マルイノのレビュー一覧

  • 魔法少女育成計画restart(後)【電子版あとがき付】

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    ネタバレ

    魔法と犠牲と自省の話。前作の登場人物のサイドストーリーがWebで公開されているようだがそちらは未読。左から前作・restart前・後と三冊並べるとシンメトリー風になる、風ね。魔法のルール、ゲームのルール、知力、膂力をフル活用して繰り広げられる騙し合いに次ぐ殺し合いは予想通り悲壮な最期を迎えることになったものの前作よりはしっくりくる。しかし男なのでどうしても二ノ宮君に同調してしまって物語の後のことを思うとやるせない。ページ数の都合からかだいぶ駆け足に見えた場面も多かった前作に比べれば日常とゲーム世界を三日毎に行き来する今作はそれぞれのバックボーンが描かれ感情移入もしやすかったのではと思うものの、

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    2012年12月18日
  • 魔法少女育成計画restart(前)【電子版あとがき付】

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    ネタバレ

    後編を読む前に前編の感想を書くことで気分を盛り上げてみる。

    無印は、「魔法の国の魔法少女を選別するための手段」として「魔法少女育成計画」というゲームがあって、16人の魔法少女が殺し合いに放り込まれるという話でしたね。
    今回は、全員が既に魔法少女になっていて、悪意ある誰かによって殺し合いに放り込まれる話。……あんまり変わってないなw

    無印の感想では、少ないページ数の中で16人をまんべんなく書いているので一人ひとりの掘り下げが足りないのが残念、みたいなことを書いてました俺。
    しかし今回は、びっくりするくらい改善されましたね。読みながら口絵のカラーページを見かえす回数がぐっと減ったと思います。数

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    2012年12月09日
  • 魔法少女育成計画restart(前)【電子版あとがき付】

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    前作同様の衝撃の一冊。

    登場する魔法少女たちが、また可愛い。
    可愛さの裏にある様々な感情の絡み合いが物語を盛り上げていて、読み応えは抜群。

    前作との繋がりもあるようなので、
    改めて前作を読み返したいです。

    後編が楽しみです。

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    2012年11月17日
  • 魔法少女育成計画【電子版あとがき付】

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    まどマギが拓いた道をこんなふうに突っ走る作家がいるとは。小説読んでてこんなに興奮したのは久しぶりだ。続編も確保してるので読むのが楽しみ。

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    2012年11月14日
  • 魔法少女育成計画【電子版あとがき付】

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    ネタバレ

    16人の魔法少女によるサバイバルゲーム。読みやすく続編も決まっているようなのでそちらも楽しみ。もう少しだけバトルシーンの描写を増やしてくれると尚よかったかも。

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    2012年10月27日
  • 魔法少女育成計画【電子版あとがき付】

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    16人の魔法少女に突然降ってきた運命は「8人になるまで減らす」ということだった。
    そして、魔法少女が魔法少女で無くなった時、死に至るというシチュエーションの中、生き残りをかけた権謀術数が始まる。

    血が足りない。
    グロさが足りない。
    心の嘆きや理不尽に身悶えする苦悩が足りない。
    でも、面白かった。

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    2012年08月25日
  • 魔法少女育成計画episodes【電子版あとがき付】

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    7/10.
    こういうサイドストーリー系が高い評価を得るのは基本的に難しいが、魔法少女育成計画では圧倒的のキャラクター数や、キャラクターが登場してからすぐ殺されることの多さを考慮すると、やはり自然とキャラクターについて情報を欲求する。で、この本はかなりうまく彼女達の関係を織り交ぜたと思う。

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    2025年07月10日
  • 魔法少女育成計画【電子版あとがき付】

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    8/10.
    めちゃくちゃいい本だ。魅力的なキャラクターが多くて、惨たらしい展開も素敵。個人的にハードコア・アリスが好きだった。

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    2025年05月12日
  • 魔法少女育成計画「黒(ブラック)」

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    あくまでこれから始まる三部作の序章という位置づけの作品。
    limitedの前編のような印象だが、あのような剣呑さは無く、まだほのぼのとしている。
    しかし、今回は出てくる魔法少女達のプロフィールが、これまでの作品の読者であればどこか心当たりのある人ばかりで非常に面白い。
    ほぼ全員が中学生であるからこそ、limitedでも見られたようなグループごとの閉鎖的な人間関係にリアリティがあり、そのような中でも仲を深めたいと思うテティの初々しい真面目で純粋な性格に好感が持てる。
    プロフィール欄には登場しない魔法少女達の暗躍や時たま立ち上る過去に物語から退場していった魔法少女たちの陽炎、そしてまさかの本編登場

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    2024年05月24日
  • 戦国姫 姫君たちの恋 織田信長×生駒吉乃、伊達政宗×愛姫ほか

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    ネタバレ

    児童向け文庫であるからか、短編と言えど極めて短いお話。
    恋愛だけを描いているからもあるが、所々端折られている。
    恋愛小説というか、こういう恋愛をしましたという内容であるから、胸キュンは特にはない。

    教科書の日本史では知ることのできない武将達の新たな一面を見つけるにはとても読みやすい小説だと感じる。
    ふりがなもあるし、子供でも読みやすい一冊である。

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    2024年05月15日
  • 戦国姫 ―織田の姫君たち―

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    甥の信長に処刑された「おつやのかた」
    秀吉のもとに行くことを拒否して出家した「冬姫」
    大河ドラマを賑わせている「徳姫」など
    数奇な姫達のドラマがわかりやすく
    描かれている。
    小学生新聞に感謝

