カフカのレビュー一覧

  • 何度も諦めようと思ったけど、やっぱり好きなんだ

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    恋愛で傷を負った時に、SNSでカフカさんの言葉を見つけ、とても心に響いたので本書を読んでみた。

    これは、失恋してすぐ読みたかった。
    でも新しい人ができて読んだ今、やっぱり今の人がいいな、めいいっぱい大切にしようって思えた。
    そして、そう思えてるのは過去の好きだった人たちから学んだ自分がいるから。過去があるから今の自分がいる。本書を読んで、辛かったけど全力で恋をしていた自分を愛おしく思えた。
    今いる大切な人たちに、言葉でちゃんと伝えることを忘れずに生きていきたい。

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    2023年10月30日
  • だから、そばにいて

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     好きな言葉に付箋を貼って、後でまた読み返せるようにしているのですが、気がつくと付箋だらけになっていました。そんな素敵な言葉とたくさん出会えた一冊です。

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    2022年12月05日
  • 変身

    ネタバレ 購入済み

    原作を、忠実にコミカルに再現

    770円出して読んだ甲斐はありました。

    最初に原作を読んで、これが絵になるとどのように表現されるのかが気になり、まんが版を探しました。

    まず「まんがで読破」シリーズの『変身』を読みました。こちらは、原作との構成が大きく変わっていましたが、主人公のやつれ加減や時代背景など上手く組み込まれて描かれていました。ただひとつ、なぜかグレーゴルの元恋人?が出てきていたのは驚きでしたが…うま〜くストーリーがまとめられてました。


    そして、こちらを読みました。
    なんとまぁシュールなこと!!!そして原作に忠実に、文章ひとつひとつと絵がよく合わさって、面白く描かれています。やっぱり大きな虫に

    #怖い #シュール #笑える

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    2021年05月06日
  • ただそれだけで、恋しくて。

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    言葉と一緒に描いてあるイラストも、綺麗で…可愛くて…切なくて……ともかくエモい!!!

    好きになったけど、踏み出せなかったり…向こうが離れてしまったり……
    恋にがんじがらめになってしまって、苦しくて……身動きが取れなくなってしまった心を優しく解いてくれます。



    “「多分」じゃなく「確かなもの」が欲しい。
    「言葉」だけじゃなく「約束」が欲しい。
    「叶わない夢」じゃなく「安心」が欲しい。
    「偽り」じゃなく「本物」が欲しい。
    「優しい嘘」じゃなく「本当の気持ち」が欲しい。
    「誰でも」じゃなく「自分だけのもの」が欲しい。”

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    2018年12月28日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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    悲しい話だった。食べれないのを見せ物にし注目を浴びていたが廃れてサーカスの見せ物になる。
    そこでは動物の檻の前に配置されたのだが動物見たさに素通りする見物人。有名人から一気に転落しそして亡くなると食欲旺盛な豹が入れられて脚光を浴びる。
    この話にははっきりした絵より淡い感じの絵が合うのにと初めて絵に違和感を感じる。

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    2025年11月29日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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    断食で痩せ細っていくのが芸になるのか?
    病気の人なんかはそんな感じでなくなるじゃないか。
    と思っていたら、食べるのが嫌いな主人公の天職だった。
    絵がとてもかっこいいけど、あんまりカリカリに痩せてはないから、合ってるのか合ってないのかよくわからないね。

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    2025年11月08日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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     以前カフカの『変身』を含む短編集を読んだ際、不可解さとともに奇妙に魅力を感じたため別の短編集も読むことにしました。本書はカフカの短編小説が8編も掲載されている薄い本ですが、全体的な感想を述べたのちに各編の感想を書くことにします。
     全体を通じて、意味不明な展開を通じて何らかの隠喩を乗せていることは明確なように思われます。しかし、何が何を意味しているかが全く明確ではないので、人それぞれの解釈が生じるタイプの作家なのでしょう。読まれることで、すなわち、読者との相互作用によってはじめて一つの作品として完結するという意味で素晴らしい小説家なのかもしれません。しかしながら、現代の読者としては、メタファ

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    2025年07月13日
  • 城

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     絶対的な権力として存在する城だが、本作の主人公Kは最後まで城のなかに入ることができず、城の実態は明かされないまま話は終わる。本作でKは城の近くにある村に訪ねてさまざまな人々と出会うが、誰も城という不気味な存在に何の疑問も持たず、日常を過ごしている。解説では、この小説は現代をリアルに描写していると指摘する。

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    2024年12月30日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    田舎医者…。この本は、きつかった。昔、365日拘束されていた頃を思い出しました。20年前、理不尽な患者家族に取り囲まれた恐怖。ただ、私はその後関係を改善できたため理解いただいた後に、取り囲んだ家族に缶コーヒーを差し入れられた時は泣きそうでした。では、無事を祈りながら夜勤に行ってきます。

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    2024年02月27日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    ネタバレ

    短編集。
    仕事しながら書いたって凄いな。

    どれも、??と途中でなる。
    ボイラーマンと断食芸人。
    なんで急にそうなった?というのはボイラーマン。

    ヨゼフィーネは一読だけではほぼ????
    なのでまた読む。
    そして、最後の年表,人生も濃いな。

    婚約と解消,婚約と解消・・・

    ボイラーマン
    話の展開が不思議。カールって女中をって書いてあったけど幼いような。
    ボイラーマンっておじさんがあらわれたところからきゅうに影がうすくなった。
    とられないようとあんなに見張ってたトランクをなぜほとんど見知らぬ人にあずけて傘とりにいった?
    いろいろ?

