マルイノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメ化されるとのことで久々に読み返した
やっぱり好きだなあ、魔法少女育成計画!
restartは個人的シリーズ内最高傑作
キャラクター、舞台設定、黒幕、オチ、全てが最高峰だと思っている
前後編なのにダレる部分がないのに加えて、頻繁に視点が移動するので前作よりも主人公らしい主人公はいない(一応ペチカだろうが、そこまで中心的だとは感じなかった。影が薄いのもある…?)
中盤以降は誰が死んでも悲しかったし、それほどキャラクター達に愛着を持ってしまった
シリーズ他作品と比べ、サスペンス色が強いのも印象的
何が起こっているのか分からない、徐々に魔法少女達が疑心暗鬼に陥っていくのは辛いが面白い
まだ未読の方は是非! -
Posted by ブクログ
競技の元に迫っていくようなゲーム小説かと思ったら
ハードボイルドなバトルものだった
一般に魔法少女のあるべき姿が
「ご近所の平和を守る」「悪者を倒す」の
どちらに重心掛かっているかは
なんともいえないが
会敵必殺の気合入った登場人物が何人もいて
話の進行を上手く導く一方
勝利より魔法少女の美学をきちんと踏まえたキャラ付けも
しっかりあり
とてもよく出来た1巻完結のバトルものである
このライトノベルがすごい文庫の作品は3冊しか読んでいないが
いずれも1冊で充分な展開を構成していてまこと感心
電撃文庫とかとも差別化できているしたいしたものだ -
Posted by ブクログ
ネタバレネットの友達がオススメしてたので読んでみる。
ラノベは敬遠してた所があるけど、この小説は割といい感じに読めた。
変身後の魔法少女は必ずかわいい女の子になるという前提があるんだけど、その前提があるからこそ彼女(彼)たちの変身前の姿が書かれた時、そのギャップがツボに入った。
マジックキャンディ集めから魔法少女同士の凄惨な殺し合いになっていく展開はパロロワ(ネットのバトロワの二次創作)を思い出してしみじみした。
魔法少女たちの能力の応用の仕方が色々バラエティに富んでて面白くて、弱いとされている魔法少女がまさかの能力の応用で強者を倒す展開は驚きがあった。
欲を言うなら、もうちょっとちゃんとしたアクションシーンを見たかったかな?
トップスピードとリップルvsカラミティ・メアリは見応えあったけど。
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Posted by ブクログ
キュートでキッチュ、プリチーでパワフル。
いずれ劣らぬ強烈な個性の魔法少女たちが知略と策謀と各々持てる魔法を駆使し生き残りバトルロワイヤルを演じるライトノベル第四弾は、既刊の魔法少女総出演の贅沢な短編集。
結論から言いますと大満足!
長編では伏せられていた魔法少女たちのプライベートな日常のアレコレ、語られなかった心情や葛藤が硬軟織り交ぜた達者な文章で盛り込まれています。
特に株を上げたのはルーラ!
本編では意地悪で我儘、殆ど見せ場なく終わってしまったルーラが仲間に対して面倒見の良さを発揮するシーンで好感度アップ。
ツンデレ好きのハートをくすぐる萌えキャラに仕上がってます。
魔法少女育成計画の魅力の一つに、神秘的で不思議ちゃんな黒髪ショートの魔法少女の実体が「~っス!」と舎弟喋りのナンパギャルだったり、クールな狩人スタイルの魔法少女が実は田舎っぺの訛りまだるだし等数々のギャップが挙げられるのですが、短編集でもそれは健在。
本編ではあっさりさくっと退場してしまった魔法少女が殺伐からほのぼのまで持ち回り主役を張る短編は、本編のエピソードとリンクし、ある時は本編の行間の空白を埋める形で同時進行し、意外なキャラとキャラの接点や因縁が開示されたりと終始サプライズに満ちたアグレッシブな構成になってます。
ねむりんに至ってはMVP並の大活躍!本編での印象の薄さが嘘の如くある時は頼もしい助っ人として、ある時は余計な事を吹きこんだ善意の元凶として、複数の魔法少女の夢に登場します。
チェルナーマウスの意外すぎる正体やスイムスイムの純粋さ故の狂気、プフレとシャドウゲールの百合主従のクランテイルも食わない夫婦漫才など、読者が「読みたい!」「知りたい!」と思った要求に可能な限り応えてくれるサービス精神は素晴らしい。
カラー口絵もとても可愛く華やかで見応えあります。
難点を挙げるなら、短編集を読んで魔法少女一人一人に感情移入し愛着が湧くほどに本編を読み返すのが辛くなること。
特に戦闘狂の復讐鬼一辺倒だったアカネのイメージは180度変わります。あれは病むわ…… -
Posted by ブクログ
魔法少女育成計画に登場する16人の魔法少女たちの素顔や日常を描いた短編集。なんと人が死にません!やったね!
