【感想・ネタバレ】察知力のレビュー

あらすじ

自分より身体能力の高い選手と戦うには、相手よりも先に動き出すこと。そのときに必須なのが、瞬時に状況判断をして正解を導く力だ。それを、中村俊輔は「察知力」と呼ぶ。サッカーでは一瞬の判断が勝敗を決する。彼は、毎日の反復練習と情報収集、こまめな目標設定と自己反省を、特にノートに「書き付ける」ことで、自分を客観視し、この力を磨いてきた。世界から注目される名選手(テクニシャン)の心身鍛練術は“シンプルなことの継続”だった。

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Posted by ブクログ

中村俊輔さんの生き様に感動した。満足することはせず、常に危機感を持ち、どんな状況でも自身の糧となることを探し、察していく。未来を察し、今やるべきことを考える。今の状況で自身に足りないことを察し、成長の糧とする。成長するためのメンタリティーとはこういうことなのだ。

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2023年01月21日

Posted by ブクログ

私のバイブル!と言っても過言ではない本。

この本で私が特に共感したこと。

“「目標を設定してクリアする」ことを繰り返す”

これって成功してる人の「習慣」だと思います。

天才と呼ばれるような選手もこんな当たり前のようなコツコツした努力を常にしているんだと目からウロコでした。
しかも「短期・中期・長期」の目標をノートに書いてます、高校生の頃からずーーーっと!
繰り返す、継続することがどれだけ大事かを、十数年の体験をもって文章につづっているので説得力ないわけがないですよね。

日本代表10番選手が継続してきた十数年の重みから、
一年の継続することの短さも、難しさも両方感じると思います。

サッカー界のチームという組織の中で活躍している中村俊輔が磨いてきた「察知力」というスキルは
会社という組織の中で働いているサラリーマンと重なる部分が多いので、働いている全ての人におすすめです♪

(B4Sサポーター:かの)

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2014年04月15日

Posted by ブクログ

私のバイブル!と言っても過言ではない本。

中村俊輔、遠藤保仁、加地亮…の世代のサッカーが大好きな私にとって、俊輔は神様です。

とはいえ手に取った時は、スポーツ選手の本ってどうなんだろう、幻滅したらどうしよう…と怖いもの見たさのほうが上回ってたくらい。

でもやっぱり俊輔は神様でした。

こんなに努力家で自律した選手はいないと思えたし、ここに書かれていることはサッカーに限ったことではないと感じました。
人が夢に向かって成長していく過程に必要なことが、これでもかというくらい書かれていて、見出しだけ読んでもそれなりの収穫はあります。

その中で私が特に共感したこと。

“「目標を設定してクリアする」ことを繰り返す”

これって成功してる人の「習慣」なんですよね。ビジネス書なんかでもよく見ます。
天才と呼ばれるような選手もこんな当たり前のようなコツコツした努力を常にしているんだと目から鱗でした。しかもノートに書いてるんですよ、高校生の頃からずーっと!
繰り返す、継続することがどれだけ大事かを、十数年の体験をもって文章に綴っていますので説得力がないわけがない。

日本代表10番選手が継続してきた十数年の重みから、一年の継続することの短さも、難しさも両方感じると思います。

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2013年08月22日

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体格や瞬発力で負けていても、
認知・判断・操作の判断を高度に高速化することによって相手よりも優位に立つ。

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2012年11月01日

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飽くなき向上心を持つ男。
世に言う天才ではなく努力の人。
壁に追われてるくらいがちょうどいいって言ってたけど、俊輔が壁を追っているくらいに感じる。
全てのことをプラスにとらえていくモチベーション、メンタル半端じゃないと思う。
見習いたい。

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2018年09月16日

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サッカー選手として生き残っていくための中村さんの身につけてきた察知力について経験を通じて論じた本。学ぶべきことが多く、私自身大変参考になった。

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2022年11月29日

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At that time, I wanted a title.
I wanted to be recognized at work as soon as possible.
I wanted to be recognized by my boss.
It is a book that gave hope to my heart.

