテーマだけあって地方政治の役割にふれているのも好感。
    何より、藤村龍至君が鶴ヶ島市での取り組みを紹介していますが、藤縄市長とつなぐのにかかわっただけに、それだけでもうれしい一冊です。

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    2015年02月03日
  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論

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    ネタバレ

    ○NHK(Eテレ)の番組『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』の中から、2013年3月に放送された「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦」の2本を、放送の未公開部分を含めて再構成・書籍化されたもの。
    ○開沼博氏や古市憲寿氏など、1970年以降に生まれた論客(?)により、第1部は東日本大震災からの復興について、第2部は地方の活性化について、それぞれの見解を元に議論。
    ○第1部については、論客それぞれの立場から「復興」についての考え方、実情、今後について、建設的な議論がなされている。特に、「当事者」としての考え方については、大変興味深かった。この当事者意識については、第2部でも登場するため、本書の

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    2013年11月12日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    藤村さんと山崎さんの違いに興味を持ちましたが、本書ではそれほど深く追求されてはいません。広義の目標は共通でも、方法論やスタイルにおいて違う点があると感じますし、その違いを中心に今後もお二人の活動に関心を持ち続けていきたいと思います。

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    2018年10月13日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    studio-L山崎さんの対談本。政治とアーキテクトの取り組んでいる課題は、共通点もある割にアウトプットの美しさが異なってしまうという点は、実はIT業界でもアウトプットへのこだわりという部分では近いものがあるかなと思いました。あと、お金は関係性を切ってしまうという点も共感したところで、確かに「これは貸しだからね」「こないだの借りを返すよ」っていうやりとりはお金を介在させないからこそ楽しくなる部分もあるなぁと思いました。自分の伝え方、コミュニケーションの質についてはまだまだケアするべき点がありますね。

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    2016年03月05日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    ネタバレ

    最近ちょっと注目している藤村龍至とコミュニティデザインでおなじみの山崎亮の対談なので、面白そうだと思って読んでみた。

    ハードものを作らなくても、地域の課題を乗り越えていく手助けを仕事にしている山崎さんが、「つくる仕事」を知らないと「つくらない仕事」はできない、「つくらない」といってもフィジカルなものは作らないというだけで、クリエイティブという意味ではたくさん創っていると語っていたのが印象深かった。

    また、「住民参加」のスキルは相当上がってきているのに、行政側の公共事業への参加の仕方が20世紀型。あたかも公共事業は全部行政ができるかのようにふるまってきた。行政が全部公共的な事業を抱えるという

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    2013年05月10日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    コミュニケーションのアーキテクチュアを設計する。
    「何を目的として」「誰のために」「どうやって」、それぞれについての二人の意見、主張、哲学が悉く異なっているのに、何か共通するものを感じるのは何故なのか。

    同じことを繰り返したり、言い換えたり、アプローチを変えてみたり、テーマをスライドさせたり、何というか・・・小賢しい印象が強いです。

    二人が歩み寄ろうとしているからこそ、そうなってしまうのでしょうか。

    最もしっくりきたのは「物語性」を重視するという点において、二人が楽しみながらそれぞれの仕事をしているし、また建築家やデザイナーは、その部分をこそ語る熱意・技術を持つべきであるというところ。

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    2013年03月21日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    コミュニティから建築へと進んだ藤村さん、建築からコミュニティへ進んだ山崎さんの、つくることと、つくらないことについての対談集。
    学生の頃、有名建築家の設計した建物を見に行き「建築を勉強してるんです」と言うと、たいていそこで働く方が建物の使い心地などを話してくれた。学生だという気安さからか、建物の悪口も多かった。いくら形がカッコ良くても、使う人たちが不便ならば、その建物は存在する意味があるのだろうか?というようなことを考えていたような記憶がある。本書を読んで、その頃のことを思い出した。
    すでに建物を建てれば地域の課題が解決できる時代ではないし、公共建築の数は減る一方だ。建築家は、つくらない世の中

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    2012年10月18日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    コミュニティデザイナー・山崎亮さんと建築家・藤村龍二さんの対談で構成される本である。
    お二人とも建築業界の方なのだが読み進めるほど福祉の視点から学ぶことがたくさんあり、今回はそれを簡単にまとめる

    ●多様な要素を統合してビジョンを描く
     ものをつくれば売れた時代は終わり、今は「作る」「造る」のではなく「創る」時代。そんな時代に前者を専門としてきた建築家(アーキテクト)は何ができるのか。山崎さんはこう述べる

    テクネ―に、設備や法規や予算を代入して、それらを一つに美しく統合(アーク)していく職能が建築家だと言われてきました。アーキテクトだと言われてきました。しかし、これからはものが建たない時代に

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    2023年02月01日
  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論

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    NHK Eテレで放送されていた『ニッポンのジレンマ』
    2013年3月に放送された回の未公開部分を含めた書籍化。

    この番組を知ったときには、もう後半戦というか、残り回数が少なくなっていて。
    もっと早く知りたかった番組でした。

    一度だけ番組の公開収録にも行きましたが、本当に楽しくて有意義な時間で。
    盛り上がる議論というのは、聞いていてとてもおもしろいです。
    もっと続いてほしかったなぁ。

    本書は「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦会議」の2回をまとめたもの。
    当時は東日本大震災の後ということですが、この時の議論が今どこまで実現されているのか。
    そんな風に見てもおもしろかったです。

    難しい

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    2021年07月15日
  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論

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    出てくる話し手がみんな熱心でかなりのレベルの高さが伺える。
    すごく良心的な作品だと思うけど、テーマがテーマ。自分にはとっつきづらいテーマでした。
    東北の被災地復興論と、地域活性化論の二つ。前半の復興論は、おもしろかった。
    もっと「復興」という言葉をいろんな面からとらえてほしい、という専門家の言葉が、印象的でした。復興は、もっとささいなことからであってもいい。

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    2013年11月13日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    【一:定義・これからのあり方】
      アーキ・テクト→ものごとを統合していく仕事。
      物質的に恵まれた今後の日本においては
      隣人とのつながりを生むための方法を、ものをつくることに限らず創出していくことが必要。
    【二:これまでの経緯】
    【三:現在の方法】
      話を拡散も収束もでき、かつ収束させるべきタイミングで話を固めて、決定を積み重ねていける能力が必要。
    【四:これからの教育】
      目的のために、手段を使う。
      思考的ジャンプと技術力の両方が必要。
      エデュケート→人々の中に本来ある価値を引き出す。

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    2013年05月15日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    今求められているアーキテクトの役割。
    それは、物理的なモノを作っていくのではなく、
    新しい状況・価値を創っていくこと。
    そして人をつなげていく。

    2人の主張にはとても共感しました。
    しかし、わたし自身建築に関わっていないので竣工・利益・事務所の話などがさっぱりでした。

    その道の学生向けの本だと思います。

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    2013年04月26日