西股総生のレビュー一覧
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面白かった。東国における戦国時代黎明期の事例が強く印象に残る。東国の戦国黎明期においては北条早雲や長尾為景、太田道灌のエピソードをせいぜい知っていた程度。この本のように東国を網羅的に把握してはいなかった。なにはともあれ、長尾景春……強い。Posted by ブクログ
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最終章の内容が、織田・豊臣はRMAの程度は大差なく、単に急成長中のブラックなベンチャー企業だから強かった、という身も蓋もない話だった。
ほぼ全編を通して、侍と足軽の二層構造という、一度ひっくり返ったものをさらにひっくり返すような大胆な説を、資料を基に丁寧に解説していて説得力があり、読んでいて面白か...続きを読むPosted by ブクログ -
関東を中心とした戦国時代の土城の紹介。
歴史作家が書いているため、その城の背景が考え抜かれている。Posted by ブクログ -
畠山重忠の乱は冤罪であるだけでなく、だまし討ちだったとする。「二俣川合戦場の地形が、あまりに待ち伏せに好適であるからだ」(166頁)Posted by ブクログ
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越山の章を読んで、上杉謙信の、義を重んじ領土的野心を持たないという世間一般の評価に対しての見解が大変興味深かった。また、越山を暖地で越冬する渡り鳥に例えているのも秀逸だと思った。妻帯問題も腑に落ちた。Posted by ブクログ
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よく言われる土の城がよくわかった。
この人の本はこういう地道で具体的な話が一番いいと思う。
戦争とか武将論になると、面白いが飛躍している気がする。
堀切、切岸、土塁、虎口、馬出どれも詳細でわかりやすく面白い。
この本を持って現物を見に行くとわかりやすいかも。Posted by ブクログ -
とても面白く読めた。学校の日本史や歴史ドラマの主流でない東国の歴史を知ることで、上方や織田、豊臣、徳川の動きも多層的に理解できる。
リーダーシップ、後継者選び、同盟、縦深戦略などにおいて共通点と相違点を確認しながら読むとよいですね。
私は新潟生まれで上杉謙信には一定の理解をしているつもりだったが、...続きを読むPosted by ブクログ -
八王子出身者としては、やはり北条関係の戦国史が一番興味深いです。武田、上杉(直江)は大河になっているのだから北条もなんとか大河でやって欲しい。内訌が無かったらからつまらないかもしれないが、近隣の小大名との関係の変化や、攻略など面白いはず。この本でまた関東の戦国史について少し詳しくなりました。Posted by ブクログ
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まだ第二章を読んでいるところですが、いま書いておきたい。
これは名著。日本の在野の歴史研究家は、ほんとうにレベルが高い。
本書全体を通しての問題意識を綴る第一章は、秀吉の小田原征伐の前哨戦である山中城攻めを、豪傑渡辺勘兵衛覚書を題材に辿る。
そこから、優れて組織的な鉄砲戦術と、手柄第一の個人プレーと...続きを読むPosted by ブクログ -
戦話を楽しむ講談調のもの。陰謀論が多すぎるが娯楽としては楽しめる。
なるほどと思ったのは鎌倉政権も巨大な荘園領主、即ち既得権益者だったということ。だから上手く権門体制を構築し、京の貴族や寺社を保護したのかと納得した。
一方、その立場に固執し、更に権益を拡大したために、御家人から見捨てられ、一瞬で滅...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史とからめてとか、切り口が自分の好きな感じだったので、面白く読めた。皇居の周り、自転車で通り掛かるだけで、あんまりちゃんと見てなかったの勿体無いなと思ったので、じっくり見てみようと思った。堀に興味行く前に、白鳥を見てしまってたのもあるけど(関西では動物園にいる鳥なので)。ちなみに、清水門から科学技...続きを読むPosted by ブクログ