    断食芸人
    はやってた時代ってどんなやったんやろ。
    廃れた仕事

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    2023年03月20日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    おそらく、大学受験の時以来じゃないかな、変身。そのカフカが書いた短編小説集。訳者のあとがきにもあったけど、こんなにも???な小説家だったのか!ま、そもそも変身だってそうなんだけど、そこまでのインパクトはないんだけど、不思議な小説だった。
    ま、それなりに普通なのもあるのだが…

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    2023年02月18日
  • 何度も諦めようと思ったけど、やっぱり好きなんだ

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    ネタバレ

    心が温まる本。
    叶わない恋や、報われない恋をしていた私にとっては、救われる言葉が散りばめられていました。

    今している恋愛がしんどいんだと
    周りに相談すれば
    全員からやめときなよって言われる。
    幸せになれることはない。
    それは1番私自身がわかってる。
    だから、
    いつのまにか相談する人がいなくなっていた。
    否定されるのが怖くて。

    恋愛コラムを読み、
    SNSでは会ったことのない人に相談し、
    自分で悩み、自分で解決する癖がついた。



    でしたが、この本を読んで心が少し救われた気がしました。
    これでもいいんだ。
    私が決めたんだ。
    と、、、

    彼を想っているだけで罪悪感を感じて
    生活してる時にふと考

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    2020年12月05日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    カフカときましたね。意外。それも断食芸人。乙女の本棚とはあまり親和性がないのでは、というのが読む前の第一印象。
    で、実際に読んでみて、その印象は変わらなかったというのが、正直なところ。断食芸人がこんな美男子なのはどうなのだろう。乙女の本棚とはいえ、やはり違和感はぬぐえなかろう。乙女ではないものが言うのはお門違いなので、乙女の方は気にしないがよろしい。話は面白いと思う。この断食芸人はやはりカフカ自身なのかな。カフカの感じていた悲哀を断食芸人に託したのではないかと思ったので、これからその答え合わせをしてみたいと思います。
    さて、次は堀辰雄らしいですね。楽しみだ。

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    2025年12月21日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、カフカさんとウミ乃さんのコラボ作品『断食芸人』です。ウミ乃さんのイラストは初めて!この作品には、イケメンが登場するという前情報を得ていたので楽しみにしていました(*´▽`*)♡

     ストーリーは、タイトルそのまんま、断食を芸として披露する断食芸人が描かれています。この断食芸人がイケメンなんだけど、ずっとイケメンのままなんですねっ♡ただ、40日間も断食してイケメンとか…私はいいんだけど、どうなんだ??

     ちょっと悲しくて、痛々しいけれど、崇高な印象も持てた作品でした。最期まで確固たる意思を持って断食に臨んでいた「断食芸人」…彼はすごい人です(その裏には悲しい事情もあっ

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    2025年12月20日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    分かりやすく面白い話と、難解すぎる話とが混ざってる。
    救いなのは各話短いので、頑張って読み切ることが出来るところかな…
    巻末でカフカが"自分の作品で価値がある"と言っていたらしい作品は、確かに面白い。
    "流刑地で"と"断食芸人"は分かりやすくエンターテイメントで好きだった。
    最後のヨゼフィーネは何の話かずっと分からなかった… 世の中への風刺のメタファーとかなんかなぁ…

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    2025年10月25日
  • 好きな人が幸せでありますように

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    SNSきっかけで興味を持ち、本屋さんでたまたま目に留まり思わず買ってしまった!!!
    好みはあると思いますが、、、わたしが勝手にイメージしてたのと少し違いました。

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    2025年07月16日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    リアリティをもって語られるカオス

    将校は旅行者の両腕をつかんで、あえぎながら顔をのぞき込んで、深い呼吸をした。話の最後のほうは将校が叫んでいたので、兵士と囚人までもがこちらを見つめていた。話の内容が理解できなかったにもかかわらず、ふたりはお粥を食べる手を止めて、口をモグモグさせながら旅行者の顔を見ていた。

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    2024年06月02日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    「断食芸人」と「流刑地で」で悲しさを感じたが、なぜなのだろうか。
    結末らしい結末がないので、多様な感じ方ができる作品集だ。なかには、本当によく分からないものがあることは否定できない。

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    2023年03月30日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    どこか後味の悪い短編集。これで終わり?って終わり方ばかりで、正直読んでて眠かった。
    確かに読み終わったあと、なんとも言えない充実感と喪失感が残る。これはカフカという有名人が書いてる名著だからだ!ってバイアスがあるからかもしれないけど。

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    2023年03月27日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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     初読の作品
     「ボイラーマン」
     「歌姫ヨゼフィーネ、またはハツカネズミ族」

     「ボイラーマン」が『失踪者』の第一章に相当するということは知っていたし(自分が小説を熱心に読んでいた頃は『アメリカ』として文庫本にもなっていた)、小説らしいと言えば小説らしい展開。

     それに対し、「ヨゼフィーネ」。どうしても何を言わんとしているのか、何の寓意なのか考えてしまう。⁇?

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    2022年07月17日