ヘンリー・ミンツバーグのレビュー一覧

  • ミンツバーグの組織論―――7つの類型と力学、そしてその先へ

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    現時点で、25年度に読んだ中で1番面白い本。
    誰もがなんでこんなにうちの会社はダメなのか、なぜあの組織うまくいっているのかと考えたことがあるだろう。そんな疑問にヒントを与えるのが本書。組織の構成要素、
    基本系とそこに働く力を解説している。著者のウィットな物言いもうまく翻訳されており、非常に読みやすい。
    一つ注文をつけるとしたらタイトル。原題に対してちょっと硬すぎるのではないか。

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    2025年09月12日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    「エッセンシャル版 ミンツバーグ マネージャー論」は、本書を内容を圧縮したものです。
    400ページ以上の大作ゆえ読み切るのに時間はかかりましたが、相変わらずミンツバーグ先生からは学びが多いです。

    本書には、病院の看護師長、銀行の会長、国際機関の事務局長、通信企業のセールスマネージャーなど、ミンツバーグ先生が密着取材した8人のマネージャーの「典型的な一日」が付録として掲載されています。

    マネージャー(管理職)は大所高所から計画を立てて指示を行い、組織を導く…なんてことは、本書を読むと幻想だというのがハッキリ分かります。
    マネージャーには常に忌々しい出来事が降りかかる、という記載どおり、それぞ

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    2025年06月13日
  • エッセンシャル版 ミンツバーグ マネジャー論

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    理論からマネジメントを語るのではなく、実在する29人のマネージャーの行動からマネジメントを考察した傑出の一冊。
    著者のミンツバーグ氏は、ドラッカーほど有名ではありませんが、理論ではなく実践を重視する異色の経営学者であり、ドップリとその世界にハマってしまいました。

    マネジメントは、専門技術ではなく「アート・クラフト・サイエンスが合わさった実践の行為」であり、このいずれかが突出しても、あるいは欠けてもマネジメントに弊害があるという指摘はよく心得ておく必要があると思います。
    特にアートの部分はもっと重要視されるべきでしょう。
    ・アート…ビジョン、創造的発想
    ・クラフト…経験、現実に即した学習
    ・サ

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    2025年04月16日
  • ミンツバーグの組織論―――7つの類型と力学、そしてその先へ

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    組織には特徴に応じた型があり、それぞれの型には力学や落とし穴がある。唯一無二の理想的な組織構造はなく、型を理解して組み合わせながら改善し続ける事の重要性を説いている。

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    2025年04月09日
  • ミンツバーグの組織論―――7つの類型と力学、そしてその先へ

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    ネタバレ

    組織には型があると教えられた一冊。冒頭の「効率的なオーケストラ」の例は、笑い話のように思えて、自身もこのような見当違いの示唆出しを行っていないのか、身につまされる思いであった(例: 20人のバイオリン演奏者が全く同じ楽譜を演奏しているのは無駄であり、削減できるはずだ)。
    本書を踏まえた個人的な行動変容は主に2点。1点目は、新規事業や戦略の創出などを議論する場合、必ず組織の型を念頭に置くこと。スタートアップのようなパーソナル型と、大企業に象徴されるプログラム型の組織を一緒くたに比較し、差異分析を行ったとしても、意味のある示唆出しに繋がらない可能性が高い。夫々の組織形態の特徴を理解の上、どの粒度で

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    2024年11月14日
  • ミンツバーグの組織論―――7つの類型と力学、そしてその先へ

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    面白い。

    マネジメントの類型をアップデート出来る。
    ぐちゃぐちゃに見えてた組織にも類型があるし(ウェブ型)
    結婚相手を科学的に決めない理由も決定できる(アート、クラフト、サイエンス)

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    2024年08月19日
  • ミンツバーグの組織論―――7つの類型と力学、そしてその先へ