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2019年04月28日

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常に壁を探して、立ち向かう。どうしようもない時も中にはあるが、立ち向かった方が得るものが多い事が多い。常に新しい壁を探して、見つけているため、MVPを獲っても達成感はない。中三の時に自分のやりたいプレーだけをやって試合に出られないという苦い経験を繰り返したくないという思い。
サッカーは趣味。ラーメン好きな人が遠い所にあるおいしいラーメン屋に足を伸ばして食べに行くように、サッカーが好きだからヨーロッパまで足を伸ばした。
トルシエジャパンの時の葛藤も書いている。トップ下というポジションへのこだわりは持ちつつ、代表で左アウトサイドで起用された時に、しばらくしてからそのポジションを理解しながら、監督が何を求めているのか考えるようになった。海外のチームでも同じ。求められていることを察知しなければ試合に出られない。試合に出ないよりも出ることで得る物は大きい。

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2017年03月04日

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どんな状況に陥っても素早く対応できるように色々な能力を高めていく、引き出しを増やすというのは想像以上の苦労だと思います。サッカーのことはよく分かりませんが、まぁ攻撃する人と防御する人では役割が全く違うわけで、普通はどちらかに特化して個性を伸ばして戦力になるのが常道ですが、著者はそうではなく、その時その時での監督の意図や咄嗟の状況判断で臨機応変にできることが良いということで、どの役割もある程度はこなせるゼネラリストを目指しています。ここが面白いところで、普通は何かに特化した能力を発揮して活躍するはずが、著者は何でも屋さんになることで、サッカー人生を長いものにしています。攻撃陣が多ければ競争が大きくなって、反対に防御陣は供給過小になります。需給のマッチはその時々によって変わるので、何でもできると便利だな~と感心させられます。『このチームはフォワードが少ないから僕がフォワードをやろう』とか、『監督がこういうのを求めてるからやってみよう』とか、著者の言葉で言えば『引き出しを増やすことが大切』とはよく言ったものです。
ただ、著者はフリーキックをさせれば右に出るものはいないぐらい達人で、色んなことをできる総合力に加えて、自分の武器をしっかり持っていますし、総合力を底上げするための努力は凄まじいもののはずで、決して真似できるようなものではないと思います。

コミュニケーションにおいては、察知力とは『空気を読む』ことと同義で、相手が何を求めているのか、何を考えているのかが分かると、スムーズに意思疏通ができて良いことだと思います。
一言で察知力と言っても、対象への観察力や洞察力も必要だし、その対象からの要望に応えるだけの能力も必要だし、非常に高度な力です。

サッカーに対する姿勢がストイックで、安定を求めたらダメだという考え方には賛成します。自分を追い込む環境に身を置くことで自分自身を鍛え上げるというのは、口で言うのは簡単ですが実際に行動に移すのは難しいものがあります。

僕は大学時代、単身で県外に出だ身だったので、新しい環境に適応していくには先ず自分から友達を作らなくてはいけませんでした。最初は多少なりとも苦労しましたが、そのおかげで友達をたくさん作ることができました。
逆に、数人の友人と一緒に他県の大学に入った人は、交遊関係が狭くなっている人が多いように感じました。結局、同郷の友人と一緒にいることが多くなって、そこで安定しているために、新しい友人を作る必要がなかったのだと思います。

自らを不安定な環境に置くことで学べるものは非常に多いと思います。現状に満足せず、常に上を目指していくためには、そういうことが必要だと痛感させられます。
僕の評価はA-にします。

