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Posted by ブクログ
縄張り研究者の西股総生氏による、戦国城跡本。「ほとんどの城は、純粋な軍事施設」という持論に基づき、城には現実の状況に対峙するための具体的な目的と意図があると説く。そして、「小さい城は、その地域を地盤とした弱小土豪の居城に違いない」という考え方が如何にナンセンスかを強調している。著者は、戦国大名の戦略拠点としての居城を除き、ほとんどの城は特定の状況に対処するために築かれた時限的なものであり、状況が変われば放棄されたと推測している。そのような「時限的な城」には、輪番制の守備隊が詰めているだけなので、「城主」はおらず、「城主の居城」という概念も成り立たない。といったことを主張する本。
Posted by ブクログ
お城って考古学のようなところがあって、まず遺構があって、その遺構からこれはどういう目的で造られたのかとかそういうことを考えることが多いのですが、そのときに常に看板の解説とかを怪しいものとして(斜に構えて)考えるのが面白いんです。看板の解説とか固定観念とか、そういうものをなるべくとっぱらって、あるがままの状態から読み解くと、たまーにどこにも解説されていないことが見えてきたりするのです。
本書の著者は、こういった楽しみ方の超上級者といえるように思います。著者は実際に城跡に出て行って縄張り図を書く中で通説に対して、いやそう考えるのは辻褄があわない、実はこうなんじゃないかといったことがたくさんあったらしく、それをまとめたものが本書というわけです。
もちろん内容はマニアックですから、お勧めするという感じの本ではないのですけど、こういう「考え方」はとても大切なことだと思います。
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ビジネス・実用
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