吉村喜彦のレビュー一覧

  • ビア・ボーイ

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    ネタバレ

    店頭で表紙が美味しそうに見えた。
    ビールは嫌いなのに不思議だ。
    きっと真夏だったんだろうと思う。

    PHP文芸文庫の本を読んだのは初。
    著者の吉村さんの本も初。

    人や風景や心情の描写がとにかく綺麗だった。
    広島やそこで生活する人たちが特に輝いて見えました。

    実社会はそれほど単純ではないと思いますが、
    封印しがちな純粋さを思い起こさせてくれたり、
    「がんばろうっ」という気にさせてくれる本だなと
    思いました。

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    2018年02月25日
  • バー・リバーサイド

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    優しいマスターと沖縄出身の若いバーテンダーが迎えてくれる「バー・リバーサイド」。
    常連さんの寂しさや悩み等も美味しいお酒で癒してくれる。
    こんなバーが近くにあったらなぁーと思わずにはいられない!
    そして、美味しいお酒が飲みたくなる!

    2017.12.5

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    2017年12月05日
  • バー・リバーサイド

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    二子玉に有るバーの話。謎解きでもなくなんでもない話だか楽しめる。 2017.11.28

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    2017年11月28日
  • ウイスキー・ボーイ

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    ビアボーイもウイスキーボーイも最近の話ではなくて30年以上前。なんか馴染めそうで馴染めない。
    アトピーの話は必要だったのかな?なくてもサッサのスパっと言うとこは変わらないと思うしステロイド云々はウイスキーの話に合わないと思った。

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    2017年04月19日
  • バー・リバーサイド

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     二子玉にある小さなバー。2人のバーテンダーと、おきゃくさん。この不思議な空間と、人と人、客とバーテンダーが織りなすドラマを、優しい文体で綴っていく。特に、バーテンダーをやっている人ならわかる、そのバーに立つ緊張感や、オフの時の抜けた感じ。ジンとかウィスキーとか、同じ量を注いで、軽くステアする。
     「軽くステアする」なんともこの言葉が心に引っかかる。エピソードは、編集の仕事をしている人が、悩み、人生と向き合っている様を、バーでの小話として披露していく。バーテンダーとの会話から、ゆっくりと、お酒のように熟成し、そして消えていく。バーとはそういう場所だ。うまく、ストーリーに乗せていると思う。目玉の

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    2017年02月20日
  • バー・リバーサイド

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    美味しいお酒をゆっくり味わいたくなるようなお話。
    登場人物のキャラクターがあまりぴんと浮かび上がってこなかったり、エピソードが説明的であったりする一方、お酒の描写はとても美しくて、さすがサントリー宣伝部なだけあるなぁ、と。

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    2017年02月05日
  • バー・リバーサイド

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    バーという空間集まる人たちが織りなす、小洒落た人間模様や複雑な過去が、いろんな酒やカクテルを通して語られる小粋な話……と、途中までは思ってたのですが、最終章を読んで印象がかなり変わりました。

    変な推察ですが……このバーはあの世とこの世の間にある、って話だったり?

    最終章を読んでそう思いました。多摩川の多摩を「魂」と呼んだり、森さんと井上さんが「妻が待っている」と言って席を立つシーンは今から彼岸に渡る暗喩なのかなー、なんて。

    「あの世とこの世を結び合わせている」という言い回しや、店への階段数が13だったり(反面、バーカウンターの席数が7というのも狙っている感じが…)など、いろんなエピソード

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    2017年01月16日
  • バー・リバーサイド

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    地元の二子玉川のバーを舞台にした、短編小説集
    お酒を飲んでいたときは、こういう地元のバーの常連に
    なるというようなことにあこがれがありましたが。
    今のように断酒をしていると、特にそういう感覚はなくなりました。
    いまでもお酒飲めたらいいなあと思うときが少しありますが。
    二子玉川の町、多摩川はとてもいい場所です。
    それぞれの季節、時間、どれも絵になる気持ちのいい場所
    がいっぱいあります。

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    2016年12月11日
  • バー・リバーサイド

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    初読みの作家。バーを舞台にした柔らかな雰囲気の5話から成る連作短編集。雰囲気だけは良いが、どの短編も物語として昇華しきれていないように感じた。

    酒や食べ物に関する蘊蓄とバーを訪れる人びとの人生。人びとの何かが変わるという感じはしなかった。

    『花の酒、星の酒』『ダーティー・マティーニ』『桃花林酒』『ムーンシャイン』『自由の川』の5編を収録。文庫書き下ろし。

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    2016年11月19日
  • ウイスキー・ボーイ

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    ビア・ボーイはすでに読破済み。ビア・ボーイの方がスッキリしました(笑)本作は最初から主人公がデキる男感が出過ぎていた気が…(ビア・ボーイは最初はどうしようもない営業マンだったはず…)それでも組織と戦う主人公はやはりかっこよかった。流氷ウイスキー飲んでみたいなぁ…

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    2016年09月23日
  • ウイスキー・ボーイ

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    ビア・ボーイの続編
    営業から宣伝に戻ってきてからのお話し

    うーん、面白いんだけど、何だか釈然としないなぁ

    上杉くんは自分のエゴを出しすぎなんじゃなかろうか
    自分もクライアント病になっているのに自覚なしで、自分より症状の重い人を軽蔑する
    自分勝手な正義感で会社の不利益な記事を広告として掲載
    その際には記事の捏造をするとか
    そのせいで会社の他の人達にも相当迷惑をかけたことわかってるんだろうか?

