紗倉まなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白い。
オムニバス形式で4つの短編に1人ずつ主人公がいる。
4人の主人公が合う描写はないが、同じ世界の違う時系列の話となっている。主人公以外の登場人物は複数の短編にまたがって出てくることもある。
短編なのでそれぞれの話は少しあっさりしている。
そのため、この後どうなるの?彼女たちの続きの人生も気になる!ってところで終わる。
それだけ面白いということだと感じた。
AV、SEX、不倫、ワンナイトラブなどが絡むので、清純な人生を望む自分には時折り胸が辛くなる…
お話自体は面白いので、紗倉まなの、エロや不貞が絡まない小説も読んでみたいと思った(あるのか知らないが…) -
Posted by ブクログ
ネタバレAV女優の方の小説ということで気になって購入。とても読みやすくておもしろかったです。
この作品を通じてAV女優になる方の心理的部分がなんとなくわかった。
あとがきの内容も紗倉まなさんの想いが詰まってて知性的な方だなと感じた。
好きな部分抜粋
・大変なときこそ誰よりも余裕をもつべきだと思うの。美味しいもの食べて、ゆっくり考えればいいじゃない。
・新婚旅行までが、幸せの絶頂だった。
・どこまでも駆け抜けていきそうなほどパワフルだった母の、今では目に見えて弱くなってしまった姿。ずっと、強くいてほしかった。いつまでも。……
・まだ十八だった娘が。かわいくて繊細なものを扱うように、たいせつに、丁寧に磨いて育てたというのに。あっけなく、行ってしまうのね。
・人は働くことをやめた途端に何かに憑かれたかのように萎えていく
・わたしじゃなくて、おばあちゃんにとって、かわいいのは、ママ。
・書きたいことをただ書くだけなら、それはただのオナニーです。それならネットに掲載でいいんです -
購入済み
AVも立派な職業だね
アイドル歌手なみの可愛らしい容姿にもかかわらず、びっくりするぐらいのハードなプレイを披露してくれるAV女優紗倉まなさんのエッセイ。
木更津高専在学中にAVデビューというちょっと変わった経歴の持ち主。
木更津高専ってけっこう頭いいし。
私も昔受けたけど見事に落ちたよ。
自称エロ屋の彼女は文才もあるし(たとえが実に上手)、日常のあれこれをとても深く考えていて、もはや哲学の領域。
多少のエロネタを交えつつ、女性の生き方や仕事についての思いが真面目に語られている。
AV女優も立派な職業として胸を張れるようになって欲しい。 -
Posted by ブクログ
昨日、試験が終わった時、きっと読みたくなるだろうと思って鞄に入れておいたのがこの本。Webで連載されていたのを時々読んでいたけど、改めて読んでみて何となく納得。AV女優っていうのは申し訳ないけど特殊な職業だと思ってしまうけど、彼女が紡ぎだすえろい話と微笑ましいエピソードは働く女性が普通に感じる等身大のつぶやきなんだろうなと思わされるものがありました。一番なるほどなと思ったところは、「裸は見せても本心は見せない」というところかな。実は人の気持ちはシチュエーションでも変わることは判っているけど、それでも決して人には曝さない本心っていうのがどこかあるのだろうなとそんなことを感じさせられました。むしろ、色々な意味で「見られる」職業でもあるから、見せない一面があって、心の平衡を保っているのかもしれないとそんな風に思いました。とてもサクッと読めて、それでもちょっと考えさせられて、やはり彼女は頭が良いんだなと改めて感じさせられるエッセイでした。
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Posted by ブクログ
女性(主人公)の気持ちを表現するのが上手いというかリアルだなーと思った。
しかし、友人に直接暴言のようなことは言わないし、思わないよ。先に出産、育児を経験している友達とはいい距離感でいるだけ。自分は自分の生活を送るし、友人の気持ちは分からない時もあるけど、幸せそうでなにより!と思う。
主人公は有里奈にめちゃくちゃ嫉妬している。
犬を育てていることと、自分の子供を育てているとはイコールにならない、という考えは、誰も言ってない、主人公の被害妄想なだけ。
誰かから肯定されたかったのかな?
自分で認めて受け入れていくしかないんだよ…
しかし、親友のライフステージが変わってしまう、というのは非常に寂しいんだろうな。
自分のことを認められないから、親友にとってフレネミーみたいな状態になってるんだろうな。
子育てしてる人たちは、幸せだと感じながら、ライフステージが違う友人には遠慮して、自分の状況あんまり話さなかったりするから、ペラペラ喋る有里奈もフレネミー?(ただ、不安な気持ちを話したかっただけと言っていたけれども)
せっかく親友になれたのに。 -
Posted by ブクログ
友人には同じ土俵で幸せになってほしい。
こんなことを表立って言う人はいないけれど、人生で一度もこの感情を抱いたことがない女性はいないのではないか。
絶対に人には言えないドロドロした感情を言語化した小説だと思った。
私は出来ればライフステージが変わり、相手の立場に共感することが難しくなったとしても、それだけを理由に距離を置いたり、勝手に相手をラベリングしたりはしたくないと思っている。
けれどもいくら頭ではそう考えていても、◯◯ちゃんは子どもがいるからなぁとか、パートナーがいないからなぁとか、全く思わないようにするというのは出来ない。
自分も相手にそう思われてるんだろうなと感じることはよくある。
もうこれは本当にどんなに仲良くても(仲良かったとしても)どうしようもないのだと思う。
だからといって不必要に相手を傷つけていいものでもないし、どこかでお互いに配慮しながら友人関係を続けていくしかない。
もはや配慮しながらでも続くなら全然いいと思う。
大抵、離れてしまうことのほうが多いから。
だけど、何十年後にでも再び交わるような未来が訪れる可能性もあるだろうから、全てを諦める必要もないのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレライフステージと女性の切っても切れない「呪い」の話。主人公の視点から語られる物語は暗めの現代ドラマ風で読みやすかった。
主人公の立ち位置が斬新であるため、よくある女同士のマウント合戦やライフステージの違いで友人と疎遠になる話と異なり、主人公の抱える葛藤が重く苦しい。
主人公の由良は子犬から育てた飼い犬と夫(主夫)とで暮らしており子育てに類似した経験を持っている。飼い犬に対して愛しさを感じている反面、親友の有里奈の妊娠を知り、愛情を注ぐ対象が人間ではなく犬であること、お腹を痛めて産んだ訳ではないことに劣等感を抱き親友への嫉妬心と憎悪を自覚するようになる。
由良と有里奈のすれ違いがリアルに描かれており、文体は軽めだが全体的に曇り空のような憂鬱な雰囲気が漂っている。
最後は由良が自分の日常を見つめ直してありのままを受け止めていく終わり方をしていたが、現実は何も変わっていない。ハッピーエンドというよりも自分の中にある苦々しいを受け止めながら今の幸せを噛みしめる終わり方になっており、現実との折り合いを完全につけられているわけではない点も含めてリアリティがあって良かった。
リアルすぎて読んでいて苦しかったので☆3としたが、女性の苦しみがよく分かる良書だと思った。
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