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【日本最高のサッカーIQを持つファンタジスタの究極の覚書】
39歳にしてピッチ内外で存在感を発揮し続ける中村俊輔が、国内外のクラブや日本代表での経験とサッカーの技術論、戦術論、30代から40代に向けてのアスリートとしての生き方を明かす。
2010年南アフリカW杯後、日本代表引退を表明した32歳は、第二のフットボール人生を歩み出した。35歳で当時史上最年長のJリーグMVPに輝くと、フリーキック最多得点記録を更新し続け、39歳の現在もJ1の舞台でトップパフォーマンスを発揮し続けている。アスリートにとってパフォーマンスの維持が難しくなる30代をどのように乗り越え、経験を糧にしてきたのか――。
最高峰のサッカーIQと経験を持つ中村俊輔が32歳から39歳まで7年にわたってNumberに記してきた「サッカー覚書」を1冊にまとめた決定版。
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【プロローグ】経験に無駄なものなど一つもない
◇Chapter I 海外で学んだこと◇
【覚書(1)】世界で学んだリーダー哲学
【覚書(2)】順境と逆境の中で得た“引き出し”
【覚書(3)】ビッグクラブ論「バルサの進化とユナイテッドの伝統」
【覚書(4)】究極のプレーメーカー論「シャビとピルロのエッセンス」
【覚書(5)】EURO2016展望「イニエスタは最高の教材」
【覚書(6)】チャンピオンズリーグで学んだ強者との戦い方
◇Chapter II 日本代表で学んだこと◇
【覚書(7)】失意と献身 背番号10のワールドカップ
【覚書(8)】アジア最終予選が教えてくれたこと
【覚書(9)】ブラジルW杯で自分のサッカー観が広がった
【覚書(10)】「ドーハの悲劇」でサッカーの厳しさを学んだ
【覚書(11)】日本代表論「海外組の心得」
【覚書(12)】プレッシャーに打ち勝つ法
◇Chapter III 「フリーキックとトップ下」論◇
【覚書(13)】フリーキックの極意「心で上回れば、迷いは消える」
【覚書(14)】掴めない、捕まらない。流線型トップ下の神髄
【覚書(15)】新・フリーキック論
◇Chapter IV Jリーグで学んだこと◇
【覚書(16)】Jリーグ復帰後のむずかしさと発見
【覚書(17)】Jリーグ史上最年長MVP「周りに活かされて、寿命が延びている」
【覚書(18)】新しい自分にチャレンジする
【覚書(19)】新天地・ジュビロ磐田での模索
【覚書(20)】「サッカーと向き合う」充実
【エピソード】40歳の発見 まだまだ新しい自分に出会える
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Posted by ブクログ
2018年11冊目。
もう20年くらい憧れ続けている存在。
自分がサッカーを辞めてからも、中村俊輔のような「ファンタジスタ」というあり方が夢であることは変わらない。
書下ろしではなく長年の連載まとめだと知って、最初少しだけがっかりしていた。
が、読み終えて、今はこれでよかったと思った。
マリノスからジュビロへの移籍が決まる前、どんな気持ちで代表を引退してマリノスに打ち込もうとしていたのか、当時の気持ちがそのまま綴られていたから。
移籍の決断にどれだけの葛藤があったのかを知り、ジュビロでの活躍をますます応援しようと思った。
すべてを総括した書下ろしは、現役をやり終えた時の楽しみに。
天才肌として取り上げられがちな俊輔だけど、実は観察→分析→実験→修正の熱心なサッカー研究家。
この本では、そういう研究家としての俊輔像がよく出ているのがよかった。
天才の一言で片づけず、誰よりも重ねている地道な努力を知って欲しい。
俊輔にとって、無駄な経験は何一つないように思える。
何一つ無駄な経験にしないような意識づけの努力。
たとえセットプレーがゴールに繋がらなくても、中のフォワードに合わせられれば、得点パターンを意識づける「仕向け」「ムード作り」になる、という。
ワールドカップのメンバーから外された経験すら、人間的な成長の糧ととらえる、という。
この人から一番学んだのは、こういう「向上意欲」だったと、この本から改めて思い出させられた。
久しぶりに俊輔のマインドに触れられてよかった。
Posted by ブクログ
「サッカー覚書」
俊輔の今まで。
39歳になっても、なお進化を続ける説明不要のNo.10のサッカーの覚書。Chapterは、海外で学んだこと、日本代表で学んだこと、フリーキック・トップ下論、Jリーグで学んだことの4つ。
海外で学んだことでは、マッツァーリやストラカンという師事した監督について触れています。監督から学んだことから始まるのは少し意外でしたが、それよりもマッツァーリがきめ細かいフォローアップする監督タイプだったことも意外でした。ストラカンはそのイメージがあるんですけどね。因みに、EURO2016予想もちょこっとしているのですが、概ね当たっています。興味深かったのは、CLでこそ見える強者との戦い方。ユナイテッドはベストプレイヤーが11人いるイメージだが、バルセロナは13,14人がピッチにいるイメージ。それくらいピッチを支配していたのかと。単純にやっぱり当時のバルセロナも凄かったんだなーと。今のバルセロナもやばいですけどね。
日本代表で学んだことでは、南アフリカW杯から這い上がってきた経緯、アジア予選での経験、そしてドーハ組からの刺激。この3点が、特に印象的です。共通して言えるのは、どこまでも続く向上心。これがやっぱり凄いです。サッカーノートをつけ続け、自分が不足している部分を埋め続けてきたのは、有名な話ですが、それ以外に当然なのでしょうけど、日々の試合、練習、触れ合いから自分を伸ばし続ける意思の強さ。純粋に凄い。こうなるべき1つの指針です。
フリーキック・トップ下論では、やはりCLのユナイテッド相手にHOMEとAWAY2連戦で決めたあのフリーキックでしょう。特に2戦目は、1戦目で警戒が高まっている中で決め切った点は、何度映像を見ても凄いと思ったんですけど、どうやら1戦目も凄かったんですけど、俊輔としてはキックとしては完璧じゃなかったみたいですね。素人には到底理解できない差異を埋めることが出来るのが、凄みを示しています。そのフリーキックですが、イタリアでの経験が大きなポイントになっていたと語っています。当時は、ジタ、トルド、ブッフォン、フレイもいたかな、等々、厄介なGKが揃っていた中で如何にして決め切るか。その経験を積めたのが大きいと。とすると、やはり若い選手はどんどん海外に出て行ってこういう刺激を受けれる場を多く経験すべきと思っちゃいますね。
Jリーグで学んだことで面白いのは、ラモスとのエピソード。ヴェルディとの試合でラモスとマッチアップした際、削られるかと思いきや、いいプレーには「うまいな」とか「いいぞいいぞ」と声をかけてくれたそう。なんというサッカー小僧だろうか。こういうところ、ラモス好きですね。
国内初の移籍先としてジェビロを選び、今年で2年目。2018年は40歳になるシーズンですが、旧知の名波監督の下、中村俊輔という選手がさらに進化していくのを楽しみにしたいと思います。
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