中村俊輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中村俊輔のサッカー観戦へのアドバイス。
サッカーをマニアックに語る訳ではなく、初心者でも楽しめるように一般的な内容が多い。
中村俊輔が語るというから、かなり真髄に触れるのかなと思うが、わりとさらさらと平易に語る。
でも、そこがかっこいい。
本当にサッカーが好きだから、本当に実力、自信があるからこそ、自分を大きく見せる為の薀蓄など語らない。
シンプルに、本質を語ると、一般的に語られている内容に近づくのだろう。
3バック、4バックの陣形の違いから始まりつつ、中々そこまで見切れているファンはいないのではという視点まで、ちらちら書いてあり、そのちらりと見せる造詣の深さが流石。
あとは、やはり日本を背負ってきたサッカープレイヤーの言葉の重み。思い出深い試合への感想や、現在のサッカーに対して、司令塔MFは時代遅れになりつつある、など、本人の口から語られると、哀愁漂いながら、価値がある発言だなと感慨深く思える。 -
Posted by ブクログ
自分自身、サッカーに明るくない者でも、分かりやすい言葉遣いと説明、図を使った具体的な例を含めた解説があって、とても参考になった本です。ぜひ、実際のJリーグの試合を、横目線で見たくなりました。また、自分自身の身として考える機会もあって、より魅力を感じた本でした。
p101 ★★★自分色
マリノスの指揮をとっていたアルディレス監督は
「11人のうちの一人としてピッチに
立っていることが重要だ。
与えられたポジションを自分色に染めればいい」
というアドバイス。
会社や組織の中で、自分が本当にやりたい仕事を
できないことは珍しいことでは無い。
最初は戸惑いも大きいと思うが、
その中で使命感を持ち、
やりがいを見つけていくことで自分自身が成長できる。
→私も、とてもそう思います。
P106 ゴールキーパーは人柄と人間性が大切
血のにじむような努力、鍛錬、身に着けた技術
「あの選手が決められたら仕方ない」
と、思えるかがとても重要。
居残り練習にも付き合ってくれたが
僕が「ありがとうございました」と言わなければ
自分から練習を切り上げたことが一度もなく
後輩の僕が納得するまで練習に付き合い、
GK目線でのアドバイスをもらったこともあり、
信頼関係が築かれていく山口能活GKとの関係性。
P115 DFとしての矜持
華やかなゴールシーンが注目を集めるのは当然。
その裏ではゴールを守るために必死に戦っている
選手もいる。ボンバー(中澤佑二)や
トゥー(田中マルクス闘莉王)のプレーからは
イタリア人顔負けのDfとしての矜持が感じられる。
P147 観戦のヒント
・前線の選手は、どの位置からプレスに行くのか
・ディフェンスラインをどの辺りに設定しているのか
・攻守の中心となるダブルボランチそれぞれの役割
・サイドバックが攻め上がるタイミング
・どのような駆け引きと動きでマークがズレているか -
Posted by ブクログ
「サッカー覚書」
俊輔の今まで。
39歳になっても、なお進化を続ける説明不要のNo.10のサッカーの覚書。Chapterは、海外で学んだこと、日本代表で学んだこと、フリーキック・トップ下論、Jリーグで学んだことの4つ。
海外で学んだことでは、マッツァーリやストラカンという師事した監督について触れています。監督から学んだことから始まるのは少し意外でしたが、それよりもマッツァーリがきめ細かいフォローアップする監督タイプだったことも意外でした。ストラカンはそのイメージがあるんですけどね。因みに、EURO2016予想もちょこっとしているのですが、概ね当たっています。興味深かったのは、CLでこそ見える強者との戦い方。ユナイテッドはベストプレイヤーが11人いるイメージだが、バルセロナは13,14人がピッチにいるイメージ。それくらいピッチを支配していたのかと。単純にやっぱり当時のバルセロナも凄かったんだなーと。今のバルセロナもやばいですけどね。
日本代表で学んだことでは、南アフリカW杯から這い上がってきた経緯、アジア予選での経験、そしてドーハ組からの刺激。この3点が、特に印象的です。共通して言えるのは、どこまでも続く向上心。これがやっぱり凄いです。サッカーノートをつけ続け、自分が不足している部分を埋め続けてきたのは、有名な話ですが、それ以外に当然なのでしょうけど、日々の試合、練習、触れ合いから自分を伸ばし続ける意思の強さ。純粋に凄い。こうなるべき1つの指針です。
フリーキック・トップ下論では、やはりCLのユナイテッド相手にHOMEとAWAY2連戦で決めたあのフリーキックでしょう。特に2戦目は、1戦目で警戒が高まっている中で決め切った点は、何度映像を見ても凄いと思ったんですけど、どうやら1戦目も凄かったんですけど、俊輔としてはキックとしては完璧じゃなかったみたいですね。素人には到底理解できない差異を埋めることが出来るのが、凄みを示しています。そのフリーキックですが、イタリアでの経験が大きなポイントになっていたと語っています。当時は、ジタ、トルド、ブッフォン、フレイもいたかな、等々、厄介なGKが揃っていた中で如何にして決め切るか。その経験を積めたのが大きいと。とすると、やはり若い選手はどんどん海外に出て行ってこういう刺激を受けれる場を多く経験すべきと思っちゃいますね。
