にほんでいきる――外国からきた子どもたち

にほんでいきる――外国からきた子どもたち

ビジネス・実用
1,408円 (税込)

7pt

日本で暮らす外国籍の子どものなかに、学校に通っていない/通えない(就学不明の)子どもがいる。子どもたちはこれからの日本社会を支える一員になるにもかかわらず、教育を受ける権利をないがしろにされている。かれらはどのような状況に置かれ、どのようなことを思い、どのように生きているのか。すべての教育関係者に読んでほしい一冊。

外国人労働者の受け入れ拡大のなか、取材班は、全国の100自治体に実施したアンケート調査で、就学状況が不明な外国籍の子どもが少なくとも1万6000人いることを報道した。
継続的な取材と情報公開請求で取得した資料などに基づいた多角的な報道は、日本語教育推進のための施策に法的根拠が与えられるなど、国を動かす原動力にもなった

。2020年度新聞協会賞、2019年度新聞労連ジャーナリズム大賞優秀賞を書籍化。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    明石書店
  • タイトル
    :
    にほんでいきる――外国からきた子どもたち
  • タイトルID
    :
    2067987
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    25MB

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にほんでいきる――外国からきた子どもたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タレントの小原ブラスさんが外国人のこどもたちの就学を支援する活動をしているとYouTubeで話しているのを聞いて、はじめて外国人の子供が法律上義務教育が必須でなく、学校に通っているかどうかわからない子どもたちが沢山いることを知りました。
    この本を読むまでは「移住してきた場合でも、子どもならすぐに喋れるようになるから授業に追いつくだろう」と思っていたのですが、一筋縄ではいかないことを知りました。いじめ・虐待・貧困・就職の難しさ・犯罪に加担してしまう現状・家庭環境の問題や学校支援の問題が挙げられています。
    労働搾取してはいけない。労働力として外国人が必要なら、その家族の責任も負わなければいけない。自分と違う人間をいじめない。…そんな当たり前のことがどうしてできないんだろう。
    私には何ができるだろうか。繊細で難しい問題です。

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    近所のコンビニ、工事現場、都市や地方でも外国人が働く姿は日常でよくみられるようになった。在留外国人数を調べてみたら2019年293万人と年々増えているとのこと。2019年施行改正入管難民法により外国人労働者の受け入れ拡大が狙いで表向き移民受け入れではないらしいが、移民社会に移行していると指摘。就学不明2.2万人、学校での無支援状態1.1万人、特別支援学級の在籍率2倍、不就学不就労3000人、高校中退率7倍などの数字が目次に並ぶ。
    犯罪者、事件に巻き込まれた子それぞれの来日の経緯と育った日本での状況を紹介、日本語習得の壁と孤立、教師の対応の差、いじめの内容が酷い。
    子どもが新しい言語を覚える場合、日常会話はできても、一般的に学習言語の習得には5-7年とされる。日常会話ができれば、周囲は日本語が理解できていると考え、学力の低迷は「勉強しないから」と自己責任とみなされる。日本語の理解が十分でないため居場所がなく学校に行きづらくなってドロップアウトしてしまう子どもがいる。難しい勉強をするくらいなら働こうという発想になってしまうケースもある。将来の夢を自分で語れる子どもたちは親身になってくれる支援者と巡り会えたケースが多い。日本語弁論大会での最高賞を取ったスピーチの文中『何気ないことで、他の人がどれほど傷ついている分からないことがある。同時に何気ないことでどれほどすくわれているか気づかないこともあるでしょう』『急がなくていい、これは国際交流を考えるときにも言えるのではないかと思います。国際交流は時間がかかります。相手とじっくりと向き合うこと。時間を共有すること。これこそが大切なのではないかと思います。』
    国際移住機関:世界的な人の移住を専門に扱う 本部はスイスジュネーブ 100か国以上にフィールド事務所 2009年リーマンショック等世界的不況時に日本政府から37億円の資金提供を受け「定住外国人の子供の就学支援事業(虹の架け橋事業)」を展開。
    外国から来た親子の孤立を防ぐため、放課後の学習支援、保護者と学校の仲介をするNPOの取り組み
    少年院での外国にルーツを持つために生きづらさを抱える少年達の互いの経験を語り合う更生プログラムの紹介
    愛知県は日本語教育指導が必要な児童生徒数が全国最多。豊橋市は指導主事の「外国人も市民の一員。教育もしっかり受けさせたい」という姿勢で、住民基本台帳記載がある学齢期の子どもの就学状況を調査し不就学の子がいると電話や家庭訪問で理由を確認。市教委窓口で入学手続きや学校とのやり取りも行う。増加する生徒へ効率的に日本語教育を行うため中学生に特化した初期支援校開設、生徒は各学校に在籍しながら集中的に通所し日本語を学ぶらしい。
    日本語教師資格の国家資格化への移行施策があるとのこと、一方約4万人の日本語教師の常勤は1割で非常勤やボランティアという不安定な立場の問題視されている。
    NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」では、コロナ禍で困窮した外国人の支援を行っている。
    2020年文科省は外国人児童生徒等の教育について法的根拠を求め就学促進の位置づけ提言された。
    「にほんでいきる」という本書の文字が真ん中に載って、外国からきた子どもたちの副題が小さく添えられている。日本の子どもたちの置かれた環境も在留外国人の子どもたちの環境も過酷さだけでなく何らかの希望が持てるよう何ができるのかまず情報収集からしていきたい。

