【感想・ネタバレ】うつせみのレビュー

あらすじ

「もし自分に飽きたなら、いくらでも取り替えてしまえばいいのよ」。美容整形をくり返すばあちゃんは言うけれど、私は、なりたい自分がわからない。見られることの痛みを描く、紗倉まなの最新小説!

周囲に馴染めずバイト先をクビになり、グラビアアイドルの仕事を始めた辰子。
売れっ子の仕事仲間はSNSの評価に神経をとがらせ、79歳のばあちゃんは傷跡を重ねながら整形をくり返す。
ゴールの見えない「美しさ」に追われ、ままならない体と生きづらさを抱える彼女たちは……。
野間文芸新人賞候補となった『春、死なん』に続く、新境地注目作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あまり期待しないで読んでみたが、これがなかなか読ませる一冊だった。老いてなお美容整形に嵌る祖母と、なんとなく売れないグラビアタレントを続ける孫娘。空気感がいい。

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

美容整形を繰り返すおばあちゃんと、社会に馴染めず売れないグラドルとして人の目に晒される辰子
「美しくなりたい」のは「美しくなくてはいけない」から
著者だから描けた物語観でした

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

美容整形を繰り返す祖母とグラビアアイドルをしている孫の辰子。
美しさとは何なのか、世間で評価される美しさは本当に正しいのか、その中で美しさを追い求め続ける祖母の姿が辰子目線で描かれる、その情景の豊かさと辰子自身の空っぽさの対比に引き込まれて一気読みだった。

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2025年01月10日

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