Jリーグで学んだことで面白いのは、ラモスとのエピソード。ヴェルディとの試合でラモスとマッチアップした際、削られるかと思いきや、いいプレーには「うまいな」とか「いいぞいいぞ」と声をかけてくれたそう。なんというサッカー小僧だろうか。こういうところ、ラモス好きですね。
国内初の移籍先としてジェビロを選び、今年で2年目。2018年は40歳になるシーズンですが、旧知の名波監督の下、中村俊輔という選手がさらに進化していくのを楽しみにしたいと思います。 -
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常に壁を探して、立ち向かう。どうしようもない時も中にはあるが、立ち向かった方が得るものが多い事が多い。常に新しい壁を探して、見つけているため、MVPを獲っても達成感はない。中三の時に自分のやりたいプレーだけをやって試合に出られないという苦い経験を繰り返したくないという思い。
サッカーは趣味。ラーメン好きな人が遠い所にあるおいしいラーメン屋に足を伸ばして食べに行くように、サッカーが好きだからヨーロッパまで足を伸ばした。
トルシエジャパンの時の葛藤も書いている。トップ下というポジションへのこだわりは持ちつつ、代表で左アウトサイドで起用された時に、しばらくしてからそのポジションを理解しながら、監督が何を求めているのか考えるようになった。海外のチームでも同じ。求められていることを察知しなければ試合に出られない。試合に出ないよりも出ることで得る物は大きい。 -
Posted by ブクログ
どんな状況に陥っても素早く対応できるように色々な能力を高めていく、引き出しを増やすというのは想像以上の苦労だと思います。サッカーのことはよく分かりませんが、まぁ攻撃する人と防御する人では役割が全く違うわけで、普通はどちらかに特化して個性を伸ばして戦力になるのが常道ですが、著者はそうではなく、その時その時での監督の意図や咄嗟の状況判断で臨機応変にできることが良いということで、どの役割もある程度はこなせるゼネラリストを目指しています。ここが面白いところで、普通は何かに特化した能力を発揮して活躍するはずが、著者は何でも屋さんになることで、サッカー人生を長いものにしています。攻撃陣が多ければ競争が大きくなって、反対に防御陣は供給過小になります。需給のマッチはその時々によって変わるので、何でもできると便利だな~と感心させられます。『このチームはフォワードが少ないから僕がフォワードをやろう』とか、『監督がこういうのを求めてるからやってみよう』とか、著者の言葉で言えば『引き出しを増やすことが大切』とはよく言ったものです。
ただ、著者はフリーキックをさせれば右に出るものはいないぐらい達人で、色んなことをできる総合力に加えて、自分の武器をしっかり持っていますし、総合力を底上げするための努力は凄まじいもののはずで、決して真似できるようなものではないと思います。
コミュニケーションにおいては、察知力とは『空気を読む』ことと同義で、相手が何を求めているのか、何を考えているのかが分かると、スムーズに意思疏通ができて良いことだと思います。
一言で察知力と言っても、対象への観察力や洞察力も必要だし、その対象からの要望に応えるだけの能力も必要だし、非常に高度な力です。
サッカーに対する姿勢がストイックで、安定を求めたらダメだという考え方には賛成します。自分を追い込む環境に身を置くことで自分自身を鍛え上げるというのは、口で言うのは簡単ですが実際に行動に移すのは難しいものがあります。
僕は大学時代、単身で県外に出だ身だったので、新しい環境に適応していくには先ず自分から友達を作らなくてはいけませんでした。最初は多少なりとも苦労しましたが、そのおかげで友達をたくさん作ることができました。
逆に、数人の友人と一緒に他県の大学に入った人は、交遊関係が狭くなっている人が多いように感じました。結局、同郷の友人と一緒にいることが多くなって、そこで安定しているために、新しい友人を作る必要がなかったのだと思います。
自らを不安定な環境に置くことで学べるものは非常に多いと思います。現状に満足せず、常に上を目指していくためには、そういうことが必要だと痛感させられます。
僕の評価はA-にします。 -
Posted by ブクログ
1,中学校の時のコーチは、外した原因を何も話さなかった。自分で原因に気がつけという事。
2,壁にぶちあたった時には、過去のサゥTカーノートを見返す
3,たくさんの引き出しが有ると、自分を信じる事が出来るから相手がだれてあろうと妙なプレッシャーを感じる必要は無い。体験でしか、引き出しは増えない。
4,ベンチで試合を見ていて得る物は何も無い。どんなポジションであれ先発の11人に選ばれてグランドに立つべき。
5,この壁を越えれば、またひとつ引き出しが増えると考えると楽しい。
6,課題は未来の自分に必要なこと。監督は、それを教えてくれる人。
7,空気を読む力、察知する力は、人を思いやる力でもある。