毎日新聞取材班のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
知らなかった。外国人が義務教育から除かれてることも、外国籍児童に就学の強制力を働かせられないことも。外国人が日本で暮らしてる理由自体に貧困が絡んでいることがきっと少なくない中で、受け入れ態勢が整ってないことで学校に通えなくて、社会入っていけなかったりドロップアウトしたり、それがまた貧困につながる負の連鎖。
自治体だったり先生の熱意に支えられたり左右されたり。
でもこのキャンペーン報道で行政が少し動いたり。
自分は知らなかったんじゃなくて知る気がなかった。
義務教育なんて制度がうざったくてかったるかったことも沢山あったけど、勉強したくてもできない子供たちがいる。
陳腐な感想文しか出てこないけど、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ不妊治療に関して理解したい人におすすめ。
実際に不妊治療を受けている人の声を多くまじえながら
制度や仕組みなどをわかりやすくまとめてある。
「不妊治療のリアル」を少しは知ることができた。
不妊治療には2種類ある。
1、一般不妊治療
タイミング法、排卵誘発剤、人工授精など
2、生殖補助医療
体外受精、顕微授精
どれもお金かかる。
そして時間もかかる。特に女性の周期と合わせて治療が進められるため
フルタイムで仕事をしている女性にとってはきつい。
毎日のように通院する必要あり。
そして心身にも負担あり。
毎日注射する場合あり、
採卵はとても痛いらしいし。
「不育症」について初めて -
Posted by ブクログ
1948年に議員立法で制定され、1996年まで存続した「優生保護法」は、「不良な子孫の出生を防止する」ことを目的としており、その下で、2万人以上の「障害者」が不妊手術を強いられることとなった。本書出版後、最高裁で違憲判決も確定した、そのような戦後最大級の人権侵害について、なぜ発生し、ずっと放置されてきたのか等を、当事者の声も踏まえて問い直す毎日新聞のキャンペーン報道を書籍化。
旧優生保護法の成立過程やその下での「強制不妊」の実態、近年の被害者救済の動きなどについて、各都道府県への情報公開請求や被害当事者への聴き取りなど、丹念な取材により明らかにされており、この問題について考えるのに必読であると -
Posted by ブクログ
妊娠がわかった家庭はもちろんのこと、子どもを考えている方も必読の一冊。
さすが毎日新聞と唸るような文章力と取材力、そして構成力。
読者に思考を促すような、説得力とわかりやすさのある内容。
印象に残っている文。記者「NIPTを受けた女性を取材すると、夫と十分に話し合っていなかったり、夫と一緒に来院したりした方が少ないと感じた。」→病院側「ハードルを下げるために夫婦で来ることを前提にしていない。よくあるのは妻が夫から選択を丸投げされているケース。」
如何に女性が妊娠時から子育てに関して1人で重責を抱えているかが丸裸になっている。母子保健法の大きな課題である。 -
Posted by ブクログ
安倍元首相が銃撃により殺害された事件以降、「2世信者」という言葉がメディアで取り上げられるようになり、よく耳にするようになったが、宗教信仰による児童虐待がここまでひどいものとは、この本を読むまで知らなかった。信仰の自由と信仰による制限、禁止、医療ネグレクト、非常に難しい。筆者の言うように、必ずしも宗教=悪とバッシングするのではなく、信仰の自由を保障しながら、信仰しない人とも共生していくことを考えなければいけないと思う。そして、今もなお苦しんでいる、苦しいことにすら気づけずにいるかもしれない2世信者に対して、どう支援していくかは重要な課題。
-
Posted by ブクログ
素晴らしい本でした。
内容への詳細な取材と、各立場への比較的フラットな調査、意見や状況の記載とともに新聞の当時の立場への反省なども含め書かれています。
こういった倫理的には決着がついている内容の深掘りは、日本の新聞社の得意なところなのかなと想像しました。各立場の心情が、とても解像度が高い人間として描かれています。
社会は色々な必要性や危機感から成り立っていて、この場合は人口の急増と貧困という背景の中で、優生法という歴史的な負の遺産が生まれ、倫理性について大きく吟味されないまま積極的に運用、維持されてきたというものでした。
ここでいう倫理観とは現代の我々の倫理観ですが、おそらくは僕らが当時の人た -
Posted by ブクログ
ネタバレヤングケアラーという言葉が知られるようになったのは本当に最近の事だった。ヤングケアラーという言葉自体が知られていなかった頃から、政府の支援につながるまでの経緯が、当事者への取材を挟みながら描かれている。毎日新聞の記者達の熱意によりヤングケアラーの実態が表に出てきたという事が伝わってくる。
当事者のインタビューには心苦しくなるものが多く、虐待だと思われるようなケースもあった。虐待でなくとも毒親に近いのかもしれない。子供らしく子供時代を送れていないのだから、今後もそれが尾を引き、生きづらさになって欲しくないと切に思ったし、ヤングケアラーとして子供時代を過ごし大人になった人は、ケアから離れてもそれを