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    組織とはなにか?どの様な組織が存在し、今後どうあるべきか?をまとめた本。
    組織づくりの要素となるアート、クラフト、サイエンスがあり、これらの組み合わせによって作られる大きく4つの基本的な組織形態(パーソナル型、プログラム型、プロフェッショナル型、プロジェクト型)について述べられている。
    自分が所属した経験のある組織が、プロジェクト型、プログラム型であったが、あるあるの話が多く大変面白かった。

    非常に有意義な内容であるものの、やはり難易度は高めで1回では表面的な所しか理解出来ていないだろう。少し時間を置いて再読してみたい。

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    2024年08月09日
  • これからのマネジャーが大切にすべきこと―――42のストーリーで学ぶ思考と行動

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    初めて全部読んだかも。
    なんだかんだとミンツバーグの本は買っておきながら読んでないことが多いのだが、それは近しい思考だから、内容わかるため?

    マネジャーの仕事以来のファンなのだが、ここ最近の著作は買ってもいない。もう少し積読減ったら読もう。

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    2023年10月01日
  • エッセンシャル版 ミンツバーグ マネジャー論

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    マネージャーとは?を自問自答していた時に、常に手元にあり、勇気づけてくれた本。この本に出会わなければ、今のキャリアにたどり着けていないと感じる。

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    2022年06月08日
  • これからのマネジャーが大切にすべきこと―――42のストーリーで学ぶ思考と行動

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    組織論の大家であるミンツバーグのマネージャーに向けたストーリー集。
    仕事における思考の再整理のヒントを掴みたく、手に取った。
    ショートストーリー形式で、短い隙間時間でも読み進められた。
    内容は、目から鱗というよりは、自分がすでに考えていたことを整理してくれる本であった。
    考えていること、やるべきことを思い浮かべながら、ゆっくり読み進める時間は、とても有意義だった。

    印象に残ったのは、下記の内容。
    ・マネジャーの選考では、候補者にマネジメントされた経験のある人の声を聞け
    ・人は変化するものばかりに目を向けがちだが、ほとんどのものは変わっていない。変わっていないものにも注意を払うべき
    ・IMPM

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    2022年02月15日
  • これからのマネジャーが大切にすべきこと―――42のストーリーで学ぶ思考と行動

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    アイロニックな表現が多用されていますが、それが、また、面白い。
    答えはなくて、グッドなことを続けることでマネジャーとして成長できそうです。

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    2021年05月28日
  • これからのマネジャーが大切にすべきこと―――42のストーリーで学ぶ思考と行動

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    地に足のついたマネジメントに大変共感

    決めるために実行するのではなく、実行するために決める。小さく始めて大きく学ぶ

    雑草型の戦略形成

    リーダーシップよりコミニティシップが重要

    効率化の落とし穴
    コストは便益より数値化しやすいため、単なる倹約の推進になることが多い。

    活力ある経済をはぐくむのは、新しいものを築く人たちであって、既得権にしがみつく人たちではない。民主的な社会の土台を強化するのは、みずからの才覚で成功する人たちであって、生まれながらの特権で地位を手にする人たちではない。
    必要なのは進むべき道をみずから切り開く人達なのである。

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    2021年05月01日
  • エッセンシャル版 ミンツバーグ マネジャー論

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    マネジャーとは何か、あるいは、マネジメントとは何か、について書かれた本はヤマほどあるが、私としては、ミンツバーグが書いたものが、一番しっくりきて好きだ。
    マネジャーには、多くのジレンマ的な状況が待ち受けている。それに、何とか折り合いをつけて成果を出していくのがマネジャーだと思う。
    マネジャーは、教室ではつくれず、さまざまな経験と試練を通じて、マネジャー自身が仕事の場で、仕事そのものと振り返りを通じて学ぶものである。
    こういったことが、ミンツバーグの論のエッセンスだと理解している。
    まさに、その通り。

