カフカのレビュー一覧

  • ブレシアの飛行機/バケツの騎士

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    ネタバレ

    ほとんどがカフカ初期の習作という一冊。
    光文社文庫で先にカフカの作品を4冊翻訳した訳者本人が、予想外に訳すのに苦労したとのこと。
    『私の力不足を棚に上げて、習作ゆえの揺らぎのせいかも、と生意気にも思いました。』
    ま…まああんたほどの実力者がそういうのなら………。

    自分の読む力不足もあってか、正直読みにくい作品も多いです。
    解説にとても納得がいったのですが、ユーモアもあまり含まれていないので、面白みに欠けるのもあり……。
    だけど、「田舎者をだますペテン師の仮面を剥ぐ」とか「酔っ払いと話をする」も初期作品でも好きなものもありました。
    つくづく解説の通りですが、主たるカフカ作品に触れていて、もっと

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    2026年05月15日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    「変身」と比べると、読みにくい。
    面白い順に並べると、ボイラーマン、流刑地で、断食芸人。

    「ボイラーマン」は、冒頭見知らぬ人に預けたトランクがどうなるのか、とか、主人公がボイラーマンのベッドに寝かされたあとどうなるのか、とか、叔父さんを名乗る人は本当に叔父さんなのか、とか、悉く予想を裏切る展開。長編の第一章に当たるらしい。

    「流刑地で」は、全体のおどろおどろしい雰囲気がソビエト連邦のようでもあり、オーウェルの「1984年」のようでもある。

    「断食芸人」は、売れないサラリーマン作家カフカの別バージョンのようなものか。

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    2026年04月05日
  • 城

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    あんまり面白くはなかった。

    測量士として雇われて村にきた筈なのに、なぜか拒絶され、雇い主である城にも全然辿り着けず、いつまで経っても仕事を始められないKの話。
    巡り巡りすぎて、Kの目的が段々あやふやになっていくのを感じた。その感覚は自分にも覚えがある。シンプルに考えればいいものを色々遠回りに考えすぎるから、結局何がしたいのか目的を見失って、なかなか本質に辿り着けない。(それは村人達がKにそうさせてるのか? )

    考えすぎてしまう人≒ネガティブ思考≒絶望名人カフカ

    のような式が成り立つような気がする。

    何もたしかなことがない、不思議な小説だった。

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    2026年02月10日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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    断食を芸にしている男の話。
    はじめは街の一角で見せ物になることで日銭を稼いでいたが流行りが廃れ、やがてサーカスに所属する。しかし、サーカスにおいても断食芸人に目をとめる客はいなかった。
    彼はただ彼自身のために断食をつづけ、周囲からは忘れ去られ、団員がようやく彼の存在に気がついたのち、あっけなく葬られる。彼がいた檻には、猛々しい生命力に満ちた若い虎が新しくいれられる。
    結末だけ聞くとバッドエンドのように思われるかもしれないが、私はほとんど後味の悪さを感じなかった。
    ——
    「きみはなんてやつだろう」と監督は言った。「だけど、どうして断食するしかないんだ?」
    「どうしてかって」断食芸人は少し頭を持ち

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    2026年01月12日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    『変身』でのグレーテではないですが
    主人公の迎えるひっそりとしたラストシーンと
    鮮やかな対比で
    生命力に満ちた豹があらわれるあたり
    カフカだよねぇ・・・という作品でした。

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    2026年01月07日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    カフカときましたね。意外。それも断食芸人。乙女の本棚とはあまり親和性がないのでは、というのが読む前の第一印象。
    で、実際に読んでみて、その印象は変わらなかったというのが、正直なところ。断食芸人がこんな美男子なのはどうなのだろう。乙女の本棚とはいえ、やはり違和感はぬぐえなかろう。乙女ではないものが言うのはお門違いなので、乙女の方は気にしないがよろしい。話は面白いと思う。この断食芸人はやはりカフカ自身なのかな。カフカの感じていた悲哀を断食芸人に託したのではないかと思ったので、これからその答え合わせをしてみたいと思います。
    さて、次は堀辰雄らしいですね。楽しみだ。

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    2025年12月21日
  • 断食芸人(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、カフカさんとウミ乃さんのコラボ作品『断食芸人』です。ウミ乃さんのイラストは初めて!この作品には、イケメンが登場するという前情報を得ていたので楽しみにしていました(*´▽`*)♡

     ストーリーは、タイトルそのまんま、断食を芸として披露する断食芸人が描かれています。この断食芸人がイケメンなんだけど、ずっとイケメンのままなんですねっ♡ただ、40日間も断食してイケメンとか…私はいいんだけど、どうなんだ??

