紗倉まなのレビュー一覧

  • うつせみ

    Posted by ブクログ

    美容整形を繰り返すおばあちゃんと、社会に馴染めず売れないグラドルとして人の目に晒される辰子
    「美しくなりたい」のは「美しくなくてはいけない」から
    著者だから描けた物語観でした

    0
    2025年11月19日
  • うつせみ

    Posted by ブクログ

    美容整形を繰り返す祖母とグラビアアイドルをしている孫の辰子。
    美しさとは何なのか、世間で評価される美しさは本当に正しいのか、その中で美しさを追い求め続ける祖母の姿が辰子目線で描かれる、その情景の豊かさと辰子自身の空っぽさの対比に引き込まれて一気読みだった。

    0
    2025年01月10日
  • 春、死なん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わってから登録していなかったので、遅れて登録。

    2本のお話が入っているけれど、どちらも家族の生き方の話。1話目は同居を希望している義母とかがいる人には刺さるのでは。
    女の役割、おじいちゃんの役割、そんなのはあるけれど、それは所詮うわべだけでその下には人間らしい欲だったり、希望だったり生き方があるよな。って思わせてくれた。これが前提としてあるのは当たり前だけれど他人の事となると忘れがちだよなって改めて認識させてくれた。
    帝王切開の傷をみた夫の反応、そんな感じ?ツラいなと思ってしまった。

    0
    2023年10月25日
  • ごっこ

    Posted by ブクログ

    なんかこう読んでて苦しくなる本だなぁと思いました。
    どうしようもない閉塞感を感じるというか。

    あと使われている漢字が時々難しいのがあって、ビックリしました。

    0
    2023年06月19日
  • ごっこ

    Posted by ブクログ

    短編集3篇。
    自殺するのかしないのか、ドライブしながら行きつ戻りつ。年下男との会話で繋ぐ「ごっこ」、W不倫、結婚式の後、行方不明の夫を夫の不倫相手と探す「見知らぬ人」、同性愛の香漂う「はこのなか」。どれも変に冷めながら唐突にスィッチが入って思いもよらぬ行動に出る。面白かった。

    0
    2023年06月09日
  • ごっこ

    Posted by ブクログ

    3つの中編小説が入った一冊。
    表題の「ごっこ」は、一組の自殺願望のある男女が逃亡する車中を中心に描かれた作品。
    2つ目は、不倫しあった夫婦の離婚の話。
    最後は、女同士の友情の話。

    紗倉まなさんの作品初めて読んだけれど、純文学的な色合いが強い。
    かたくて、少し難しい言葉や表現も多い。
    芥川系な雰囲気の本。

    0
    2023年05月18日
  • ごっこ

    Posted by ブクログ

    初めてこの作者の本を読んだ。三つの話が入っている短編小説で、1番目はその後どうなるんだろか。あんまり細かく登場人物の設定がなくて後出しのように出てくる。そして詳しく書かれてないから想像して読むのが得意な人が良いかも。私は読むのに疲れた。文章はすっと入ってくるんだけど、リズムがあってそれが合わないと読みにくい。

    0
    2023年04月16日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    この作品が処女作とは思えないほどの完成度でした。
    最新作『春、死なん』が好評との事で本業より作家に専念したほうがいいのでは?
    映画もあるとの事なのでぜひ見てみたいです。

    0
    2023年03月31日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    全体を通してどこか物悲しさややるせなさみたいなものが漂う。
    決して明るくない。
    けどそれがなんともいえず良い雰囲気を出してると思う。

    0
    2022年10月23日
  • 働くおっぱい

    Posted by ブクログ

    「エロ屋」の世界に「憧れの職業」として飛び込んだ著者。特殊な業界だけど、タイトルにも表れていると思いますが、普通の仕事の1つとして働く女の子の日々をエッセイとして描かれています。

    なので「業界の裏話盛りだくさん!」とか「闇を暴く!」的な本ではありません。

    壇蜜さんの「壇蜜日記」を読んでる感じに近いな、と思いました。

    0
    2021年12月02日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    AV女優紗倉まなの小説デビュー作。
    AVに関わる4人の女性を主人公にした連作短編小説。

    地に足がついていないような、だけどしっかり両足で地面を踏みしめて歩いているような。そんな印象。

    4章「あやこ」がよかった。
    惨めにはなりたくない。母のようになってしまうのか、祖母のようになれるのか。不安は消えないけれど、お互いの嘘に目を瞑って、進まなくちゃいけない。

