諸富徹のレビュー一覧

  • 資本主義の新しい形

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    論旨は明快で納得感があるし、すでに多くが日本の政策に取り入れられつつある。一方で非物質主義は物質を消費しない経済なのかというとそうではないのだろうなと思った。

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    2024年10月03日
  • 税と社会保障

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    少子化問題を紐解く書籍の中で、どのように政府が支援を行うべきかという議論はいくらか触れたが、はたしてその財政を如何に贖うべきかという部分については具体的に考察に及んだことはなかった。

    人口動態の変化に伴い、社会保障の支出先と収入源とのバランスが
    変異するなかでの舵取りは困難を極めるが、現在の資本主義社会の歩みの中で、一つの文明の趨勢が過渡期を迎える中では避けられない課題と言えよう。
    成長との兼ね合いという意味では、税制の仕組みを考案する立場からはそれへの重荷になることを避けるという形の論及は少なかったようにも思う。

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    2024年09月02日
  • 税という社会の仕組み

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    「納税は義務ではなく権利である」が肝になっているけど、市民革命のなかった日本では、どこまでいっても収奪されるだけのものとしか思えない。「公共サービスの対価」ってのは分かるけど、異議申し立ての機会が少なすぎるし、実効力にいたっては皆無だもんなぁ。
    普通サービスに満足できなければ金は払わない。改善要求を突きつけ、改善がなされたなら払うけどね。とにかく払えだもんね。やっぱり収奪なんだよ。

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    2024年09月01日
  • 税という社会の仕組み

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    政治学における税制分野に関して踏み込むまでには食指が動かないが、入門書としての歴史的な前提と今後の向き合い方といった実感的な学習案内としては確かな出来で、機会をみて読み返したい。

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    2024年07月28日
  • 税という社会の仕組み

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     社会科学、特に経済学には苦手意識を持ってきた。
    それを払拭するきっかけを与えてくれたと断言まではできないが、経済の仕組みを税という観点から垣間見せてくれる。
     
     世界と日本の課税制度の歴史を概説しているが、納税という行為を通して、民主主義に参加し積極的に社会を支え、担って行こうという意識を持たせてくれる。

    本書の論点は、「納税を義務と考えるのではなく、権利と考えるべきである」というものだ。

    納税者がその使途に対して発言を行い、改善を求める「権利」を獲得するプロセスだと理解すべき(p16)
    との主張が、個人的には新鮮で引き込まれた。

    索引や参考文献表が備わっていないのが、残念である

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    2024年07月12日
  • 税という社会の仕組み

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    税制の入門書としてとても分かりやすい。税の歴史を抑えつつ、納税者=主権者がどのような姿勢で政治に向き合うべきかを解説してくれている。

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    2024年07月03日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    現在の日本の多くの都市で課題となっている都市経営に関する論点、意見を公平に取り扱った良書。
    実現は難しく先は長くとも書かれた内容を意識して世の中を眺める事は大変有意義と感じる。

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    2023年05月28日
  • 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史―

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    開始:2022/10/31
    終了:2022/11/8

    感想
    税の切り口から経済史、経済思想史を概観する。税は単なる政府財源ではない。あらゆる経済主体に影響を与え、ひいては資本主義の手綱を取る。

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    2022年11月08日
  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力

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    タックスヘイブンとか国際課税について興味がある人向けの本。

    グローバルに事業を展開する主にデジタル分野の多国籍企業に対して現在の国際課税の制度が追いついていないことがよくわかった。

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    2022年09月14日
  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力

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    パナマ文書の公開依頼、GAFAを中心としたグローバル企業の露骨な税金対策が話題となり、その対策のために各国がGAFAへの課税方法を検討している。

    基本的にこうした企業は、無形資産(システムなど)をタックスヘイブンに安値で売却し、その無形資産が価値を生み出しているように見せることで、利益移転をしている。

    無形資産は固定資産などとは違い、正確な価値の算出が難しいため、この戦略に対する対策は現状ない。

    そうした状況下で、OECDを中心とした世界各国が個別課税ではなく、グローバルで共通に課税するスキームを検討している。

    元々課税権は国ごとに個別に規定されており、まさにこの課税権こそが国家権力の

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    2021年09月23日
  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力

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    多国籍企業が租税回避を行っていること、およびそのやり方については、日経新聞等から知ってはいたが、本書を読むとその実態がよく分かる。

    制度上可能であれば当然やるだろう。本書でも触れている通り、常に収益を上げなければならないし、収益に対する株主のプレッシャーもあるからだ。

    しかし税逃れは、税負担の公平性という観点からも決して許されることではない。そこで各国政府または政治経済同盟が、課税の仕組みを作る。それに対し多国籍企業がと、いたちごっこが続いているさまは興味深い。

    この問題を解決するための手段が、タイトルにもなっているグローバル・タックスである。しかし、各国の思惑もあり、うまくまとまってい

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    2021年06月19日
  • 資本主義の新しい形

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    非物質主義的転回、資本の無形化、モノ生産からサービス生産へ。無形資産を生み出せる人間の知的活動が重要になり、それが促進できる「人的資本投資」が最重要。

    モノづくり、マルクス的資本主義の呪縛からの解放。AIに負ける前の束の間の?