     ちょっと悲しくて、痛々しいけれど、崇高な印象も持てた作品でした。最期まで確固たる意思を持って断食に臨んでいた「断食芸人」…彼はすごい人です(その裏には悲しい事情もあっ

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    2025年12月20日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    分かりやすく面白い話と、難解すぎる話とが混ざってる。
    救いなのは各話短いので、頑張って読み切ることが出来るところかな…
    巻末でカフカが"自分の作品で価値がある"と言っていたらしい作品は、確かに面白い。
    "流刑地で"と"断食芸人"は分かりやすくエンターテイメントで好きだった。
    最後のヨゼフィーネは何の話かずっと分からなかった… 世の中への風刺のメタファーとかなんかなぁ…

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    2025年10月25日
  • 好きな人が幸せでありますように

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    SNSきっかけで興味を持ち、本屋さんでたまたま目に留まり思わず買ってしまった!!!
    好みはあると思いますが、、、わたしが勝手にイメージしてたのと少し違いました。

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    2025年07月16日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    リアリティをもって語られるカオス

    将校は旅行者の両腕をつかんで、あえぎながら顔をのぞき込んで、深い呼吸をした。話の最後のほうは将校が叫んでいたので、兵士と囚人までもがこちらを見つめていた。話の内容が理解できなかったにもかかわらず、ふたりはお粥を食べる手を止めて、口をモグモグさせながら旅行者の顔を見ていた。

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    2024年06月02日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    「断食芸人」と「流刑地で」で悲しさを感じたが、なぜなのだろうか。
    結末らしい結末がないので、多様な感じ方ができる作品集だ。なかには、本当によく分からないものがあることは否定できない。

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    2023年03月30日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    どこか後味の悪い短編集。これで終わり?って終わり方ばかりで、正直読んでて眠かった。
    確かに読み終わったあと、なんとも言えない充実感と喪失感が残る。これはカフカという有名人が書いてる名著だからだ!ってバイアスがあるからかもしれないけど。

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    2023年03月27日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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     初読の作品
     「ボイラーマン」
     「歌姫ヨゼフィーネ、またはハツカネズミ族」

     「ボイラーマン」が『失踪者』の第一章に相当するということは知っていたし(自分が小説を熱心に読んでいた頃は『アメリカ』として文庫本にもなっていた)、小説らしいと言えば小説らしい展開。

     それに対し、「ヨゼフィーネ」。どうしても何を言わんとしているのか、何の寓意なのか考えてしまう。⁇?

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    2022年07月17日
  • だから、そばにいて

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    優しい思い出だけを残して去って行く人はズルいなと思う。曖昧なサヨナラで優しさだけを残した恋は長く胸に残り彷徨う。

    「好きでした」と無理に過去形にした裏側で
    「今でも好きです」が時々、自分の意思と裏腹に風のようにふっと胸を横切る。

    自分で選んだのならもう少し信じてあげなくちゃね
    自分が選ばれたのならもう少し自信を持ちたいね
    誰かから必要とされるなんて幸せな事だから。

    おそらく泣く事は自分の中で最も弱い部分をさらけ出す事だから人はなかなか泣かない。
    誰かと笑い合う事はあっても泣く姿を見せるという事は気を許されているという事。
    相手にどうして欲しいとかじゃなくて、
    ただ泣ける場所だという事。

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    2022年07月05日
  • 変身

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    2020.02.17


    変身は未読のため、あらすじめいたものをこの本で理解した。
    教訓らしいものはなく、悲劇であり喜劇(コメディ)だ
    と解説にもあったように、
    この前物語の憶測はよくわからなかったが
    家族は立場、身分等が危機に瀕しても
    決して息子(兄)を多少蔑はしたが嫌っていたわけではなかったのだ

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    2020年03月05日