吉村喜彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多摩川沿いにあるバー・リバーサイド。そこを訪れるお客さんと初老のバーのマスター、沖縄出身の若いバーテンダーの琉平とのやりとりがじんわり面白い。人生のそれぞれのステージでそれぞれ悩みがあり、ここに来たからって解決されるわけではないけれど、ちょっと身が軽くなったり、きっかけをつかめたり。それぞれに出されるお酒、お酒に合わせたおつまみが美味しそうで。お酒は飲めないけれど、チェダーチーズにギネスを混ぜ込んだポーターチーズやギネスで煮込んだシチュー、シンプルなペペロンチーノなどどれも食べてみたい。ホントにあったらいいのに。でも、あってもウーロン茶は頼み辛いお店だからな・・・。ノンアルコールカクテル作って
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Posted by ブクログ
この人の本を読むのは初めて。
後で知ったんだけど、『ビア・ボーイ』の続編だったんだね。
こっちから読んでしまったよ。
酒類・食品を扱う商社の宣伝部で働く上杉が主人公。
自社のウィスキーを売るためより良い広告を作ろうと奔走する上杉だが、
社内政治にばかり気を配る上司や同僚たちと対立してしまう。
それでなくてもウィスキーの売上が低迷しているのに、
会社はさらにウィスキーを売るものにあるまじき方向へを傾き始める。
それを知った上杉は数少ない仲間と共に社内悪に立ち向かおうとするのだが…
乱暴な言い方をすれば、『半沢直樹』のようなお話でした。
ウィスキーの酒類やうんちく話がもっと展開されるのかと期