薄いですがどの魔法少女のファンでも楽しめる充実の一冊になってます。
本編の三割増テンションが振り切れたトップスピードの大暴走に振り回されるリップルとマジカロイド44の受難、身から出た錆でマフィアの抗争に巻き込まれ危機一髪のピーキーエンジェルズなど、意外なコンビのほのぼのからアクション、ラブコメからピカレスクに至るまで(?)網羅してます。
特に気に入ったのはナナとヴェスインタープリズンの出会いを収録した「サークルの王子様」とたまの学校生活を第三者視点から見た「たまにはこんなことも」。
ラブラブ百合バカップルのナナとヴェスインタープリズンが最初は犬猿の仲(というかナナが一方的に敵視してた)事実にまず驚く。
オタサーの姫としてふるまうちょっと残念なナナがヴェスインタープリズンを一方的にライバル視して、すれ違い空回る温度差が生み出すコミカルな掛け合いが秀逸。本編ではナナの方がヴェスインタープリズンに依存してるように見えますが、ヴェスインタープリズンの矢印の大きさを再認識してビックリ。
「たまにはこんなことも」は、たまの同級生視点。
なにをやらせてもダメダメな奴だとたまを見下していた少女が、たまの意外な一面を知って徐々に変化していく様子が綴られています。
魔法少女の力を得、仲間との交流を通し少しだけ自信を持ち、周囲に積極的に働きかける事を覚えたたま。
持ち前のひたむきさと隠れた特技で同級生を見直させ心をほぐし、じれったく距離を縮めていく過程に心温まる。
親心で見守っていた読者にとってはたまの成長が感じられ微笑ましい。不器用に育まれていく友情、初々しい青春の1ページに自然とたまを応援したくなり、これからの二人はどうなるんだろうと想像を膨らませてしまいます。続かないんですけどね……
魔法少女になって失ったものだけじゃない。
得たものもたしかにあった。
どの魔法少女も泣いて笑って空回って上滑り実を結び、挫折し妥協し絶望し奮起し這い上がり、それぞれのかけがえのない人生を目一杯に生きていた。
そんな魔法少女たちがますます愛しくなる、悲喜こもごもが詰まった一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1ページ目で明かされるゲームの秘密に、いきなりびっくり!最初のページを読んだだけで前編のストーリーに対する印象がガラッと変わる。
前編を読んだ時点でのお気に入りのキャラクターはプフレだったが、後編ではさらに好きになった。プフレ自身は戦闘力は低く、前編の途中から魔法も使えなくなってしまうが、ゲーム攻略に対するセンスがずば抜けていて、読んでいて何度も舌を巻く場面があった。特に感心したのが、シャドウゲールに地底に残らせてやらせていたことと、終盤の通行証のくだりである。プフレ視点の場面はなかったが、シャドウゲール視点ではプフレはもっともよく出てきたキャラクターである。この二人の関係性も絶妙で読んでいて楽しかった。シャドウゲール視点でのプフレは、現実における親密な関係ゆえもっとも信頼できる人物であり、またゲーム攻略を強力に推し進める頼もしい味方であるが、同時に何を考えているかわかりにくい底の知れない人物でもある。私も読んでいて、「プフレ頼もしい!これならどんな敵が来ても大丈夫では!?でもプフレ自身が敵だったらどうしよう...」と何回も感じた。そんな感じで読み進めていたので、最終戦では手に汗を握りながらページをめくることになった。
舞台がゲームの世界であったということが、今作の面白さを引き立てていた。ゲームの世界ゆえ、戦闘力が低くてもゲーム攻略で活躍して有利に立ち回ったプフレのようなキャラクターに説得力があった。また、パーティーや時には全員で強力してゲームを進めていく場面が多く、キャラクター同士の関係性が深まっていったのが良かった。