あらすじ
日本は今、少子化による縮小再生産の危機にある。ではどうすればいいか。子育て支援政策の検討を通じて税と社会保障の問題を考える。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書は、「おわりに」で著者が書いているように、こども・子育て支援金を題材に、福祉国家として財源をどのように賄うべきかを問題提起している。
社会保険料と消費税が財源として挙がりがちであるが、前者は現役世代に負担がかかることと、後者は逆進的であるという課題を抱えているため、より持続可能な仕組みとして、金融資産、金融所得あるいはキャピタルゲインへの課税を提言している。マイナンバーをフルにする必要があるなど課題も同時に書かれており、説得力がある提言に感じられた。今後、税と社会保障への知識を増やし、改めて本書の提言を思い返してみたい。
Posted by ブクログ
2024.10.26
正論なのだろうとは思うが、気持ちとしては受け入れられない。なぜなら、社会保障の枠組みそのものの見直しをせずに、財源を確保しようという感じに受け取っているから。