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2016年08月11日

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1,中学校の時のコーチは、外した原因を何も話さなかった。自分で原因に気がつけという事。
2,壁にぶちあたった時には、過去のサゥTカーノートを見返す
3,たくさんの引き出しが有ると、自分を信じる事が出来るから相手がだれてあろうと妙なプレッシャーを感じる必要は無い。体験でしか、引き出しは増えない。
,ベンチで試合を見ていて得る物は何も無い。どんなポジションであれ先発の11人に選ばれてグランドに立つべき。
5,この壁を越えれば、またひとつ引き出しが増えると考えると楽しい。
6,課題は未来の自分に必要なこと。監督は、それを教えてくれる人。
7,空気を読む力、察知する力は、人を思いやる力でもある。

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2015年04月18日

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2014W杯開幕に合わせて再読しました。
思えば初めて買ったA代表レプリカは「10 NAKAMURA」でした。
サッカーに限らず国際大会のアスリート平均年齢が自分の歳より年々下がっていくなかで、中村選手の様に今も第一線で活躍されている姿は同年代の励みです。
ジュニア時代の我が儘なプレーでメンバーを外された経験を機に、中村選手が磨いたのは文中何度も繰り返される察知する力。
常に最悪の事を想定して先の先を考えて動く。
これは仕事上でも大事なスキルですよね。
中村俊輔と言えば黄金の左脚から放たれるフリーキック、今大会でもつい彼が蹴っていたなら…なんて事を考えてしまいます。
将来的に指導者を目指したいと話す中村選手ですが、まだまだ若い世代に負けず走り続けて欲しいです。

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2014年07月04日

Posted by ブクログ

「他人を妬んでいる人は伸びない」
「考える力は、年をとっても関係ない。いや逆に、経験積んだ分、判断のスピードや質は向上するはず。」
マジメにコツコツ努力するから現在のポジションがある。ただそこは、外からはなかなかみえない。

14/02/10-11

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2014年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目14箇所。身体の向きを少し変えるだけで、プレーは変わってくる、視野が広がり、次のプレーの選択肢も増える、僕の動きに反応するから、プレー前の動きが違えば、相手の反応も変わってくる、ボールを当てる足の角度とか、視線の置き方とか、本当にちょっとしたことで、いろんなことが違う展開になる。細かいことを感じるか、感じないか、考えるか、考えないかで、人の成長は違ってくる、何も考えずにサッカーをやっていても巧くはならない、同じ映像を見ながら、何を察知し、感じ、自分のものにするかということが大事だと思う。足りないことを認知して、それを補うための工夫をすること、今与えられた環境のなかで、何をすべきかを察知できない選手は激しい競争のなかでは生き残れない。サッカーノート……試合前に、試合でのテーマ、何を意識してプレーすべきかを書く、試合が終わったあと、試合を振り返り、試合の感想から始まって、攻撃面でのよかったところ・悪かったところ、守備面でのプラス・マイナス、僕個人のことだけでなく、
チーム全体のことなど、気がついたことはなんでも書いた、チームメイトはもちろん、気になった相手選手についても書いた。ノートを書くことで落ち着けるし、過去の自分の歩みが綴られているから、時間が経ってからそれを読むと、いろんなことを再発見できる。名波さんと僕はサッカー観が似ているという人もいるけれど、ある程度のレベルに達した選手は、ちょっとしたことで、イメージを察知し合える関係が築ける、引き出しの多い選手は、それだけ順応性や対応力も高い。高いレベルの対戦相手からのハイ・プレッシャーのなかで、何ができるかを知ることが、味方の情報を得る一番の機会となる、余裕がないときに、どういうプレーをするか、どういう とるかがわかるからだ。選手同士のコミュニケーションのなかで、大事なのは言い合うことだと思う、自分の要求を伝えたうえで、相手の言葉も聞かなくちゃいけない。何か言うことで、言われた選手は意識し始める、すぐにうまくいかなくても、そういう積み重ねが大事、意識をすれば行動は変わるものだから。こういうことをすれば、どうなるのか?  チームメイトや周囲の選手たちを観察し、情報を集める、集めた情報はサッカーノートに記す、こうして、膨大な情報、そして、経験を重ねてきたから、変な失敗をして「あの時間がもったいなかった」と感じるようなことも少なくなった。「考える力」は、年をとっても関係ない、いや、逆に、経験を積んだぶん、判断のスピードや質は上がるはず、「考える力」は武器となる、だからこそ、年を重ねれば重ねるほど、今まで以上に空気を読み、察知し、考える力を磨いていかなくちゃいけないと思う。僕は、選手のタイプや立場、性格、状況など、あらゆることを察知して、指導方法を変えられる指導者になりたい、指導者になれば、またさらに空気を読むこと、察知力が重要になってくる、そして、日本を強くしたいと願う気持ちは、指導者になっても変わらないだろう。相手を知り、自分を知り、そして何をすべきか、どういう言葉を発するべきかを考える、そういう気持ちがあれば、人間関係はスムーズに運ぶだろうし、どんな仕事であっても、自分の力を発揮するきっかけをもたらしてくれる。先のことはわからない、でも、ひとつだけわかっていることがある、僕は、一生サッカーを追いかけていく、これは間違いない。