    この場合の暴露って、犯罪行為をリークするのとはちょっと違う気がするんだよね

    人事考課の愚痴にしたって、会社ってそういうものだし
    何を甘いこと言ってるの?と思ってしまう

    ビジネス小説としては全く評価

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    2016年03月24日
  • ビア・ボーイ

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    広島の話だ~と驚き笑
    キ○ンのビールしか人気ないんじゃないって感じに笑える。

    そして、こういう組織的なことってやはりあるんだね。なかなかおもしろかった。

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    2016年03月09日
  • ウイスキー・ボーイ

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    ウイスキーの飲み方とか、売り方?いやいや、作り方を再確認しました。 ちょっと前の朝ドラを思い出しました。

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    2016年03月07日
  • ビア・ボーイ

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    サントリーがモデルの会社の広告社員が、酒と女でやらかして広島営業に飛ばされて奮闘するお話し

    スターライトって名称はサントリーよりはサッポロビールを思い浮かべるけどね
    ライオンはキリン、日の出はアサヒ そんなにひねりがないね
    おそらく時代はバブリーな頃?
    主人公もブレザー着てアイビー・ルックなんてやってるみたいだし
    キリンがビール業界のほとんどのシェアを占めていた頃だね
    まさかこの後にアサヒが取って代わるとは誰にも予想がつかなかったろうなぁ

    とまぁ現実の話しはおいといて

    営業に飛ばされたとか、業務内容が変更になったとか、そんな人にとってはためになる本かもね
    仕事の心構えについて、ちょっと前

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    2016年03月03日
  • こぼん

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    深いかどうかは別として、沖縄問題や人種差別、自然破壊の問題も自然に盛り込んでいて、しかも年代柄その辺りも併せ呑んで高度経済成長の真っただ中という雰囲気を描いています。部分部分を取り出すと色々語れるのかもしれませんが、こぼんちゃんが自然に感じている疑問や、当然のように受け入れている現実として描かれているので、説明臭かったり作者の主張が透けて見えるなんてこともありません。

    こぼんちゃんは甘えん坊の小太りちゃんなのですが、学校では結構生意気な言動も有って大人からは可愛くないと思われる事もあるようで、おばちゃん先生から目の敵にされています。僕も子供の頃担任の先生に「ありんこ君も誰々君みたいに甘えられ

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    2015年09月21日
  • ビア・ボーイ

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    酒乱で女好きな主人公に肩入れできず。
    話は面白いけど、あらすじのように書かれてる部分があるのが不満。

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    2015年03月23日
  • ウイスキー・ボーイ

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    最近ウイスキー関連の本を読んだので、その影響で気になって手に取ってみた。
    なかなかに粋なタイトルと表紙である。

    内容はひとまず置いておいても、
    ウイスキーに限らずお酒が好きな方には美味な一冊なのではないだろうか。
    いたる所にお酒を飲み交わすシーンが散りばめられており、その都度五感をくすぐる表現が成されている。
    この本を読んでいたときの唯一の惜しさは、私があまり酒好きでは無いことに尽きる。
    お酒が好きならば今より五倍は楽しく読めただろう。

    内容は正直まあまあといった感じ。
    会社員の主人公の奮闘もの。
    序盤は登場人物がゴチャゴチャ出てきて名前がややこしかったが、徐々に面白くなってくる。

    前作

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    2014年11月17日
  • ウイスキー・ボーイ

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    「ビア・ボーイ」の続編。時代設定が微妙に前だからなのか、あれ?と思う事があった。まぁお仕事小説だな。
    2014.9.12

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    2014年09月15日
  • ウイスキー・ボーイ

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    「ビアボーイ」著者の最新刊。宣伝部での失態から営業部門に修行に出ていた上杉が再び宣伝部にやってくる。成長したかと思いきやあまり成長していないような…宣伝にお金をかけまくる会社の凄さに圧倒されつつ、ウイスキーのように熟成が命の飲み物の品質管理の素晴らしさに感激!やっぱりものを売るには「物語」が重要だ。そしてロマンが語れる人も。

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    2014年06月21日
  • ビア・ボーイ

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    ネタバレ

    酒好きとしては読むしかないっしょ?という感じのタイトルに惹かれて手に取った本作は、タイトル通りビールの営業担当が主人公のお話。

    坂木司「和菓子のアン」「切れない糸」のように、身近な職業の奥深さを描いた作品を期待していたのですが、そうした部分はあまり見当たらず、ちょっと肩すかしな印象。どちらかというと、元宣伝部で天狗になっていた主人公が、営業の現場で人と交わり、いろんな経験を積む中で成長して行くところが核になっているように思います。

    良くも悪くもベタな内容で、まぁまぁ楽しめたかな。でもやっぱり「へぇ〜」と思わず口にするようなトリビア的なエピソードが欲しかったです。

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    2013年12月07日