紗倉まなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
セクシー女優である紗倉まなの小説デヴュー作で、短編四編を収録しています。
第一話は、AV出演が家族にバレてしまった彩乃の物語。第二話は、福平という男にそそのかされるまま事務所を立ち上げた石村という男と、彼がデヴューさせた桃子の関係をえがいています。第三話は、夫との冷めた結婚生活をつづけている美穂がAVに出演することを決意する話。第四話は、かつてAVに出演した過去をもつ孝子とその娘のあやこ、そして祖母の知恵の物語です。
小説家をめざすひとの習作といった印象を受ける表現がちらほら目につきますが、いずれも整った構成になっており、おもしろく読みました。「円空の木喰地蔵」はご愛敬です。 -
Posted by ブクログ
現在、所属している団体が人身売買被害者の雇用促進を行なっている(強制的にさせられている人に対して、これ以上セックスワークをしなくていいように支援しているということ)ので、日本の生産業状態の一つの見方を知りたく読んだ。期待した通り、ポジティブな考え方を含め様々な見方がかかれていたので、読めてよかったな、という作品。
ただ、おそらく著者の「AV業界に対しての偏見を解く」というメッセージが強いがために、マイナスな見方が少なく、多様性という面では視点に書いているように思えた(もちろん一冊に全て含めるのは無理だと思いますが・・・)
闇がある一方、全てが鬱憤としている訳ではないことについて学ぶきっかけには
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