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

    外国にルーツのある子ども達が発達障害と、診断されて特別支援学校に行くケースや、教育の機会提供にアクセスできない実情を多角的な取材記事で取りまとめた本。多文化共生やインクルーシブという言葉が先行している実態について考える上でとても重要な示唆を与えてくれる良書です

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    子どもに関わる仕事をしている人には、ぜひ手にとってほしい。きっともう、この問題と無関係ではいられない状況に、今の日本はある。その事に今更ながら気付かされた。
    不就学の問題は以前から報道されていたこともあり、背景に「移民」を認めない日本の意固地な政治があることはもう周知の事実だろうと思う。それ以上に、就学はできたがその先の支援がなく、まさに「梯子を外された状態」で生きている子どもたちや親たちがいること、しかもその数の多さにこの問題の深刻さを考えさせられる。日本語習得のための満足な支援もなく、知的障害があるとみなされて普通学級から排除され……これがSDGsの「質の高い教育をみんなに」で最高評価を得ている国の現状。なるほどー、たがら外国籍の子どもの親に就学義務を課さないわけか。「みんな」の数をなるたけ減らして、課題の同質性を高めておくのが最善手、と判断した???『きらめく拍手の音』の感想にも書いたけど、「排除」が「自己肯定感」や「安楽」「無痛化」「最適化」に直結しやすい、最もローコストの選択肢に見えてしまう世界に生きている、っていう実感がますます深まる。
    ちなみに、私が住むのはいわゆる「散在地域」なので、まとまった支援の場所さえも見つけられずに、自治体は各学校に丸投げ状態らしい。つまり、生徒と教員の個人的な努力が全て。ドロップアウトしても自己責任で済ませられるし、自治体に責任がなければ調査もないから、数字にも出なくていいことずくめ????
    朝日新聞の報道だったか、NHKのニュースだったか忘れたけど、「労働力を輸入するつもりでいたら、人間が来た」とかいう言葉を耳にした。大人たちの想像力と責任能力の欠如のツケを払わされるのは、いつも子どもだ。

    あ、そうそう。
    再版の際は、ぜひ、総ルビで出すべき。当事者が読めないと意味ないよ。

    0
    2021年09月21日

    Posted by ブクログ

    不就学の外国につながる子供達の問題を丁寧に取材した本。そこには出稼ぎで日本にきた親に呼び寄せられたものの、虐待、いじめ、日本語ができない等々の理由で学校からそして社会からドロップアウトしてしまう子供達の姿がある。親は工場で10数時間の勤務をこなし、子供に気を配る余裕さえない。せっかくお母さんと暮らしたくて日本に来たのに、という子供の声が心に刺さる。

