沖麻実也のレビュー一覧
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ネタバレ『俺が足りないなら、さっさとそう言え』
本編 「青の軌跡 タイトロープダンサー STAGE 5」 が終わって2年になろうとしている2月末に待望の番外編が出ました。
最初にこの情報を知ったのは、絵師さま、沖麻実也さんのHP、その後、アニメイトオンラインで発売日をしり心待ちにしていました。
本編の舞台は、宇宙船の中~惑星探査船ジュール=ヴェルヌ。
この船に乗って旅するセカンドクルー、三四郎・カイ・ロード・サンドラが中心になって本編は進みました。
本編の方は一応「青の軌跡 タイトロープダンサー STAGE 5」で終了。
ファンとしては、ちょっと名残惜しい終わり方だったのと、この本の巻末で「番外編を書いている」とのことだったので待ってた~(笑)
今回、番外編ということで本のタイトルは「カデンツァ ~ 青の軌跡(番外編) ~ 」ですが、そう言うタイトルのお話はありません。
短編?が2話収録されています。
1話目 「Ever Green」
舞台は、木星の第三惑星「ガニメデ」
三四郎・マキノ、彼は惑星探査船ジュール=ヴェルヌノ任務が終わった後、また傭兵稼業に戻っています。
そんな三四郎の元に要人警護の依頼・・・三四郎が木星の第三惑星「ガニメデ」の空港に降り立つところから物語は始まります。
三四郎がいて事件が起こらないなんてありえない。
早速、空港でドンパチ(笑)
三四郎、お帰り~待ってたよ~
このドンパチに三四郎が護衛を頼まれる要人が絡んできます。
本編、クリスタル・クラウンに登場した少年、アイーシャ。
すっかり成長して昔の面影まるでなし・・・変わらないのは緑の瞳だけ。
植物学者、博士です。
対する三四郎は、相変わらず亜高速の船に乗り続けているせいでウラシマ効果?外観的にまったくかわってない(歳をとっていない)
そして、案の定、三四郎は、アイーシャのことを覚えていませんでした。
「あんた、誰?」
よく言ったこの薄情者!
本編を読んだことのある人ならわかるよね~。
三四郎は、アイーシャの初恋の人です。
子どもの頃の別れから、アイーシャは、三四郎を思い続け・・・そのあこがれをずっと大切に成長してきました。
もともと健気な子だったけど全然変わっていないよアイーシャ。
でも・・・ちょっとだけ違うのは、多少、跳ねっ返りになっていたというか・・・結構、自分から事件の渦中へ飛び込んでいくような無鉄砲さもあって、三四郎をハラハラさせます。
三四郎・アイーシャ・SP・テロリスト・・・起こるべくして事件は起こり、解決していきます。
お約束通り、三四郎は大怪我します。
そして、つきそう、涙目のアイーシャの緑の瞳を見て過去を思い出し・・・過去を再現する。
ちょっと切ないけどなんとなく結末は見えていたかな。
相手が三四郎だから・・・分が悪いよ、アイーシャ。
このお話の中でちょっと嬉しい知らせも~ロードとサンドラが結婚して娘がいる!
サンドラそっくりの娘・・・見てみたい。見たい。
デレデレしているパパ、ロードも見てみたい。見たい。
カデンツァ 1 だから、2 もあるよね。楽しみです。
そして、三四郎・・・「ガニメデ」から「月」へ向かいます。
まっすぐ行くかどうかは甚だ疑問・・・でも、無事に入国できるといいね(大笑)
「鼻で笑って締め出されるのか・・・それとも一発ひっぱたかれるのか」
と~っても楽しみだよ
2話目 「それから。」
前作、「青の軌跡 タイトロープダンサー STAGE 5」その後のお話です。
舞台は、惑星探査船ジュール=ヴェルヌ。
みんな知りたかった。
読者はもちろん、ジュール=ヴェルヌのセカンドクルー、サンドラ・ロード・カイも・・・。
カイと別れて絶体絶命、瀕死の大ピンチから三四郎がどうやって惑星探査船ジュール=ヴェルヌに戻ってきたか・・・。
しかし・・・さすがというか、やっぱりというか、わかったのは、三四郎の左目が何故なくなったかということだけで他の詳細は、またまた三四郎はごまかしましたね。
そして、カイ・・・。
この航海で一番変わったのはカイだったんじゃないかな~。
まだ変わっている途中なんですけど・・・。
なんていうの、三四郎とカイはホント正反対なんだけど私的にはカイには三四郎が必要だと思ったんですよね。
でも、この航海が終わったらきっとふたりは離ればなれになる。
ふたりの生活は交わらないんです。
カイ、ひとりで大丈夫かな?ってちょっと心配だったわけです。
三四郎の双子の弟、近衛凱も不穏だし(笑)
その心配にもこのお話で一応の決着がついていました。
「あんたの声が俺を呼ぶから・・・だから、戻ってきたんだぜ」
三四郎、あんたって本当にいい男だと思う。うんうん
最後は、甘々ラブラブなふたり・・・だよね?