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    2020年08月14日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    (1回目 2018/11/08)
    タイトル通りの本だった。前半はマネージャの仕事が組織や個人の性質によって異なることを述べつつ、共通して、サイエンスで一刀両断出来るような単純な仕事ではない、ということを書いている。一番大きな学びは、マネージャという仕事がジレンマを抱えながら進めざるを得ない、ということか。全体を通して読むことはできたので、今後は再読を重ねて自分の知識にしていきたい。
    なお、29人のマネージャが、それぞれの環境に適したまったく異なるマネージャとしての役割を果たしていたという事実には、画一的なマネージャー像しか知らない人にとっては励まされるものがあると思う。

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    2018年11月11日
  • エッセンシャル版 ミンツバーグ マネジャー論

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    日々不安を抱えながらマネジメントを遂行している人達にとって安心感を与えてくれる良書ではないだろうか。

    ”成功するマネージャーも欠陥を抱えている。そもそも欠陥のない人間など一人もいない。マネージャーとして成功する人は、欠陥が少なくともその環境では致命的な弊害を生まないのである”

    マネージメント業務は、終わりがなく、忙しい。その中で完璧を目指そうとすると大きなストレスを抱える。その結果全体像が見えなくなり致命的な弊害を生じてしまう。これは、マネジメントとして最悪のシナリオだ。

    そうならないためには、アート、クラフト、サイエンスの三要素をなんらかの形でブレンドさせることが不可欠であると説く。別

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    2015年05月04日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    TOPPOINT 2011年4月号より。


    マネジャーのあるべき姿とは?
    ミンツバーグ先生。

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    2011年10月09日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    見た目以上に読み応えがありました。学生の経験の中でも、思い当たる内容がいくつかあり、非常に刺激的でした。

    これまでのマネジメントを振り返ることと、自分に足りない部分、得意な部分、苦手な部分を見つめることを大いに助けてくれる本です。

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    2011年06月26日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    ミンツバーグ氏の相変わらずの広い視野と深い洞察、そして挑発的な示唆。非常に刺激的な一冊ではあるが、ページ数だけではなく内容の濃さからもそれなりの覚悟が必要。
    高名な経営学者でありながら、常に現場で実態を追い続け、現場を知らずによくもそんな空虚なリーダーシップ論を展開できるものだと、随所に世にはびこるリーダーシップ論への批判が展開されている。
    書店に平積みされているリーダーシップ論に真っ向から対峙するスタンスの為、その類の書を求める人にはオススメしないし、あえてオススメもしたい。

    読み手の脳をフル回転させるミンツバーグの本は疲れます。

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    2011年05月25日
  • 私たちはどこまで資本主義に従うのか

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    社会のバランスを保つには「政府セクター」と「民間セクター」に加えてNPOやコミュニティなどの「多元セクター」が必要だというのが本書の主旨だ。

    確かに政府セクターは口を開けば民営化や競争、市場原理と叫び改革を断行してきたが、実感としては改悪が続いているように思うし、民間セクターは経営指標にがんじがらめで株主に対する利益還元に躍起だが、「勢い」や「魅力」は年々なくなっているように思う。その観点でいくと確かに多元セクターの必要性も理解できる。それはトクヴィルがアメリカのデモクラシーで語った通りだ。

    一方、ではそれをどう実現するか?が課題だ。コミュニティが大事なのは理解できる。しかし、この数十年で

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    2025年11月09日
  • 私たちはどこまで資本主義に従うのか

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    今、資本主義社会が直面している問題がとてもわかりやすく説明されている。民主主義や資本主義が悪いのではなく、バランスが崩れていることが問題で、政府セクターと企業セクターに加えて、多元セクター(ソーシャルセクターと言い換えても良さそう)が力を発揮する必要がある。
    インパクトスタートアップやBcorpなど、社会課題解決に本気で向き合う企業も出てきているが「蔓延している企業の社会的無責任の弊害を、企業の社会的責任を強化することで埋め合わせられると思っている人は、あまりにおめでたい」とバッサリ。
    これからのどんな社会を目指していくかについて多くのヒントがあったが、中でも「やるっきゃない!」の精神(日本語

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    2025年09月20日