諸富徹のレビュー一覧

  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    行政、都市計画からみた人口減少時代の自治体経営。民間企業の視点とともに、こちらの視点からも一読しておくのによい。ソフト面からのみで語られがちなコミュニティやまちづくりにハードや規制、税収の観点を入れてくれているのもありがたい。

    あと、学者の方がこういう主張をしてくれていることは心強い。

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    2021年04月04日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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     人口問題については、とにかくその問題は総論で終わりにして具体的な問題については、人口問題はないものとしているのが一般的だ。
     スマートシティなんていう問題についても、結局ことごとく箱物を作って第三セクターは破綻するという実例ばっかりなのだから救い難い。夢のような話でなく、地味だけど、現実を見ているのがよかった。

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    2021年03月26日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    人口減少を迎える日本。それは都市の縮小を意味する。
    この避けられない自体でどのように都市は適応すべきか?をといた本。

    まず著者は人口減少の本格化を以下のように記述。

    「日本社会はこれから少子高齢化する。
    人口はますます減少する。2020年を境に加速する。2050年には1億人をきる。
    大都市圏への人口は集中度があがる。東京都は総人口の10%。南関東全体でいくと30%になる。
    あわせて高齢化も加速。2040年には全自治体の約半数が生産年齢人口(15−64)のほうが少数派になる
    高齢化するのは人だけでなく深刻化する問題が社会資本の老齢化。
    高度経済成長期に大規模な社会資本投資が実施されこれが耐用

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    2019年06月07日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    【ノート】
    ・エネルギー事業の自治体運営による自治体の独自財源の確保と域内での還流。

    ・しっかりした内容だと思った。つまり、あまり浮ついていない。フライブルクがモデルとして出ていた。

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    2018年10月28日
  • 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史―

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    諸富徹『私たちはなぜ税金を納めるのか 租税の経済思想史』新潮社。市民革命以降の欧米の税制の思想史から税金と共同体の関わりを考える一冊。租税は国家が市民の生命財産を保護することの対価と考えたロック。参加し担うから「仕方なく払う」のではない。税制輸入した日本とは対極的だ。

    財務危機が日常化する現在、単純な増税が決していいわけではない。税金を切り口に参加型民主主義を経済の側面から考察する上では、非常に刺激的な一冊。経済行為がやすやすと国境を越えていく現在、著者は租税に関しても国際的な規制(「世界国税庁」)をも視野に入れる。

    ややもすれば感情論で扱いがちなやっかない「税」の問題を本書は、国家や市場

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    2014年02月12日
  • 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史―

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    いわゆる税金ノウハウという本ではなくて、「租税論」的な本です。国家の政策レベルの租税の考え方を述べてます。これはこれで興味深いのですが、手軽に「租税の歴史」を学べるかな?と思った自分にはちょいと荷が重いというか、文章が重かったです。ただ、内容は深みがあるので、がっちり勉強されたい方向きかと思いました。

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    2013年09月03日