・・・って本当にここまで来るの長かったわ(爆)
ツンデレってよく言うけど、カイはツンツンだったから・・・ツンツンにも程があるというくらい。
最後、ちょっとだけですが、可愛いカイが読めて幸せでした(笑)
1話目の「Ever Green」は、三四郎がメインの話だったけど、この最後で三四郎は月への入国をSPのチーフに頼みます。
カイと再会するかな~。
月には、カイときっと近衛凱がいるに違いない。
カデンツァ 2 誰がメインのお話になるかな~早く読みたいです。とても楽しみです -
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ネタバレグイドを救うため、サマル中継基地に潜入していた三四郎は、「心の死」を自らの力で乗り越えたカイと再会し、改めて司令官奪還とグイド救出のための作戦を決行する。
しかしそれは、人も足りない、武器も足りない、時間も足りない……中での非常に危険な作戦だった。
カイの立てた作戦により、司令官を奪還する組とグイドを救出する組の二つに分かれ、全層警告とともに、それぞれが作戦を開始する。グイド救出組に入ったカイと三四郎は幾多の困難を乗り越え、グイドを救い出したものの、司令官を救出する方の組は困難を極めていた。
三四郎とカイは、すぐに司令官救出組へと応援に向かうが、そこで待ち受けていたのは残酷な決断を迫る状況だった。
「俺しか出来ないからやる」
自分の命を落とすであろう決断をあっさり下した三四郎を、カイは必死に名前を呼び、すがり、思いとどまらせようとするが、三四郎は行ってしまう。
そんな感じで、素直なカイさんにかなりびっくりさせられるこの巻。
でも、ようやく見つけた安定は、三四郎なしではきっと成り立たない安定だから、それで本当によかったのかどうかはよくわからない。そして、何よりも、この巻が「あれ」なシーンから始まってることにとってもびっくりしました。いや、本当に。
こんなラブラブな話じゃなかったと思うんだけど……? と、首をひねってしまいましたが、作戦は苛烈で、作戦が始まっちゃったらもう、こんなことする余裕なんてまったくないから、最初だったのか……と、今はちょっと納得してます。
これで、ついに長く長かった「青の軌跡」シリーズが完結してしまいました。
もう、今は呆然とするしかないのですが、いい本は、好きな本はずっと続いてほしいと願ってしまうものなんですよね。でも、どんなものにも終わりが必ずあって、こんなに長いこと、投げ出さずにピリオドをちゃんと打ってくださった作者さんにはちゃんと自信の手でピリオドを打ってくれたことを感謝しないといけない……とは、思うんですが。
最後に納得しないわけじゃないんです。とってもこの二人らしい終わり方で、いい終わり方だったと思います。
ただ、まだ続きを書ける余地がある気がして、どうしてもそこの二人を知りたくて、是非、続きが欲しい! と、思ってしまいます。
まだ、カイに成長する余地はちゃんと残ってると思うし、二人の関係を前進させる余地もあると思うんですよね。要するに、続きを書く余地が十分にあるので、是非続きを! と、思ってしまうような、そんな名作でした。
今までみたいに、レッドアラートも何にもなくてもいい、普通に幸せな二人が見たいです。
と、思わせてくれるような小説です。
最後まで成長過程であると思わせるような二人が、二人の関係を構築して行く話。不器用だけど、まっすぐ。ついでにSF要素もちゃんとハラハラドキドキ。しっかりした舞台構成の上に立っているので、そちらの面でも十分に楽しめると思います。 -
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ネタバレグイドとバサラの半ば脅しも含めた強引な誘いに寄って、司令官を奪還する作戦に協力せざるをえなくなったカイと三四郎。
しかし、相手の基地に乗り込んだはいいものの、待ち受けていた敵の罠に寄って作戦は失敗に終わってしまう。