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2013年05月23日

Posted by ブクログ

中村俊輔という選手がどのような思いを持ってプレーし、どのような壁にぶつかり、どのように乗り越えてきたのかがわかる、サッカーが好きな人なら納得できる本でした。
海外サッカーも経験し、国内との実力差・自分自身の力量を確かめ、どうすればその差を埋めていけるのか。苦悩して中村選手なりに考えてやってきて今があるんだな、と感嘆してしまいました。
やはり考えて行動を起こすことが大事ですね。サッカーするときもそうですが、”常に考える”ことを忘れてはいけないと再認識しました。

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2012年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読後備忘録

察知力
・思うようにいかないことにぶち当たったっとき原因を察知する力
・上司から自分が求めれていることを察知する力
→自分を活かすための作業の一環として
 監督の要求を知り、サッカーを理解しようと努める
 ただ言われたことを言われたままやっていただけでは
 評価につながらない。監督をびっくりさせたいというのは、
 それに近い感覚 

 まずは味方を知ること
 選手同士のコミュニケーションのなかで大事なのは言い合うこと

 ゲーム中もピッチを俯瞰してみている
 チーム11人、相手11人を感じている

 将来監督になりたい。そう考えるようになってから、
 それ以上に監督から学ぶことはないかという意識が高まった。
 同じことを伝えるにしても、監督の性格が出る。
 監督の人間性を理解することも大事

 日本代表に必要なのは、連動性
 連動性を高めるためには選手それぞれが空気を読み、
 お互いを察知しあうことも必要

・目標へ到達するためにやるべきことを察知する力
→満足すると痛い目にあう。危機感をずっと持っている
 いつも先を見て、周囲を見て、空気を読んで自分い足りないものは
 何かと察知して準備しなくちゃいけないと考えている


壁、目標
・壁に当たった時こそ過去のサッカーノートを開く
 体験を記しておくことで人生の無駄な時間を節約できる
 体験というのは貴重なもので、その人にとってもの宝物
 まったく同じ感情、状況、経験値で同じことに遭遇することは
 減多にない。そういうひとつひとつの宝物のような体験を
 忘れてしまったらもったいない。だからノートがある
 
・ノートに書く作業はパスを受ける選手とコミュニケーションを
 とるときにも役に立つ。一度言葉にすることで
 頭の中で整理ができているから、伝えやすい。

・いやだと感じることであっても、逃げないで飛び込んでいけば、
何かある
なんでもプラスへ持っていく努力をすれば結構うまくいく

・うまくいかないときは必ずある。壁が見えるときはまだいいほうだ。
それを乗り越えればいいだけだから。
でも壁すら見えない時もある。そういう時は考える。
必ずそこに存在するはずの壁を察知する。必死で壁を探す。
壁が見つかればよっしゃという気分にある
次はそれを乗り越えるために必要なことを考える
乗り越えたらまた強くなるから

