紗倉まなのレビュー一覧

  • 春、死なん

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    冒頭の医師との会話がコミカルだけど二世帯住宅への価値観など徐々に話が重くなっていく。
    息子の思う親孝行は実際の親を見ていない。

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    2025年11月16日
  • 春、死なん

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    独居老人でもないのに妻を喪って以来精神的孤独を募らせる男の心理描写が素晴らしい。世代も性別も違う人間の気持ちがなぜこうもわかるのか。若い人にはピンと来ないかもしれないが、50代の自分には切実な物語だった。

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    2023年11月20日
  • ごっこ

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    3遍とも素晴らしいが、一番短編としての完成度が高いのは表題作だと思う。彼氏の自殺に付き合っていた主人公が次第に彼氏以上の狂気を発動させていく。高速の横断幕が帰りは逆の順番で出てくるシーンも上手いなぁと思った。純文学的香りを漂わせながらも読みやすい文章もいい。ただ、浅学の自分には読めない漢字が多く終始スマホが手放せなかった。

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    2023年05月26日
  • 働くおっぱい

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    すごく真面目な人なんだろうなあと思う
    真面目で、ひとつひとつを消化して
    次に行くひとなんじゃないかなと。
    だから文章というツールはとても相性が良さそうだなと。

    おもしろかった。
    一話一話のなかにあるストーリー性と展開。

    個人的には学生時代からの友人と、
    大人になってお酒を飲み交わしたときの話がエモい。
    あるよね、大人になったからできる関係構築。

    あとは「働く」観もしみじみ。
    いろんな場での活躍を期待。

    余談だが、
    カバーを外して電車内で読んでいたものの、
    章のタイトルが割と大文字なので
    隣の人にびっくりされるのでは?という部分もあり。

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    2019年06月15日
  • 働くおっぱい

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    まず秀逸なタイトルに惹かれます。著者のお仕事や内面ポップに表現されていますが、闇の部分も…読んでみたい。珍おっぱい図鑑と珍乳首図鑑と分けてあるのも、こだわりを感じました…!

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    2019年06月11日
  • 最低。

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    ネタバレ

    芸能人(作家が本業でない人)が書いた小説を読むのは初めてだったけど、叙情的でのめり込んでしまった。どんどん読み進めて最後のほうは終わるのが惜しくてペースダウンしてちょっとずつ読んでた。
    北海道や石川県の景色も想像しやすかった。
    もっとたくさんの作品を読みたい。

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    2018年01月31日
  • 最低。

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    連作短編。「春、死なん」で随分と自由に書く人だと思ったので、こちらは読者に媚びるように感じた。
    読みやすいけれど予想外。

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    2025年12月01日
  • 働くおっぱい

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    素朴なエッセイ。読み手が著者というのも良かった(オーディブル)。学生時代は友だちのためにノートを取り、予想問題まで作って見せたというところ、俳優業につく人はやはり、と思いました。研究熱心さが演技、役作りには欠かせないと。読み始めたのは「べらぼう」の影響大。花魁たちも貸本を読み、教養豊かだった、その舞台裏を現代のAV俳優に置き換えてみたのです。

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    2025年07月12日
  • うつせみ

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    あまり期待しないで読んでみたが、これがなかなか読ませる一冊だった。老いてなお美容整形に嵌る祖母と、なんとなく売れないグラビアタレントを続ける孫娘。空気感がいい。

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    2025年03月14日
  • 最低。

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    ネタバレ

    現役AV女優さんだからこそ書き上げることができる生々しさなんじゃないかと思いました。
    "身バレ"や"偏見"、様々な線がAV女優さんとこちら側に深く引かれているような感じがします。
    少し前にTwitter(現X)でもAV女優さんが帽子ブランドとコラボして議論になりましたが、紗倉まなさんのあとがきを読んで真っ先に浮かんだのがこの炎上事件でした。
    どこか他人事のように感じていたものが、一気に身近になったような…AV女優さんと世間の違いはなんだろう、と考えさせられるお話でした。
    恋人との一夜で、ふたりだけが持つ動画を撮影したことがある人だっているでしょう。そんな

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    2024年11月25日
  • ごっこ

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    夢中で読んだわけではないけど、嫌いじゃない、むしろ好きな話。価値観の違う者同士の会話の噛み合わなさみたいなものが面白かった。

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    2024年04月03日
  • 最低。

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    なかなか文章が面白く、実際にAVをやっていないと書けないものだと思う。そういう意味では唯一無二でとてもよかった。形容詞に小文字ぁみたいなのを使うのがなんかすごい違和感があったけど、らしさが出てて楽しく読めた

