【感想・ネタバレ】城のレビュー

あらすじ

ある冬の夜ふけ、測量士Kは深い雪のなかに横たわる村に到着する。城から依頼された仕事だったが、城に近づこうにもいっこうにたどり着けず、役所の対応に振りまわされてしまう……。絶望せず、へこたれない測量士Kの奇妙な、喜劇的ともいえる日常のリアルを描いたカフカ最後の未完の長編。最新の史的批判版にもとづく解像度の高い決定訳で贈るカフカの最高傑作。

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Posted by ブクログ

 絶対的な権力として存在する城だが、本作の主人公Kは最後まで城のなかに入ることができず、城の実態は明かされないまま話は終わる。本作でKは城の近くにある村に訪ねてさまざまな人々と出会うが、誰も城という不気味な存在に何の疑問も持たず、日常を過ごしている。解説では、この小説は現代をリアルに描写していると指摘する。

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2024年12月30日

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