カイは精神に重大な傷を受けて意識を失ったまま戦場を後にせざるをえなくなってしまう。カイの精神に受けた傷は、死に向かう人間の感情を集めてしまう、というエムパスの人間ならではのもので、カイはその感情に引きずられまいと自らの意識を封じ込めてしまう。
一方、カイは拘束されてしまったグイドを助けるために、グイドの副官であったサーシャとともに、基地に残り密かに作戦を進めようとしていた。
カイが戦闘を離脱した後に引き起こされたことは、私が思ってたよりも重要なことだったようです。個人的には、ただ単にカイが三四郎と引き離されてしまったことにショックを受けていたのですが。
実は、カイはそれどころではなかった……という。
カイは死へと向かう人の想いに引きずられて、生死を彷徨っていました。
三四郎が「お前は兵士にはなれない」と繰り返し言っていたのは、このことだったようで、まんまと三四郎の勘はあたってしまった訳です。
だったら、もっと早く、口で説明してやれよ……と、思わないこともないんですが。
それを説明したら終わりだし、説明した所でカイが納得したかはきっと別問題なんですよね。
この二人はどっちもどっちで意地っ張りなのでなかなかに難しい。
けど、カイはこの苦境をちゃんとバネにして立ち上がってくれました。
そして、一回り大きくなった新しいカイが誕生する……。まぁ、ちょっとオーバーに書きすぎかもしれませんが。
結局、この二人がハッピーエンドになるためには、今のままじゃいけなくて。
三四郎が変われないなら、カイが変わるしかないんですよね。
なんだか、最後の方とか、ラブくて! 思わず、泣いてしまいました。
嬉しくて泣いてしまう小説なんて、実はそんなにないので、ちょっと個人的にはびっくりしたんですが、それくらいこの本でのカイの成長が嬉しくて。
少し、カイの肩の力が抜けたことがよかったなーって思います。やっぱりすごくすごくいい話です。
次の巻が最後だっていうのが、悲しすぎるくらいですが、早くハッピーエンドを迎えさせてあげたい気持ちもあって。
ちょっぴり複雑です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレえぇ、もう、なんていうか。
この物語に関して言えば、ただ一言。
カイ、大・暴・走☆につきるかと……。
怖いっす、カイさん……。
それじゃあ、あんたストーカーだよ……と、僕は内心何度つっこんだことやら……(笑)
だって、一緒にいれないなら、時間刑でそれから先の人生、氷付けだよ……。ヒィー(((゜Д゜)))ガタガタ
それ……執着としては怖すぎるよ……。
そういうの好きだけど。
すっげぇ、好きだけど……。
恋人としては、勘弁してほしい(大爆笑)
それじゃあ、正直、ヘイバンの女の人と変わらなくないですか? カイさん……。
報われないよねー……カイ。
もうちょっと普通の人間好きになったら、大喜びで、ずっと側にいてくれると思うのに……。
でも、普通じゃないから、それくらい思い詰めるんだよね。
あぁ、もう、カイさん大好きですよっ!
このまま夫婦になればいい(三四郎的には大迷惑だろうが……)。 -
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ネタバレもう、すっごく読み応えあって、読んだ後、はあーってため息出たよ(苦笑)。
やっぱこのシリーズすっごくすき。大好き。
こんだけの文章力が欲しい、と富に思う(爆)
もう、どんだけすきかっていうと、ついうっかり、定価で買ってしまうくらい(死)
普段、あんまり定価では本を買わないようにしてて。
ここのブログにかいてあるやつはほとんど、中古で一括で15冊ずつぐらいまとめ買いしてるんですけど。
ついうっかり続きが気になってしょうがなくて、定価で買ってきちゃったよっ!!(爆)
早く、これの続きも欲しいなー……。
でも、ぱっと見た感じ、この本を買ったところにはこれの続きはおいてなかったように思うんだが……はてさて、どこで買うか……。
つぅか、売ってるのかな?