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    2020年12月20日
  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力

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    20201204-1230 所得税のフラット化、法人税率の引き下げ、タックスヘイブン利用による租税回避など、現代の税制の抱える問題点を列挙しつつ、旧来の国民国家税制と異なる新し「課税主権」の在り方を展望している。具体的にはEU、国連などの従来の国家の枠組みを超えた国際機関による「グローバルタックス」の現状を紹介している。国際連帯税や金融取引税は自分が税制担当だったころに導入が取り沙汰されていたけど、現在は浸透しつつあるみたいだ。
    後、あとがきにあった志賀櫻氏がなくなっていたことを知り、ちょっとショック…よくレファレンスで利用させていただいたなあ。ご冥福をお祈りいたします。

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    2020年12月31日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    シュタットベルケについて、詳しく書いてあるかなあ、と期待して購読。
    あまりかいてなかった。

    ・成熟都市へ向けて、社会資本、自然資本、人的資本、社会関係資本に投資すべき。

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    2020年05月04日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    読書会の課題図書。
    都市経営の在り方について戦前から現代までのさまざまな事例を紹介。
    公共施設やインフラの老朽化、郊外の空き家問題、駅前を中心としたまちづくりなどの課題にどう取り組むべきか。
    自分たちの住む自治体がどのようなまちづくり計画を立てているか調べるとより理解が深まると思います。

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    2020年01月16日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    人口減少時代を迎え、都市はどのようなまちづくりを行うべきかを述べた本。都市が自前でエネルギー政策を実施し、その収益で社会政策を進めるシュタットベルケという手法を紹介された。資源がない日本で、原子力の使用も見込めず、自由化されたとはいえ東北電力などの大手がエネルギーを牛耳っている状況の中、自治体が独自にエネルギー政策を進めるのは非常に難しく現実的ではないように思う。ただ、手段はいろいろあるとはいえ、なんらかの形で自治体が稼ぐ手法を身につけなければならないことは事実だと思う。住民の意識を高め自律を促すことは、大きな都市であればあるほど難しい。ただでさえ仕事で手一杯な状況である。働き方改革を進め、住

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    2018年12月25日
  • 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史―

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    ●非常に難しかった。しかし、どのような経緯を経て近代国家に租税が課されていったのかがおおよそ理解できた。

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    2018年10月26日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    人口減少だとか社会の変化には興味があるので。

    人口減少都市の将来
    成長型都市経営から成熟型都市経営へ
    成熟型都市経営への戦略
    持続可能な都市へ

    社会関係資本、人的資本、社会資本。
    所有と利用の分離
    縮退都市
    都市公社

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    2018年07月30日
  • 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史―

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    イギリス、ドイツ、アメリカの近代以降の租税論通史の本。ホッブス、ロックにはじまり ニューディール政策、現代の国際租税回避まで、わかりやすく説明されている。それぞれに ドラマがある

    個人の所得に応じた累進課税による所得税、消費(支払能力)を反映した内国消費税、富の再配分としての相続税、独占企業政策や個人所得税の補完としての法人税 、戦時の異常税率などの導入経緯、根拠、歴史的変遷を記述

    次の論述と税金との関係性を整理することから 始まる
    *ホッブスやロックの国家論
    *アダムスミスの国富論
    *ヘーゲルの市民社会の原理

    ドイツ租税論(シュタイン、ワグナー)
    *個人と国家は運命共同体
    *納税=個人

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    2018年07月25日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

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    本書では、自治体における具体的な取組を紹介し、持続可能な都市経営の在り方を模索、提示していく。

    本書の後半の主な内容となる「シュタットベルケ」の記述。

    「エネルギー事業で稼いだ収益を元手に、他の公益的事業に再投資するのが、ドイツのシュタットベルケの特徴である」

    この動きは今、日本にひろがりつつある。そのトレンドをしっかりと捉え、述べている。

    市民参加型の成熟型都市にも。

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    2018年04月11日