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    2023年12月15日
  • 最低。

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    面白い。
    オムニバス形式で4つの短編に1人ずつ主人公がいる。
    4人の主人公が合う描写はないが、同じ世界の違う時系列の話となっている。主人公以外の登場人物は複数の短編にまたがって出てくることもある。

    短編なのでそれぞれの話は少しあっさりしている。
    そのため、この後どうなるの?彼女たちの続きの人生も気になる!ってところで終わる。
    それだけ面白いということだと感じた。

    AV、SEX、不倫、ワンナイトラブなどが絡むので、清純な人生を望む自分には時折り胸が辛くなる…

    お話自体は面白いので、紗倉まなの、エロや不貞が絡まない小説も読んでみたいと思った(あるのか知らないが…)

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    2023年04月05日
  • 最低。

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    ネタバレ

    AV女優の方の小説ということで気になって購入。とても読みやすくておもしろかったです。

    この作品を通じてAV女優になる方の心理的部分がなんとなくわかった。

    あとがきの内容も紗倉まなさんの想いが詰まってて知性的な方だなと感じた。


    好きな部分抜粋
    ・大変なときこそ誰よりも余裕をもつべきだと思うの。美味しいもの食べて、ゆっくり考えればいいじゃない。
    ・新婚旅行までが、幸せの絶頂だった。
    ・どこまでも駆け抜けていきそうなほどパワフルだった母の、今では目に見えて弱くなってしまった姿。ずっと、強くいてほしかった。いつまでも。……
    ・まだ十八だった娘が。かわいくて繊細なものを扱うように、たいせつに、丁

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    2022年12月23日
  • 働くおっぱい

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    真面目な本ではないですが,
    いやらしい本でも無いです。

    おカタい仕事をしている自分にとって,
    知らない世界に生きている人のエッセイを読むのは面白いですね。
    (おカタくする仕事には違いないですが)

    ライトな本ですが,
    自分の視野を広げられた一冊でもあります。

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    2021年03月22日
  • 働くおっぱい

    購入済み

    AVも立派な職業だね

    アイドル歌手なみの可愛らしい容姿にもかかわらず、びっくりするぐらいのハードなプレイを披露してくれるAV女優紗倉まなさんのエッセイ。
    木更津高専在学中にAVデビューというちょっと変わった経歴の持ち主。
    木更津高専ってけっこう頭いいし。
    私も昔受けたけど見事に落ちたよ。
    自称エロ屋の彼女は文才もあるし(たとえが実に上手)、日常のあれこれをとても深く考えていて、もはや哲学の領域。
    多少のエロネタを交えつつ、女性の生き方や仕事についての思いが真面目に語られている。
    AV女優も立派な職業として胸を張れるようになって欲しい。

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    2020年12月14日
  • 働くおっぱい

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    昨日、試験が終わった時、きっと読みたくなるだろうと思って鞄に入れておいたのがこの本。Webで連載されていたのを時々読んでいたけど、改めて読んでみて何となく納得。AV女優っていうのは申し訳ないけど特殊な職業だと思ってしまうけど、彼女が紡ぎだすえろい話と微笑ましいエピソードは働く女性が普通に感じる等身大のつぶやきなんだろうなと思わされるものがありました。一番なるほどなと思ったところは、「裸は見せても本心は見せない」というところかな。実は人の気持ちはシチュエーションでも変わることは判っているけど、それでも決して人には曝さない本心っていうのがどこかあるのだろうなとそんなことを感じさせられました。むしろ

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    2019年06月29日
  • 凹凸

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    後半がちょっと冗長だったけど。こそだてするようになってからこういうときちいさいこどもを思うと吐き気がするほど嫌悪感が。でもそういう気持ち悪さをだせる紗倉まなすごすぎる。何歳なのかいったい。

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    2019年06月07日
  • 最低。

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    AV女優を主役というか主軸にした作品。
    他の人も述べたように「あとがき」も含めて一つの作品と思いました。

    親ばれしても続けるAV女優、AV女優のプロデュースをするプロデューサー、AV女優を母に持つ女性など、いたるところにav女優の生き様が見られて、普段は知られないことが知れたいい作品でした。

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    2018年10月13日
  • 最低。

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    AV女優の方が書いた小説ですが、あとがきを読んでいて、彼女の凛とした人柄に惹かれました。

    あとがきのなかで、“桜庭一樹さんという存在は、(中略)私にとってそんな神様になった(p261)”と書いてあり、なるほどと思いました。
    この作品は、彩乃、桃子、美穂、あやこという4章から成り立っていますが、どの女性、女の子も、何かに苦しんで、何かと戦っているように感じました。

    “ポルノ女優だって、スターになれるんだ(p108)”と、応援したい気持ちになりました。

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    2017年10月06日