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    2023年07月22日
  • 戦国姫 ―瀬名姫の物語―

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    今をときめく家康の正室の物語。
    今川家と織田家がからむ悲しい物語。
    朝日小学生新聞で連載され知った藤咲あゆなさん。
    読みやすくわかりやすい。

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    2023年05月10日
  • 戦国姫 ―濃姫の物語―

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    ネタバレ

    大河ドラマ、麒麟がくるでも川口春奈さんが演じていたけど、すごく素敵なお姫様。
    私は帰蝶が一番好きだけど、なにしろ腹が据わっててかっこいいところと信長を慰めている優しいところと、いろいろな面があって、意外な一面を見つけるとこっちまでどきどきしちゃう。
    マルイノさんの絵もすごく可愛くて、光秀の絵とか、もう結婚してる人よりも、まだ十歳ぐらいの子どもって言われた方がしっくりきそう。

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    2023年04月03日
  • 魔法少女育成計画【電子版あとがき付】

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    オタク友達との話し合いで懐かしくなり、買い直した作品。
    16人の魔法少女たちが、生き残りを望んで行動し、争う話。
    物語の起承転結を既に理解してはいたものの、森の音楽家クラムベリーが戦う描写は、もう一度読んでもやはり楽しめるものだった。音という概念を巧妙に応用した戦闘は、ベテランのなせる技である。

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    2021年07月16日
  • 戦国姫 ―織田の姫君たち―

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    織田信長に関係する姫君たちについて書かれたもの。

    土田御前、お犬の方、おつやの方、徳姫、冬姫
    それぞれ一章の物語で説明。

    小学校高学年から中学生向きの本で、イラストも少女アニメ風でとっつきやすい。

    私は基本的に歴史に疎いので、全ての姫君を知らなく、新鮮な感覚で読めました。

    作者の創作も存分に入っているであろう物語なので、姫君達は、読者の少女達が共感しやすいように、純粋な愛情を信長や姉妹に抱いているように描かれている。
    実際は、戦国のなんでもありの下克上の時代だから、当然そんな純粋な気持ちだけではない、ピリピリ、ドロドロとした感情も多く渦巻いていたであろう。

    戦国時代は正に男たちが主役

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    2021年01月19日
  • 戦国姫 ―濃姫の物語―

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    大体の小説は男の武将中心のが多いけど、
    姫中心っていうのがまた面白かった。
    今回は織田信長の正室の濃姫だったけれど
    私も好きなので個人的には面白かった。
    濃姫の気持ちもわかりやすく書いていて
    読みやすかった。
    歴史好きにおすすめです。

    歴史に興味ない人は途中で疲れてしまうかも。

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    2018年12月08日
  • 魔法少女育成計画【電子版あとがき付】

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    数万人に1人の割合で、本物の魔法少女になれる
    ソーシャルゲーム。
    しかし本物の魔法少女が過多になってきたので
    淘汰する、と言われる。

    人への善行で集まったキャンディーの数を競う。
    シンプルなルールだと思っていたら…な状態。
    え、これは某魔法少女になってください系かと思いきや
    そうではく、次々とその方向へと導かれていく彼女達。

    二人一組あり、チームあり、一人になっちゃったあり。
    かかっているのは命なのだから、それはもう…すごい。
    死闘を重ねているわ、寿命引換の道具は出てくるわ。
    怪しげな雰囲気なのもいるし、一体誰がどうするのか。
    驚きの正体だった彼女が、一番怖いですが。
    今までの言動について

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    2018年06月11日
  • 魔法少女育成計画JOKERS【電子版あとがき付】

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    魔法少女育成計画シリーズ

    このシリーズは、毎回魔法少女たちがドッサリでてきて
    ドッサリ死んでいく(汗
    数人だけ生き残って次の話に参戦してきたりするから
    久々に読むと「えーーと、これダレだったっけ・・」状態(笑)

    今回は、人造魔法少女たち4人が登場
    黒幕は一体??
    てか、人造魔法少女たちは、全然悪くないのにーーー!!(泣

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    2018年06月09日
  • 魔法少女育成計画QUEENS【電子版あとがき付】

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    アニメ化もされ勢いにのってる魔法少女育成計画の最新刊。
    「だれとでも仲良くなれる」魔法を使い「すべての魔法少女とお友達になる」プク・プックの野望の全貌が暴かれます。
    敵味方さまざまな魔法少女が入り乱れ利権と愛憎と思惑が絡み、話の筋がかなり複雑になっています。
    戦闘面は一対一より集団戦に比重がおかれていますが、固有の魔法を使った抜け駆け出し抜き不意打ちで、「まさかここで!?」と唸る場所で意外なキャラが脱落していくシビアさは健在。
    今巻のラスボスプク・プックはシリーズ通してもトップレベルのキチ(略)で頭がおかしい。良い意味で感傷に傾きずドライな描写でテンポよくさくさく進む。視点の切り替えが頻繁なの

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    2017年08月24日
  • 魔法少女育成計画restart(後)【電子版あとがき付】

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    遠藤浅蜊氏は推理小説も書けるんだ!と思っただけでなく、氏の書き方はそこいらの小説に比べて難しい言い回しもなくスラスラ読めちゃうところが魅力的。登場するキャラクターの説明もイメージしやすくて、感情移入できる。そして相変わらずすぐに死なせてくれて悔しいことこの上ないけれど、これが魔法少女育成計画なんだから仕方ない。この作品は知れば知るほど噛みごたえが出てくる。もっともっと深く愛していきたくなる。そんな出来栄えである。

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    2017年06月27日