ヘンリー・ミンツバーグのレビュー一覧

  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    ・マネジメント:実践の行為-クラフト、アート、サイエンス。「唯一で最善の方法」などない。(p.15)
    ・マネジャーの定義:組織の全体、もしくは組織内の明確に区分できる一部分(部署)に責任をもつ人物(p.16)。ほかの人たちの再考のパフォーマンスを引き出すこと、言い換えれば、ほかの人たちがもっとよく学び、もっとよく決断をくだし、もっとよく行動できるようにすることがマネジャーには求められる。
    ・マネジャーは、電話や会議や電子メールを終えて「仕事に戻る」のではない。こうしたコミュニケーションこそがマネジャーの仕事(p.40)。
    ・マネジャーの仕事には、情報処理の要素がきわめて多い。大量に話すだけでな

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    2021年03月11日
  • 私たちはどこまで資本主義に従うのか

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    原題はrebalancing societyということで、政治と企業の牛耳る社会を、第三セクターNGOなどでバランスのとれた世界に変えていこうとの主張。
    確かに今の社会が資本主義に進み過ぎている感じは受けます。新しい見方を与えるという意味で本書はなかなか有用。
    しかし、第三セクターが本当に有効になることについてイメージが湧かなかった。また、個人としてどうすべきかということもよく分からなかった。
    企業のリーダーシップとして、独善的アプローチよりもコミュニティ重視がうまくいくということについてはなんとなく賛成である。

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    2017年02月05日
  • エッセンシャル版 ミンツバーグ マネジャー論

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    『マネジャーの実像』という450ページにもわたる大著を3分の2ほどのボリュームに編集し直し、加筆が入ったのが本書である。

    先日読んだ『世界の経営学者はいま何を考えているのか』(入山章栄 著)によると、ミンツバーグは経営戦略論の中でもポーターから始まる今主流の"コンテンツ派"ではなく、"プランニング派"に属し、その中でも「考える前にまずはやってみるべき」という学習主義をベースにしている。
    そんなミンツバーグが、29人ものマネジャーの観察を基に、その機能・仕事の仕方などを分類、系統立てた。

    管理をする立場の者にとっては大きくうなずけるであろう内容が多く、

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    2016年03月09日
  • 私たちはどこまで資本主義に従うのか

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    ミンツバーグが説く政府・民間に次ぐ第三の柱、多元セクター。政府と民間の二項対立ではなく、そこに多元セクターであるコミュニティ等が成立することが資本主義・市場経済が活性化すると主張する。経営学者であるミンツバーグから見た経済学という印象を持った。

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    2016年02月01日
  • エッセンシャル版 ミンツバーグ マネジャー論

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    以下の三つを頂点とする「マネジメントの三角形」など、共感しやすい発想を述べている。
    ①アート、ビジョン、創造的発想
    ②クラフト、経験、現実に即した学習
    ③サイエンス、分析、体系的データ

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    2014年11月16日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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     マネジャーについて実際に29人の日常観察を通じてまとめられたマネジャーの実像に関する著書である。分厚い割にはすらすらと読める。ただしまとまっているというより、いろんなことがずらずら書かれているという印象。
     非常に興味深いのはいわゆるマネジメント論(ドラッカー等)のようにきわめてマネジメントを神格化したりするのではなく、実際のマネージャーはコントロールもできていないし、様々なジレンマにも直面しているし、今も昔も変わっていないというようなことが書いてあり、正直ほっとする。ドラッカー等マネジメントとリーダシップを分けるのが一般だが、あくまでリーダシップはマネジメントの一部と言い切る。
     昔も今も

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    2014年11月12日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    マネジメントのプロといったものは幻想に過ぎない、という。
    欠点のないマネジャーなど存在しないと。
    マネジメントは実務を通じて学ぶしかない以上、本書を読んだだけでは何も習得したことにはならないが、ミンツバーグが「現場」から導き出した様々な知見は、マネジャーの背中を押してくれるものだと思う。

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    2014年05月06日
  • マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか

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    何が言いたいのかはっきりしなくて、全然面白くなくって、唯一、サイエンス-アート-クラフトの三角形位がまぁ参考になった。読みかけで置いとくのもなんだかなーと思って、むりやり最後まで読んだら、最後の付章よんでビックリ。付章、むちゃくちゃ面白いじゃないかー。ここだけは一読の価値あり。

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    2011年12月22日