吉田類のレビュー一覧

  • 酒場詩人の流儀

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    『新潟日報』や『北海道新聞』に掲載されたものをまとめた本。
    類さんのBS-TBS『吉田類の酒場放浪記』は大好きで見ているが、こうしてエッセイを拝読するのは初めてだった。
    いつもの酒場放浪記での飄々とした姿とは別の顔を見られて嬉しい。
    類さんが山登りや俳句で出会った人々のつながりを見せてもらった気がする。
    たんなる酒飲みおやじではない。
    細やかな感性と観察力、表現力も備わっている人。
    近頃、私も短歌から俳句に興味が移り、下手な句を詠んでいる。
    じわじわと類さんに感化されたかな?
    もちろん、日本酒が大好きです。

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    2015年02月07日
  • 酒場詩人の流儀

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    失礼ながら全国の居酒屋を巡っている方、という先入観だけしかなかった。そんな著者による本書は豊かな表現力に溢れ、山歩きを主題とした紀行文としても趣がある。特に最初の章にある短文は研ぎ澄まされた辛口の銘酒のごとく凛として素晴らしい。

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    2014年12月27日
  • 酒場歳時記

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    酒場。この言葉には酒飲みを引き付ける独特の響きとイメージがある。ハイカラで、粋で、そして暖かい。常連もいれば一現もいて、他にはない世界が存在する。そんな異空間で、歳時を詠むなんて、なんて洒落てるのか。

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    2014年11月23日
  • 酒場を愉しむ作法

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    【立ち飲みロマン】
    リアル本屋で別の本を探していたら、「吉田類」の文字を見つけて思わず購入しました。
    平積みだったので、新刊と思いきや1年以上前に発売された本でした。(←この本屋の店長は酒好きか?)
    大衆居酒屋が情緒豊かで、愉しめるところとして描かれています。すばらしいです。

    私自身がよく行く、赤羽の立ち飲み屋いこいも載っておりうれしくなりました。

    なお、いこいは新店舗がオープンしましたので、そちらもよろしく!(←書評ちゃうやん!)

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    2012年01月21日
  • 酒場詩人の流儀

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    東日本のリアルタイム性なども目に付いたけれど、何より意外なまでの豪胆さと冷徹さがあるなと感じた次第。
    でも酒に呑まれても人が良さげ、まぁそうじゃないと酒飲みとして世を渡っていけんわね。

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    2026年03月20日
  • 酒場詩人の流儀

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    酒と旅と俳句に彩られたエッセイ。酒とは似つかわしくない、登山のエピソードも多い。この人のテレビ番組は見たことはないが、名前と「酒呑みの人」ということは知っている。

    酒好きでも、強いわけではなさそうだ。エッセイの中では酩酊してしまった経験や、怪我をしたり救急で運ばれたエピソードなどもある。

    俳句の話題を始め文学者の名前や文化人たちとの交流などもあり、酒を愛する作家、といった感じだ。人との出会いがありながらもマイペースで楽しんでいる様子が伝わってくる。好きを仕事にできている羨ましい人生だ。

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    2024年09月30日
  • NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30

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     街の赤提灯で美味しそうにお酒を嗜む吉田類。酒を呑むだけでなく、山も登る吉田類。そんな吉田類が愛する低山を紹介したのがこの一冊。番組「にっぽん百低山」のガイド本である。自分はこの中で、泉ヶ岳(大学時代に登った)、金時山(乙女峠から何度か登った)、鍋割山(低山なのか?先月も登った)の3つしか登ったことがないが、他にも魅力的な低山が数多く掲載されている。低山の魅力は「地域の人々の生活と密着しているところ」と語る吉田類。しかし、山形県の低山が一つも紹介されていないのは残念至極である。

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    2024年03月02日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    酒場詩人として活躍する著者のエッセイ集。これだけ飲み歩いたら、さぞ体には悪いだろうなと思ったら、実は山歩きが趣味で、飲んだ翌朝は里山を歩いていらっしゃるそうです。若いころにはかなりのアウトドア活動もされていたみたいですね。酒場もいいけど、山歩き、俳句、そしてアウトドアでの一杯をテーマにしたようなエッセイも多く読んでみたいです。

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    2023年02月22日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    テレビに出ていて、居酒屋に入り、お客から話しを聞く番組だった。羽鳥慎一モーニングショーの玉川徹は癒やされると言っていた。

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    2022年08月25日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    よく見る番組の「酒場放浪記」の吉田類さんの酒紀行エッセイ。高知は私も三年程住んでいたので高知の酒場「葉牡丹」などが紹介されており懐かしかったー。