    学校に行けたとしても支援が不十分で、板書を写すだけという子供達。子供は吸収力があるからと、放り込めば柔軟に対応できると考えがちな大人にとって衝撃的な点は、日常会話ができていても授業についていけない子供もいるということ。授業で使われる「学習言語」が習得できないと内容が理解できない子供もおり、子供が学校教育慣れるには7年かかるという指摘は、長期的な支援の必要性を示唆する。

    この本が繰り返し指摘するのは、義務教育を受けさせる義務が外国籍の人には及ばないため、就学を無理強いできないという問題。市町村に追跡するだけの人手や予算の余裕や法的根拠がなければ、対応が後手にまわり、悲しい事件につながって初めて問題になるというケースもあろう。でも、そもそも親を子供の様子に気づけないほど酷使される状況に追い込んでしまう出稼ぎ者の問題をどうにか解決できないのだろうか。言葉ができないからつまづいているのは子供だけではなく、低時給長時間の仕事に就かざるを得ない親達の足枷にもなっている。そんな状況の労働者を放っておいてまでも日本人の職が奪われる、なんて言うのだろうか。外国籍の人が幸せに暮らせる社会は、日本人にとっても生きやすい社会になると私は思う。と、大風呂敷を広げても自分にできることは少ないが、この本で知ったことを頭の片隅においてact localせねばと思った。

    0
    2021年07月28日

    Posted by ブクログ

    日本語の壁が外国人親子にとっていかに大きいか。教育の機会、就労の機会を奪うだけでなく、日々の平穏な生活を脅かす恐れになると痛感した。自己責任だけでは語れない。
    就学不明2.2万人、無支援状態1.1万人、不就学・不就労0.3万人。

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    2021年03月31日

    Posted by ブクログ

    知らなかった。外国人が義務教育から除かれてることも、外国籍児童に就学の強制力を働かせられないことも。外国人が日本で暮らしてる理由自体に貧困が絡んでいることがきっと少なくない中で、受け入れ態勢が整ってないことで学校に通えなくて、社会入っていけなかったりドロップアウトしたり、それがまた貧困につながる負の連鎖。
    自治体だったり先生の熱意に支えられたり左右されたり。
    でもこのキャンペーン報道で行政が少し動いたり。
    自分は知らなかったんじゃなくて知る気がなかった。
    義務教育なんて制度がうざったくてかったるかったことも沢山あったけど、勉強したくてもできない子供たちがいる。
    陳腐な感想文しか出てこないけど、忘れないで自分にできることを。

    あ、宇多丸さんのラジオで取り上げててて本買いました。出会いに感謝。

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    2021年02月07日

    Posted by ブクログ

    日本語教育の支援に繋がれなかった子どもたちの話がメインだから、普段私が関わる子どもたちとは違う世界を生きているみたいで本当にこんな話があるのかと衝撃を受けた。まさに「見えない」存在なんだな。

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    2021年01月29日

    Posted by ブクログ

    地道で息の長い取材・報道の姿勢が文面からもうかがえる。今の時代に最も必要とされるあり方だと思う。「重版に寄せて」で紹介されている、政府統計ポータルサイトの調査結果の読み解き方、は自分でも試せて勉強になった。

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    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    難しい問題。子を持つ親としては、イレギュラーケースに注力することでフツーの子たちに手が回らなくなるのは避けてほしいって切実な本音がある。問題が大きくて、それ言っちゃいかんだろうと自制するけど、限りある資源である事は間違いなくて。でも、大人の都合で不利益を被ってる子達の事も放置してほしくない。アンビバレントに苛まれる

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    2024年12月06日

にほんでいきる――外国からきた子どもたち の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    明石書店
  • タイトル
    :
    にほんでいきる――外国からきた子どもたち
  • タイトルID
    :
    2067987
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    25MB

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