【感想・ネタバレ】戦国姫 ―織田の姫君たち―のレビュー

あらすじ

群雄割拠の戦国時代。尾張の武将・織田信長は、天下統一という壮大な夢の実現に向けて邁進するが、一族の姫たちはその夢に翻弄され涙を飲んでいた。信長の生母でありながら息子を憎んだ『土田御前』、女城主となるも甥の信長に処刑された『おつやの方』、信長の長女として徳川家康の嫡男に嫁ぐも自分のせいで夫を死なせてしまった『徳姫』。過酷な時代を生きた5人の姫の物語。

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Posted by ブクログ

甥の信長に処刑された「おつやのかた」
秀吉のもとに行くことを拒否して出家した「冬姫」
大河ドラマを賑わせている「徳姫」など
数奇な姫達のドラマがわかりやすく
描かれている。
小学生新聞に感謝

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2023年07月22日

Posted by ブクログ

織田信長に関係する姫君たちについて書かれたもの。

土田御前、お犬の方、おつやの方、徳姫、冬姫
それぞれ一章の物語で説明。

小学校高学年から中学生向きの本で、イラストも少女アニメ風でとっつきやすい。

私は基本的に歴史に疎いので、全ての姫君を知らなく、新鮮な感覚で読めました。

作者の創作も存分に入っているであろう物語なので、姫君達は、読者の少女達が共感しやすいように、純粋な愛情を信長や姉妹に抱いているように描かれている。
実際は、戦国のなんでもありの下克上の時代だから、当然そんな純粋な気持ちだけではない、ピリピリ、ドロドロとした感情も多く渦巻いていたであろう。

戦国時代は正に男たちが主役の時代。
歴史の波に翻弄され、駒として機能する女性達の、女性からの目線の物語は、戦争の過酷さ、諸行無常な世の中を感じさせるものでした。

特に信長の叔母つやの方の話が印象深かった。
武田と織田に翻弄され、最後は裏切り者として処刑される。

0
2021年01月19日

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