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    2021年02月21日
  • 酒場歳時記

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     「酒場という聖地へ、酒を求め、肴を求めさまよう…」でおなじみ(?)、吉田類の本。東京にある、昔ながらのカウンターに大将と女将に常連さん、のような居酒屋について、俳句を交えてエッセイ風に紹介、かと思ったら、俳句がメインになって、酒場俳句について語る、かと思ったら、飲んだ時のエピソードが短編小説風に書かれて、最後に「酒場八十八句集」を味わって終わり、という本。人柄が滲み出るような書きっぷりで、読みやすい。
     BSのあの番組を知らなければ、というか類さんの人柄とかあの語り口を知らなければ、あと店で飲むのが好きでなければ、この本の面白さは言うまでもなく半減してしまうので、割と読者を選ぶ本なのか。逆に言えば、類さんの番組を見て、「このおじさん、飲んでばっかりでいいなあ~」とか思う人は読んだら面白い。「いいなあ~」と思っていたけど、撮影の苦労話もあって、やっぱり本当に心底楽しめる訳でもないのね、というのが分かった。「撮影用に利用できるスペースは、カウンター席と壁との間に置かれた小さなテーブルだった。肩幅のある大人にはかなり窮屈で、僕は半身に腰掛けるしかなかった。(略)ひたすら元祖酎ハイや純米吟醸やらで自らを鼓舞し、場に馴染む努力を強いた。(略)優先されるべきは流儀でなく映像だ。酔いの勢いを借りた笑顔と麻痺した味覚上のコメントをカメラに向かって発言するしかなかった。」(p.100)など。他にも店名はもちろん明かされていないが、まずい料理をさも美味しそうに食べるのが大変、みたいな話もあって、笑ってしまう。
     撮影の裏話的な要素も面白いが、おそらくメインは酒場の雰囲気を俳句とともに表す、ということで、飲みの「流儀」やお酒そのものに関する蘊蓄もたくさん書いてある。「富を誇ったり経歴を披露することは、雑多な人間が集う酒場の話題には向かない。(略)武勇伝や武道歴を、それとなく話題の中にちりばめて誇示しようとする者にもときどき出会う。酒場で、さほど面識のない相手にこれを自慢するのは度量の狭い愚か者のすることである。小心で実力のない者ほど酔うとたちが悪い。」(p.16)というのは、そうだろうなあと思う(とはいえ、こういう酒場、おれは全然行かないのだけれど)。「酔うとたちが悪い」というのは、本当に避けましょう。酔って品が良くなる(?)人になりたい。木場の「河本」(もう閉店してしまったらしい)は、ネコの話が印象的だ。「あるとき、人間の手で腰骨を砕かれたハンジロウが、下半身麻痺のまま前足だけで『河本』の猫窓の下に帰り着き」(p.24)って、なんてことする人間がいるんだ、というところで引っかかって、その後おれの大好きなホッピーの話もあるのだけど、なんか入ってこなかった。次は中野のブロードウェイにあった「八千代」という焼き鳥屋。「旧くて安定した店には、『常連のはじまりは、一見から』というモットーが定着しているからだ。また、過剰な愛想がないのも特徴。」(pp.58-9)という店の一つとして紹介されている。なかなか「常連」になる程の店が作れない(1軒だけそれに近い店はあるのだけど、といっても酒の飲めるピザ屋。でもおれそんなにコンスタントに通わないので…、未だ店主に認められているのかよく分からん)けど、もっとオッサンになったらそういうこと出来るのかなあ。おれにとってはまだ大人の世界。ちなみにおれより10歳上の先輩は、すでにそういう店があって一人で行ったりするのだそうだけど、おれ一人でそういうところ行くのが半年に1回くらいしかないので…。とにかく、過剰な愛想のある店は安定してないってことなのか、とか色々思った。あとホッピーとともに大好きなハイボール(というか、プリン体&糖質を気にしているだけなのだけど。本当に好きなのはビールです)。「ハイボールの名称は、アメリカの荒野を走る鉄道の駅で乗客向けのサービスととして用意した炭酸水(ノンアルコール)のような飲み物が由来らしい。それが飲める場所を示すために目印として揚げた風船、いわば小さなアドバルーンの役目を果たした高い(High)・球体(Ball)からとされる。」(p.78)って、そうなのか。全然知らなかった。でもhighballよりはやっぱりwhisky and sodaと言うのが英語では一般的だそうで、「ハイボール」の名称が日本でこんなに流布しているのが不思議だ。そしてこのハイボール、というか酎ハイで「天羽飲料のエキス」(p.81)というものが飲める店があるらしく、一度飲んでみたいかなあ。お酒の話がひと段落して、類さんの酒飲みエピソードの話もあって、面白い。特に面白いのは「ハードボイルドな一夜」(pp.155-8)の話かなあ。ずっと酒飲んでたら、こんな目にも遭うのか。最後の「あとがき」のところで、「この頃、年を経るごとに自分が意地悪爺さんに向かっているような気がしてならない。優しい人と言われれば、素っ気なく振る舞ってしまい、山好きかと問われれば下町が恋しいと答えてしまう。これは江戸っ子気質の一種"天邪鬼"というやつらしい。これではますますいばらの道を択んで歳を重ねていくしかなさそうだ。」(p.188)とあって、テレビの類さんはそんな感じじゃないので、意外(年を重ねて、と言ってもこの本既に16年以上前の本だけど、今はどういう心境なんだろうか)。でも類さんの場合は、人間臭さがあっていいんじゃないかなあ、とか。
     という、酒飲みの本が2021年一発目の本になってしまった。なかなか外の店にも行けない時期なので、類さんのテレビを見ながら雰囲気を楽しもう。(21/01)