・大切なのは自分の目標をぶれさせないこと
試合結果に対して、喜びすぎたりすると、どこかで油断してしまい、
やるべきことがぶれる
逆もしかり。反省はしても落ち込みすぎないようにしなくちゃならない。
落ち込んでいる時間はもったいない。
再び気持ちを高めにも時間がかかる


環境の変化
・違う文化圏で受け入れてもらうためには自分から飛び込むしかない
新しい環境に馴染む努力をしないのなら環境を変えた意味がない。

・新しい環境で認めてもらうための努力を惜しむな

・前の環境と今の環境を比べる暇があるなら、馴染むために時間を使え

・環境の変化で一番大事なのは自分を知ること
ひとつ注意することは次のステップ、次のステップへと気持ちが
はやるあまりに今までやってきたことへの意識が薄くなってしまうこと
そうなるとせっかく築いてきた力も崩れてしまう怖さがある
だから今までやってきたことと今できることをしっかりやったうえで、
それに肉づけをするイメージで挑戦する


出場数やゴール数、立ったステージの高さで成功かどうか語れない。
厳しい現実の中で自分を知り、懸命に生きることが大事

今の自分にできることを手を抜くことなくやったという実感を
持てる毎日を過ごすこと。なりたい自分になるため100%で
生きることができれば成功だと思う。

読後感想

壁が見えないときは壁を探すなど
自己成長への考え方がとても参考になった。

察知力は2つの意味があるのかなあと
1つは自分自身を察知すること
何が足りていなくて、何をしなければならないかということ
それを察知して改善し、自己成長させていく

2つは他者や周りを察知すること
監督、選手の要求や考えを理解すること
それを察知して、自分を活かす

察知力とは自己成長させ、より質の高いレベルの要求にこたえていく力
のことだと思いました。

頭がよい (+ 経験) =コミュニケーション力が高い
ということを感じた。

中盤の優れたプレーヤーは頭がよいと言われたり、思われていると思う。
その頭のよい選手はなぜ頭がよいって思われるか考えると
他の選手の要求に応えている(周りの状況を把握し、
味方がほしいところにパスを出す)からなんだなあと改めて思った。

要求やニーズに的確にこたえることは、コミュニケーション力の一つ
であることを考えると

頭がよい → 要求やニーズに的確にこたえる =コミュ力が高い
経験により、的確にこたえやすくなる →コミュ力アップ

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2012年09月03日

Posted by ブクログ

セルティック時代の著書です。基本サッカーの話です。今指導者としてFC横浜で活躍されているのだろうなと思います。

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

サッカー日本代表でもあるセルティックFCの中村俊輔選手によるエッセイ。サッカーに対する姿勢、考え方を著しているが、一般の生活にも当てはまることが多い。

中学生のとき、日産(現横浜Fマリノス)のジュニアチームで、求められているプレーに気づかずに個人プレーに走り、ユースチームに上がることができなかった。その失敗に気づき、そこから学んだことにより、彼は「察知力」の重要性を理解し、養ってきた。それはゲームの展開にも、チーム内での立場、監督との関係、様々な場面で活かされてきた。
そして、自分に足りないものを見極め、それを克服するための目標を設定して、そこに対してテーマを決めて、練習を繰り返す。そうしてステップアップを重ねてきた。サッカーノートはその道標であり、軌跡である。

ベストプラクティスではあるが、何か特に目新しい考え方や手法が用いられているわけではない。

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2019年01月03日

Posted by ブクログ

著者の経験をもとに書かれたもの。
彼が察知力を身につけるきっかけになったのは中学時代の挫折だったとのこと。
サッカーノートについて書かれている部分は興味深い。
色々な所で読んだ事があるが書くことは本当に大切なのだと思う。
ふてくされている時間程、無駄なものはない。
これは本当にそう思う。自分も常に意識しなければならない。

