吉田類のレビュー一覧

  • 酒場詩人の流儀

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    酒と旅と俳句に彩られたエッセイ。酒とは似つかわしくない、登山のエピソードも多い。この人のテレビ番組は見たことはないが、名前と「酒呑みの人」ということは知っている。

    酒好きでも、強いわけではなさそうだ。エッセイの中では酩酊してしまった経験や、怪我をしたり救急で運ばれたエピソードなどもある。

    俳句の話題を始め文学者の名前や文化人たちとの交流などもあり、酒を愛する作家、といった感じだ。人との出会いがありながらもマイペースで楽しんでいる様子が伝わってくる。好きを仕事にできている羨ましい人生だ。

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    2024年09月30日
  • NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30

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     街の赤提灯で美味しそうにお酒を嗜む吉田類。酒を呑むだけでなく、山も登る吉田類。そんな吉田類が愛する低山を紹介したのがこの一冊。番組「にっぽん百低山」のガイド本である。自分はこの中で、泉ヶ岳(大学時代に登った)、金時山(乙女峠から何度か登った)、鍋割山(低山なのか?先月も登った)の3つしか登ったことがないが、他にも魅力的な低山が数多く掲載されている。低山の魅力は「地域の人々の生活と密着しているところ」と語る吉田類。しかし、山形県の低山が一つも紹介されていないのは残念至極である。

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    2024年03月02日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    酒場詩人として活躍する著者のエッセイ集。これだけ飲み歩いたら、さぞ体には悪いだろうなと思ったら、実は山歩きが趣味で、飲んだ翌朝は里山を歩いていらっしゃるそうです。若いころにはかなりのアウトドア活動もされていたみたいですね。酒場もいいけど、山歩き、俳句、そしてアウトドアでの一杯をテーマにしたようなエッセイも多く読んでみたいです。

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    2023年02月22日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    テレビに出ていて、居酒屋に入り、お客から話しを聞く番組だった。羽鳥慎一モーニングショーの玉川徹は癒やされると言っていた。

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    2022年08月25日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    よく見る番組の「酒場放浪記」の吉田類さんの酒紀行エッセイ。高知は私も三年程住んでいたので高知の酒場「葉牡丹」などが紹介されており懐かしかったー。

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    2021年02月21日
  • 酒場歳時記

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     「酒場という聖地へ、酒を求め、肴を求めさまよう…」でおなじみ(?)、吉田類の本。東京にある、昔ながらのカウンターに大将と女将に常連さん、のような居酒屋について、俳句を交えてエッセイ風に紹介、かと思ったら、俳句がメインになって、酒場俳句について語る、かと思ったら、飲んだ時のエピソードが短編小説風に書かれて、最後に「酒場八十八句集」を味わって終わり、という本。人柄が滲み出るような書きっぷりで、読みやすい。
     BSのあの番組を知らなければ、というか類さんの人柄とかあの語り口を知らなければ、あと店で飲むのが好きでなければ、この本の面白さは言うまでもなく半減してしまうので、割と読者を選ぶ本なのか。逆に

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    2021年01月14日
  • 酒場詩人の美学

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    酒場放浪記で有名な著者。
    てっきり居酒屋紹介もしくは粋な居酒屋の嗜み方を期待していたが、そうではなくて徒然なる日常のエッセイを書く。
    失礼ながら居酒屋好きなただのおじさんと思っていたが、俳人でもあることを知った。あとがきを読むと、4歳での実父との別れに始まり人生の紆余曲折を経て今にいたっている。
    当たり前だが、人生山あり谷ありでそれが今につながっていることを久しぶりに認識させられた。

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    2020年12月12日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    居酒屋立ち飲みや愛好家のアイドル、吉田類さん。TVで見る姿はお調子者で上品なおじさんですが文章にはインテリジェンスが迸っております。酒以外の要素が沢山盛り込まれていますが、実は僕は酒場の話だけ読みたかったりするのです。でもこれは本の出来というよりも僕の素養の問題であります。吉田さんは酒場放浪記でいいや。

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    2018年09月13日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    「吉田類の酒場放浪記」を度々見るため、本も読んでみようと購入。
    シーナとはまた違った雰囲気のエッセイに、一緒にお酒を酌み交わしている気分になる。吉田類さんは酒神様の世界に、度々足を踏み入れているように思えた。

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    2018年03月20日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    吉田類さん「酒は人の上に人を造らず」、2018.1発行、東京下町、北海道、福島、京都、愛媛、熊本、パリ、スペインなどの紀行エッセイです。もちろん酒が主役です!