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    2021年01月14日
  • 酒場詩人の美学

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    酒場放浪記で有名な著者。
    てっきり居酒屋紹介もしくは粋な居酒屋の嗜み方を期待していたが、そうではなくて徒然なる日常のエッセイを書く。
    失礼ながら居酒屋好きなただのおじさんと思っていたが、俳人でもあることを知った。あとがきを読むと、4歳での実父との別れに始まり人生の紆余曲折を経て今にいたっている。
    当たり前だが、人生山あり谷ありでそれが今につながっていることを久しぶりに認識させられた。

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    2020年12月12日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    居酒屋立ち飲みや愛好家のアイドル、吉田類さん。TVで見る姿はお調子者で上品なおじさんですが文章にはインテリジェンスが迸っております。酒以外の要素が沢山盛り込まれていますが、実は僕は酒場の話だけ読みたかったりするのです。でもこれは本の出来というよりも僕の素養の問題であります。吉田さんは酒場放浪記でいいや。

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    2018年09月13日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    「吉田類の酒場放浪記」を度々見るため、本も読んでみようと購入。
    シーナとはまた違った雰囲気のエッセイに、一緒にお酒を酌み交わしている気分になる。吉田類さんは酒神様の世界に、度々足を踏み入れているように思えた。

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    2018年03月20日
  • 酒は人の上に人を造らず

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    吉田類さん「酒は人の上に人を造らず」、2018.1発行、東京下町、北海道、福島、京都、愛媛、熊本、パリ、スペインなどの紀行エッセイです。もちろん酒が主役です!

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    2018年02月14日
  • 『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう

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    肩のこらない、魚をテーマにしたエッセイ本。神奈川県逗子市で「魚屋」という地元魚介類を扱う店を営んでいたご主人が、約60の種類の魚について、主に如何にして食したかの経験談を語る。それぞれのエピソードから、著者が魚に対する鋭い味覚を有していることが分かるが、ここまで細かく味が分かるというのはすごいなと思う。釣りも好きだし、スキューバダイビングもするので、ほとんどの魚にはなじみがあるが、食べたことがない、あるいはそもそも食べたりするものだと想像していなかった魚もたくさん登場するので、面白かった。タイトルは意味深だが、おしつけがましい教訓や人生論などは一切なく、著者の語る、それぞれの魚がいかに旨いかの愉悦の体験を脳内に再現しながらさらりと読み終えた。

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    2017年04月28日
  • 吉田類の散歩酒

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    ネタバレ

    吉祥寺、高尾山となじみの場所がメインだったので、読んでみた。
    高尾山はビアマウントしかいかないから、そんなに店があったのかと驚き。
    吉祥寺はまぁかなりわかる範囲なので、特になし。
    門前仲町はあまり行かないからなぁ…角打ちは行ってみたい。
    軽く読むには良い本でした。

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    2017年03月31日
  • 『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう

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    トラフグのページが印象的だった。“噛んでも噛んでも旨みが涌き出てくる、こんな魚はほかにない。フグの味わいは、滋味である。薄造りのひと切れを、心で味わう。”

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    2016年05月15日
  • 酒場詩人の流儀

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    エッセイは、書き手の人となりがよくわかるものが多く、時に小説よりも驚かされることもある。
    紀行エッセイとある。日本全国を駆け巡る著者が酒が結んだ縁を大事にする姿が浮かぶ。
    楽しめた一冊。

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    2016年03月27日
  • 酒場を愉しむ作法

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    酒場放浪記の吉田類監修による新書。一人酒の愉しみ方を教示してくれる1冊。1人で飲むときの作法が身に付く。各地のオススメ酒場も紹介。

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    2015年05月07日