三島衛里子のレビュー一覧
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地味に面白い。ある意味フェチでマニアックな作品。
しかし野球に詳しくない人間でも楽しめる。
野球が視点ではなく、高校球児とそれを取り巻く環境に視点がしぼられていて、淡々と高校球児の日常を描いてる。
主人公であるザワさん(女の子)が男子球児に交じっていても違和感のないキャラクターなのがいいんだと思う。この年代に一人はいるだろう中性的な雰囲気の女の子。周りの登場人物達も、いたいたこういう野球部員、と思わせる素朴さ。不細工なキャラが多いのもリアルに感じる。
そして今回ようやくお兄さん登場。お兄さん本当にかっこよくて安心した。笑。王子さまなんて呼ばれているからもっと華奢な感じを勝手にイメージしてたが -
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ネタバレ全体的に穏やかな語り口の作品や戦場そのものよりも市井の人々を描く作品が多いように思われた。また、戦争を経験していない作家の作品も多く、同じく戦争を経験していない私には心強く感じられた。
特に印象深かった作品は以下
「菜々子戦記」さそうあきら
お馬鹿さんな菜々子が、無学だったことで戦争の話題で人を傷つけたり理解できなかったりして、一生懸命歴史を勉強する。私もそういう気持ちを持ち続けようと思わされた。
「LOVE STORY’KILLED.」高橋しん
これは元々好きな作品。戦争のぐちゃぐちゃの醜さや人間の極限の精神状態はこんな感じなのかなと想像する。「なにするんですかぁ」の無力さ無機質さがこ -
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守破離とは、茶道や武道などの伝統を重んじる世界で用いられる言葉ですが、それは野球の世界にも通じ、高校野球が守、大学野球が破としてプロや社会人(草野球は除外)は離だと考えます。
「守」の段階にある高校球児にその練習の意味を問えば回答に詰まる練習内容も、「破」の大学生、「離」のプロ社会人ではその見方も変わると思います。
野球少年の大半が高校までで野球を辞めるということは、「守」の段階で野球の修行を終えてしまい、その後の破離を経験しないまま野球から遠ざかることになります。
こうして考えてみれば、どんな修行も守から破、破から離の段階へ進むには壁があり、それを乗り越えていかなければなりません。
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Posted by ブクログ
スピリッツ本誌で第一話を見たのが遠い昔のように思えます。スポーツ女街道を完全に切り開いてくれたマンガでもあるので最終巻ともなると感慨深いです。モヤモヤしたまま終わらず、固い決心をして卒業をするザワさんにエールを送りたくなる最終巻でした。
なんだかんだあった三年間。監督からみたら昨日のように思える3年間でしたが、ザワさんたちは大きく成長できた3年間でもあります。花村はいつでも自分に自信たっぷりで生意気でしたが183話では守口を慰め、186話ではザワさんの練習に付き合います。ある意味一番心のなかの葛藤や成長が著しかったのは彼ではないでしょうか。ザワさんはどちらかと言うと成長しないままあの性格