というわけで、点数は100点。
もう、すんごくおもしろくて大好き。 -
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ネタバレ実は、上巻だけ読んだところでは、完全にSF小説で……これで、恋愛に発展するのかなぁ……? って思ってたんですけど。
まぁ、個人的には普通にSF小説としてでも十分に面白くて、別にそんなものに発展しなくても全然構わない感じだったんですけど……。
ちゃんと、普通に最後はくっつきましたけど……もっと、この二人のラヴラヴっぷりを見てたい気分になりました。
後書きにはこれの続きを書く……みたいなことが書いてあったので、探してみたいと思ってますー。
点数は文句なしに100点。
ただ、LOVEの方を重視する人には、ちょっと物足りないかもー……。
中身を重視して、SF平気な人にはおもしろいかもね。 -
Posted by ブクログ
一応BLに分類されてしまうんですよね、この作品は。
辺境の惑星へ向かうはずの探査船が、突然プログラムを無視して航行し始める。
その謎を調べる4人のクルーの物語なんですが、そのうちの2人が主人公というわけです。
片や傭兵出身で長期航行のせいで見た目が若い「三四郎」と、月生まれの「月人(ルナン)」である「カイ」が、一緒の勤務につかされる「バディ」としてコールドスリープから目覚めるというところから始まるのです。
「バディ」は仕事もプライベートも同じサイクルの時間を過ごす唯一の存在なので、男女ペアが多いらしいんですが、なぜだか男2人に……っちゅうわけでこのジャンルの話に分類されてしまうんですけどね、これはSFですよ?
本当に、こんなに面白いSFは久しぶりでした。
最初CDドラマから入ったので、三四郎の生き方や、カイのにじみ出る色っぽさをCDで聞いてしまってから読んだので、原作の本がこんなに充実した作品だとは(失礼ながら)思ってなかったわけですよ。
久能さんには長く書き続けていただきたいシリーズです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ#1-6
2年ぶりの新刊!いろいろ忘れてたので既刊全部読み返しました。
長いことじれったく二歩進んでは三歩下がるような展開だったので、6巻は城よかったね…!とちょっと感動してしまった(笑)しかしまぁ東が秘密にしてきた色々とかトラウマとか留学とかまだまだ波乱は尽きなそうなので、この調子でもう10年くらい描き続けてくれればいいよ。そういえば呼び名に関して、東は「高山」だったり「城」だったりするのに、城はかたくなに「東」だなぁと思っていたんだけど、やっぱり意識していたのね城ちゃんってことが分かった描き下ろしでありました。
改めて読み直してみると、前半は本当にBL漫画かと疑問に思うようなストイックぶりなので、4巻あたりから加速度的にBL要素が組み込まれていくのになんだか変に緊張してしまう。6巻あって濡れ場は2回くらいだよ。もうちゅーするだけでもドキ!とするのに後半は城も東もキス魔になるので心臓に悪い(笑)
次は1年くらいで新刊出るといいな…6巻発売が4月なので来春あたりを希望。 -
Posted by ブクログ
作戦が本格的に動き出してからは読むのを止められない疾走感。カイに涙した。最後の最後までハラハラさせられてサクッと爽やかに終わった。のに、後を引く。
とても楽しめたシリーズでした。あとがきの番外編という文字が気になって仕方がない。
<ちょっとネタバレ要注意!>
ルナンで、良かった というカイのセリフでグラッときた。やっとそこにたどり着いてくれたのかと嬉しかった。最後まであきらめないカイに骨抜きにされた。
ケイコさんの存在は前回から怪しいと思っていたけど、ああやられちゃったという感じ。三四郎の無邪気さは、相手にしてみれば残酷なのも事実なのでどーしようもないかな。でも、そこが三四郎らしい良さでもあるなぁと。
まだまだ気になる所もあるので、また読める時が来る事を願ってます。