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    2018年02月14日
  • 『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう

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    肩のこらない、魚をテーマにしたエッセイ本。神奈川県逗子市で「魚屋」という地元魚介類を扱う店を営んでいたご主人が、約60の種類の魚について、主に如何にして食したかの経験談を語る。それぞれのエピソードから、著者が魚に対する鋭い味覚を有していることが分かるが、ここまで細かく味が分かるというのはすごいなと思う。釣りも好きだし、スキューバダイビングもするので、ほとんどの魚にはなじみがあるが、食べたことがない、あるいはそもそも食べたりするものだと想像していなかった魚もたくさん登場するので、面白かった。タイトルは意味深だが、おしつけがましい教訓や人生論などは一切なく、著者の語る、それぞれの魚がいかに旨いかの

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    2017年04月28日
  • 吉田類の散歩酒

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    ネタバレ

    吉祥寺、高尾山となじみの場所がメインだったので、読んでみた。
    高尾山はビアマウントしかいかないから、そんなに店があったのかと驚き。
    吉祥寺はまぁかなりわかる範囲なので、特になし。
    門前仲町はあまり行かないからなぁ…角打ちは行ってみたい。
    軽く読むには良い本でした。

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    2017年03月31日
  • 『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう

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    トラフグのページが印象的だった。“噛んでも噛んでも旨みが涌き出てくる、こんな魚はほかにない。フグの味わいは、滋味である。薄造りのひと切れを、心で味わう。”

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    2016年05月15日
  • 酒場詩人の流儀

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    エッセイは、書き手の人となりがよくわかるものが多く、時に小説よりも驚かされることもある。
    紀行エッセイとある。日本全国を駆け巡る著者が酒が結んだ縁を大事にする姿が浮かぶ。
    楽しめた一冊。

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    2016年03月27日
  • 酒場を愉しむ作法

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    酒場放浪記の吉田類監修による新書。一人酒の愉しみ方を教示してくれる1冊。1人で飲むときの作法が身に付く。各地のオススメ酒場も紹介。

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    2015年05月07日
  • 酒場詩人の流儀

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    下町の大衆居酒屋でモツ煮を肴にホッピーとか焼酎を飲んでいるただの酔っ払いと思っていたが、顔に似合わず花鳥風月を愛でるさすらいの俳人。夜中の徘徊だけと思いきや、昼間は山登りの好きなアウトドア派だったのか。思わず納得の川柳を発見。「知らぬ地で 俺も今宵は 吉田類」

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    2015年02月14日
  • 酒場詩人の流儀

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    この方の番組は拝見したことが無いのですが、それでも、お酒と旅のテーマとした内容は理解しやすいです。

    本書の内容は、新聞に掲載された内容を纏めた一冊です。

    各地を回って、お酒とその土地に纏わる話。歴史話から身の上話まで、その内容は多岐にわたって読む人を飽きさせないのでは無いかと思います。

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    2015年02月05日
  • 酒場詩人の流儀

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    ひたすらに居酒屋を紹介するテレビ番組でおなじみの、吉田類氏による紀行エッセイ集。

    おもに仕事で訪れる北海道や北陸、そして吉田氏の生まれ故郷である四国が舞台である。意外な事に渓流釣りや山歩きが趣味とのことで、釣行や山行の様子を描いたエッセイも掲載されている。

    新聞連載の書籍化らしく、短めの文章が多く手軽で読みやすかった。今度はぜひ長編の紀行文にも挑戦していただきたい。

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    2015年01月03日
  • 酒場詩人の流儀

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    「酒場放浪記」で有名な著者のエッセイです。酒ばかり飲んで、好きなことを言ってというイメージでしたが、それ以外にも自然が好きな一面もあり、こんな人になりたいと思わず思ってしまいました。
    海外ではなく日本にも素晴らしい場所がたくさんあるんだということ。その楽しみ方もなるほどと教えられました。

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    2014年11月21日
  • 酒場歳時記

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    BS-TBSで放送されている「酒場放浪記」でおなじみの吉田類による
    酒場と酒場にまつわる著者自身の俳句の本。

    失礼ながら、吉田さんがこのようなきっちりとした文章を書くとは
    想像していなかった。番組の印象から何となくもっともっと砕けた
    文章を書く人だと思っていた。ホント、失礼してすみません。

    読んでいて実に楽しい本ではあるが、例によって吞みたくなるし
    行ってみたくなるのが大問題(笑)。

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    2014年01月05日