見た目のイメージで人は判断するもの。
これは意識しなければならない。サッカー選手も同じようだ。
本書で著者の姿勢が垣間見えた。
サッカーノートやよく考えること。はとても参考になる。
彼は将来指導者を視野に入れているとのことだが、そのステージに立った彼も見てみたい。

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2018年11月23日

Posted by ブクログ

内容に目新しさはないが、実際にやってきたからあの中村俊輔がある、と思えば大事な要素が詰まってると思える箇所がある。

2016.3.31

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2016年04月19日

Posted by ブクログ

世界で活躍する元サッカー日本代表の中村俊輔が語る、察知力についての一冊。

どちらかというと体験に基づく話が多かったが、世界で活躍するだけあって、説得力があった。

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2014年09月13日

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現役で活躍している中村選手の幼少の頃の話や海外で活躍していた頃の話が書かれています。

やっぱりプロになるような選手はノート付けてるんですよね。普段どのように考えてサッカーに取り組んでいるかがわかります。

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2014年03月15日

Posted by ブクログ

「察知力」
背番号10が最も似合う。


中村俊輔、言わずと知れた日本を代表するサッカー選手である。個人的に、歴代日本代表の中で背番号10が最も似合うと思う。


俊輔の最大の武器はFKだろう。距離を問わない高精度且つバラエティに富んだパスも魅力的だが、どちらか1つを挙げるなら私はFKを押します。あ、ミドルも良いんだよな。


俊輔は、その左足から繰り出すFKでセルチックを初のCL決勝トーナメントに導き、日本代表でも驚異のキックを見せてきました。印象深い試合は、フランスとスロベニアを相手に見せたキック。あれは、凄過ぎる。私の中では、FKにおいて、俊輔はジョニーニョ・ペルナンプカーノ、ピルロ、メッシ、C・ロナウドに次ぐ選手だと思います。精度とキックの種類なら、まだまだ日本NO.1でしょう。


そんな俊輔が磨いてきたのは、FKだけではありません。一言で言うと、彼は状況を正解且つ瞬時に判断し、相手より一歩先に動き、効果的なプレーをする力を磨いてきました。それを彼は察知力と呼んでいます。


実は、この察知力、サッカー選手じゃなくても大切な力なんですよね。何事も相手より一歩先に進む事は重要なファクターですし、瞬時に判断するのだって大事な訳です。


本書を読むと、俊輔がその察知力を技術、体力と共に高めてきたと言う事がよくわかります。また、常にサッカーを楽しむ事、上手くなる事を考えてきた事もわかります。


また、壁を困難ではなく乗り越えるもの、困難を味わう為に海外に来た、満足、妥協はない等、ここまで前向きな精神を保つタイプとは思いませんでした。どっちかと言うと、ストイックに自分を律するタイプかと。


残念なのは、これは本書内容とは関係ないですが、オシムが代表監督を辞する事がなかったら、俊輔はきっと今まで以上に代表で活躍していただろうと言う事です。たらればの話は意味がないのですが、オシムと俊輔の考え方が同じだったたけに、代表も俊輔も力を伸ばせたのではないかなと思っちゃいましたね。


昨季は土壇場で優勝を逃したマリノス。後数日で開幕するJでは、是非10年ぶりの優勝を背番号10を背負って果たして欲しいです。

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2014年03月02日

Posted by ブクログ

サッカーファンとしては、ワクワクした。そして、中村俊輔は日本サッカー界にこれからも大切な存在だと感じた。

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2014年03月04日

Posted by ブクログ

中村俊輔に対するイメージは、根暗しかなかった。本書を読むまでは。
本書を読んで、いかに中村俊輔が前向きでポジティブ思考かを知る。
ビジネスにも応用できるところが多分にあると思う。
課題を探求し続けなければ成長はできないと思い知らされた。
(2013.12.30)

