マルイノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
競技の元に迫っていくようなゲーム小説かと思ったら
ハードボイルドなバトルものだった
一般に魔法少女のあるべき姿が
「ご近所の平和を守る」「悪者を倒す」の
どちらに重心掛かっているかは
なんともいえないが
会敵必殺の気合入った登場人物が何人もいて
話の進行を上手く導く一方
勝利より魔法少女の美学をきちんと踏まえたキャラ付けも
しっかりあり
とてもよく出来た1巻完結のバトルものである
このライトノベルがすごい文庫の作品は3冊しか読んでいないが
いずれも1冊で充分な展開を構成していてまこと感心
電撃文庫とかとも差別化できているしたいしたものだ -
Posted by ブクログ
ネタバレネットの友達がオススメしてたので読んでみる。
ラノベは敬遠してた所があるけど、この小説は割といい感じに読めた。
変身後の魔法少女は必ずかわいい女の子になるという前提があるんだけど、その前提があるからこそ彼女(彼)たちの変身前の姿が書かれた時、そのギャップがツボに入った。
マジックキャンディ集めから魔法少女同士の凄惨な殺し合いになっていく展開はパロロワ(ネットのバトロワの二次創作)を思い出してしみじみした。
魔法少女たちの能力の応用の仕方が色々バラエティに富んでて面白くて、弱いとされている魔法少女がまさかの能力の応用で強者を倒す展開は驚きがあった。
欲を言うなら、もうちょっとちゃんとしたアク -
Posted by ブクログ
キュートでキッチュ、プリチーでパワフル。
いずれ劣らぬ強烈な個性の魔法少女たちが知略と策謀と各々持てる魔法を駆使し生き残りバトルロワイヤルを演じるライトノベル第四弾は、既刊の魔法少女総出演の贅沢な短編集。
結論から言いますと大満足!
長編では伏せられていた魔法少女たちのプライベートな日常のアレコレ、語られなかった心情や葛藤が硬軟織り交ぜた達者な文章で盛り込まれています。
特に株を上げたのはルーラ!
本編では意地悪で我儘、殆ど見せ場なく終わってしまったルーラが仲間に対して面倒見の良さを発揮するシーンで好感度アップ。
ツンデレ好きのハートをくすぐる萌えキャラに仕上がってます。
魔法少女育成計画の魅 -
Posted by ブクログ
魔法少女育成計画に登場する16人の魔法少女たちの素顔や日常を描いた短編集。なんと人が死にません!やったね!
薄いですがどの魔法少女のファンでも楽しめる充実の一冊になってます。
本編の三割増テンションが振り切れたトップスピードの大暴走に振り回されるリップルとマジカロイド44の受難、身から出た錆でマフィアの抗争に巻き込まれ危機一髪のピーキーエンジェルズなど、意外なコンビのほのぼのからアクション、ラブコメからピカレスクに至るまで(?)網羅してます。
特に気に入ったのはナナとヴェスインタープリズンの出会いを収録した「サークルの王子様」とたまの学校生活を第三者視点から見た「たまにはこんなことも」。
ラブ -
Posted by ブクログ
ネタバレ1ページ目で明かされるゲームの秘密に、いきなりびっくり!最初のページを読んだだけで前編のストーリーに対する印象がガラッと変わる。
前編を読んだ時点でのお気に入りのキャラクターはプフレだったが、後編ではさらに好きになった。プフレ自身は戦闘力は低く、前編の途中から魔法も使えなくなってしまうが、ゲーム攻略に対するセンスがずば抜けていて、読んでいて何度も舌を巻く場面があった。特に感心したのが、シャドウゲールに地底に残らせてやらせていたことと、終盤の通行証のくだりである。プフレ視点の場面はなかったが、シャドウゲール視点ではプフレはもっともよく出てきたキャラクターである。この二人の関係性も絶妙で読んでい