    あとがき。「これさ、すごくあなたらしいと思ったんだよね。」と友人から渡された本は、桜庭一樹の『少女七竈と七人の可愛そうな大人』だった。

    辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。

    0
    2021年01月11日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AV女優、紗倉まなさんによる短編小説集。タレント本だと思って軽い気持ちで読み始めたが、テーマ設定やストーリー展開など、小説として不自然に感じることは特になく面白かった。AV監督、AV女優を母に持つ娘など主人公の境遇も興味深く、この小説は紗倉まなさんではないと書けなかった文章なのだろうと感じた。

    愛情の形というのに定型はなく、自分がそれぞれ倫理や本能、衝動といった欲望に苛まれながら、それでも自分を見つめて生きていかないといけない、そういったことがテーマかなと思った。

    0
    2020年08月31日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    作者はAV女優でこれが小説デビュー作。
    デビュー作とは思えないほど、良くできている印象。
    4人のAV女優からなる4編の短編小説。
    感受性豊かな文章で、人物の気持ちの傾きや動きを描くのが、上手い。
    作者の気持ちや本との出会いを描いてある、あとがきが良かった。

    0
    2020年07月10日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    セクシー女優である紗倉まなの小説デヴュー作で、短編四編を収録しています。

    第一話は、AV出演が家族にバレてしまった彩乃の物語。第二話は、福平という男にそそのかされるまま事務所を立ち上げた石村という男と、彼がデヴューさせた桃子の関係をえがいています。第三話は、夫との冷めた結婚生活をつづけている美穂がAVに出演することを決意する話。第四話は、かつてAVに出演した過去をもつ孝子とその娘のあやこ、そして祖母の知恵の物語です。

    小説家をめざすひとの習作といった印象を受ける表現がちらほら目につきますが、いずれも整った構成になっており、おもしろく読みました。「円空の木喰地蔵」はご愛敬です。

    0
    2020年05月07日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AV女優な女性たちをとりまく短編小説集。
    作品というよりも、著者のあとがきの方が真実味があっておもしろかった。表紙ほど、エロ描写はなかった。あえてはぶかれているのだろうか。むしろそういうときの思考回路とかをのぞいてみたい気がした。意外と、ふつうの人たちの普通の小説なのだなあという感じだった。それぞれは短くて、読みやすい。

    0
    2020年05月01日
  • 働くおっぱい

    Posted by ブクログ

    AV業界はこうなんです、という内容では無く、著者が一人の女性として、日々感じることや考えることを書くコラム形式。自分とは職業も性別も年齢も異なるので、違った考え方に触れる事ができた。著者の等身大の失敗談や、素直に感じた事がそのまま伝わってくる文章で読みやすい。Audibleで本人の朗読のため、なおさらそう感じたのかもしれない。

    0
    2020年03月08日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    現在、所属している団体が人身売買被害者の雇用促進を行なっている(強制的にさせられている人に対して、これ以上セックスワークをしなくていいように支援しているということ)ので、日本の生産業状態の一つの見方を知りたく読んだ。期待した通り、ポジティブな考え方を含め様々な見方がかかれていたので、読めてよかったな、という作品。
    ただ、おそらく著者の「AV業界に対しての偏見を解く」というメッセージが強いがために、マイナスな見方が少なく、多様性という面では視点に書いているように思えた(もちろん一冊に全て含めるのは無理だと思いますが・・・)
    闇がある一方、全てが鬱憤としている訳ではないことについて学ぶきっかけには

    0
    2019年01月17日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    一度に読み切れるぐらいのライトなストーリーで面白かったけれど、紗倉まな、というブランドから生み出された点が無ければ、特に面白いとは感じなかったと思う。文章はまぁ普通。

    ただ、この作品で描かれた女性たちをまた別の視点から描くと面白いと思う。シーンの切り出し、表現がもっと洗練されればより面白い作品になるのでは?

    紗倉まながオスカーワイルドのような表現をして書いた小説はとっても面白いと思うな。

    0
    2018年12月22日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    病みそうな人は読まない方がいいw
    生々しくて、でもこういう人は絶対身近にいそうだなっていう短編小説。

    0
    2018年01月28日
  • 最低。

    Posted by ブクログ

    紗倉まな『最低。』角川文庫。

    連作短編集という訳でもなく、何か伝わるものがあるかというと、そういうこともなく…現役AV女優による小説デビュー作にして、近日公開の映画原作小説ということらしい。

    綾乃、桃子、美穂、あやこの4人の女性を主人公にしたAVにまつわる短編を収録。

    可もなく、不可もなく。

    0
    2017年09月26日