あらすじ
会社の同僚と、古くからの友人と、ときには一人でふらっと訪れた先で見ず知らずの他人と、触れ合い、語らう酒場。全国の酒場を知り尽くしているからこそ語れる、酒場での振る舞いと嗜みには、奥深く、気付かされることが多い。簡便な新書スタイルで軽妙洒脱な文章とともに酒場のディープな薀蓄とノウハウを堪能でき、酒場での時間がより有意義になる“酒道のバイブル”。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
吉田類さん監修、自由酒場倶楽部:著
酒場を愉しむ手引書かも。
「吉田類の酒場放浪記」でも感じるけれど、
お酒を愉しく、適量を飲み、美味しい肴を頂くことで、元気をもらえる気がします。
あとがきにもありましたが、
<総じて酒場の愉しみ方の基本は「ツウぶらないこと」だ。>
納得です。
初めてのお店では、店員さんに素直に聞いたほうがいい。
そう思いました。
Posted by ブクログ
自分のやっていることはデジタルなことが非常に多いけれど、もし許されるのであれば、この本を片手に酒場を放浪して、カウンターの隅っこで酒をちびちび飲みなら読んでみたい、ということを思わせる本でした。
僕がこの人の本を読むようになったのはテレビ番組が書籍化された『酒場放浪記』を手にとって読んでからなのですが、彼の語る酒にまつわる薀蓄や酒の飲み方、そういうもろもろのことが酒のにおいとともに昇ってきて、読んでいるだけでも酔っ払いそうになります。酒の作法とか、酒席での振舞い方。そういうものは学校では教えてくれませんでしたからね。
僕は体育会の人間ではないのであんまりこういう酒の席には縁遠かったんですよね。本格的に酒を飲んだのは社会に出てからでした。できればそういうことをする前に出会っておきたかった本ですね。この本に掲載されている居酒屋は東京にあるものが多いんであそこも行きたかった、ここも行きたかったと思いながら読んでいます。そして、ここに書かれている文豪と酒とのエピソードもまた面白く、特に永井荷風の
『人生に三楽あり。一に読書、二に好色、三に飲酒』
と言うのはなるほどなぁ、と頷きながら読んでいました。
彼らのようにこういう飄々とした人生を歩みたいなと思いながら、ずいぶんあくせくと生きている今日、このごろです。
Posted by ブクログ
吉田類さんの「酒場を愉しむ作法」(2010.9)、再読です。雪見酒、花見酒、月見酒、日本人ならではですね(^-^)そして、横丁の一杯飲み屋のあたたかさ、有難いです! 永井荷風(1879~1959)の人生に三楽あり。「一に読書、二に好色、三に飲酒」二は経験ありませんがw、一と三は大いにうなずけます(^-^) 良寛さん(1758~1831)の「ほろ酔ひの足もと軽し春の風」もいい感じ(^-^)
Posted by ブクログ
【立ち飲みロマン】
リアル本屋で別の本を探していたら、「吉田類」の文字を見つけて思わず購入しました。
平積みだったので、新刊と思いきや1年以上前に発売された本でした。(←この本屋の店長は酒好きか?)
大衆居酒屋が情緒豊かで、愉しめるところとして描かれています。すばらしいです。
私自身がよく行く、赤羽の立ち飲み屋いこいも載っておりうれしくなりました。
なお、いこいは新店舗がオープンしましたので、そちらもよろしく!(←書評ちゃうやん!)