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2013年12月30日

Posted by ブクログ

中村俊輔程の選手でも、葛藤や悩みがあり詳細に書かれている事が印象的。また、良いプレーも悪いプレーも、全て失敗ではなく、経験であり、新しい課題を発見できる喜びに変えてしまう、ポジティブなメンタルが新鮮であった。

失敗を糧に成功に変えれば、それは失敗ではない。

腐っていたり、妬んでいる暇はない。どうすれば上手くなれるか?
他の選手を見て、考えて学ぶ姿勢を忘れない。

など、単純にサッカーに対する向上心がハンパないと思った。

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2013年02月28日

Posted by ブクログ

察知力、察知力、察知力、察知力、察知力…ちょっとばかし察知力という言葉を使いすぎかな。途中正直ウザかったです。
しかし、言わんとしてることは彼をずっと見続けてきたのでよく分かりました。
プレー以外の番組とかはあまり見ませんでしたが、大体のことはプレースタイルに出てくるものだと思います。
これからも、何の形であれサッカーにたづさわって行く彼の姿を見続けていきたいと思いますq(^-^q) 頑張れ俊輔!

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2012年10月29日

Posted by ブクログ

内容は、中村選手がこれまでのサッカー人生で心がけてきたことが書かれています。子供からビジネスマンまで、目標を達成するために必要な考え方が満載です。ビジネスマンの処世術のような内容に驚きました。中学3年生の時、グラブユースチームに上がれなかったことが、常に危機感を持って行動する、彼の考え方の転機になったとようです。海外で活躍するような選手は、もっと我の強いイメージがありました。見た目は線の細い感じの中村選手ですが、中身もそれに違わず繊細なんですね。

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2012年05月11日

Posted by ブクログ

「理解」とは「プラモデルの組み立て」に似ている。材料を加工し、適切な順序で組み立てると形が出来上がる。完成後は型と手順を人に渡すことができ、価値を産み出す。

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2012年04月01日

Posted by ブクログ

ようは空気をよめみたいなのに繋がりかねないところです。ここでいう察知力は、俊輔がなんとか言葉にした能力のことであって、その言葉で言い得ているかはわからないところです。というか、僕には、言い得ていないように思えてしまいます。はたして、中村俊輔が感じていること、わかっていることに、当てはまる言葉は存在するのか、そこが問題です。

そうです、そうなんです。
セルティックで活躍し、日本代表でも質の高いプレーを魅せてくれている
あの中村俊輔さんの初の本でございます。
同年代だからねー、どんな言葉づかいで書き綴っているのか興味がありました。
難しい言葉は使わず、小学生の高学年でも読めるような本ですな。
たぶん、俊輔さんもそこのところを意識していたのではないかと思われます。
題名のとおり、「察知力」「察知」という言葉がこれでもかというくらい
でてきます。空気を読むとかそういう言葉として使っているらしいです。
しかし、まぁ、万人に参考になるようなことではないような気もしましたね。
鈍感力なんて言葉も世間に広まったこともありましたしね。
人によるんだと思います。
それでも、やっぱり一流のアスリートらしい前向きなスタンスを感じることが
できる本でした。シンプルに前向きなんですよね。
そういうところが読んでいて心をぐぐっと引っ張られるような感じがしました。
サッカー日本代表の試合をいつも楽しみに観ている人は
読んでみてもいいのではないでしょうか。
子どももね。

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2025年06月06日

Posted by ブクログ

横浜Fマリノスの中村俊輔選手の本です。
子供時代から、現在にいたるまでのサッカー観について書いてあります。
題名の「察知力」が物語るように、いろんな状況を想定して事前に準備をしてやっていくという中村選手の取り組む姿勢がわかります。
遠藤選手の「自然体」とは逆の内容ですが、二人が仲が良いとのことで、タイプが違うから相性が良いのかなと思います。
私も事前準備派なので、こちらの方が気持ちがわかります。

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2013年08月07日

「ビジネス・経済」ランキング