宮崎駿のレビュー一覧

  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    (隅田川の環境は)昭和二十四年、二十五年、ぐらいまではよかったん

    朝鮮戦争というのは、戦後日本をある意味では救ったのですが、いっぽう日本の自然をぶっ壊す最初のきっかけだったのではないかと思います。

    つくづく思うのですが、この国は守れない国なんです。
    海岸線が長い。世界で六番目に長い。アメリカよりもオーストラリアよりも長いん

    ライト兄弟がはじめて飛行に成功したのは一九〇三年

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    2015年03月15日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    博覧強記のお二人なので話について行くのが大変。書き起こしも編集もそれなりの知識がないと話が繋がらなくなるので大変だったのでは…。
    直接的な「愛国論」的なものは終章のほんの一節に登場します。
    あとは行間と文脈で判断してください。

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    2015年03月04日
  • 文春ジブリ文庫 シネマコミック となりのトトロ

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    動いているアニメを見ているときは、なんにも気づかなかったのですが、今回、このシネマ・コミックスで見て初めて気づきました。
    これ、半分ぐらいストーリーない。そして、あとの半分も、ものすごい単純なストーリーです。

    でも、アニメーションを見ているとそんなに気にならないというのは、宮崎マジックなんだろうなぁ。

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    2014年10月01日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    異色な組み合わせの対談。
    果たしてどんな会話になるだろう?と全く想像がつかない組み合わせって、ついつい読んでみたくなる。

    そのうち一人が半藤さんときたらもう読むしかない。
    これまで、「昭和史」しか読んだことはないが、それがとても楽しい読書時間で。

    戦争を生き抜いた人たちが語る戦争は、教科書で読むような話とまるで違う。お二人とも、様々なことを知っているため、その知識の幅広さに驚かされっぱなし。
    こんな会話が、楽しめるような大人になれるといいな。

    「風立ちぬ」見てみよう。「草枕」読んでみよう。「隅田川の向こう側」読んでみよう。

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    2014年09月14日
  • 風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡

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    宮崎駿。著となっているが、インタビュー集で、インタビュアーが渋谷陽一。つまりそれぐらいのコッテリさということ。

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    2014年08月02日
  • 文春ジブリ文庫 シネマコミック 天空の城ラピュタ

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    高校時代にみたときには、それほど面白いとおもわなかったのに、今、見るとメチャクチャ面白かったです。
    これも、頭が悪くなってきた証拠なのかもと思ったりもします。

    いやいや、単純に面白いものが増えるのはいいことです。
    もしかすると、昔面白かったものに、だんだん心を動かせなくなっていることもあるかもしれないけれど。

    これが、成長か?

    まぁ、映画の方の話ね。

    このコミック文庫は……ブルーレイがあればいらないかもしれない。
    まぁ、ディスクより確認しやすいというのはあるけど、動かないこの人達の映画に意味があるのかというとあんまりないかもしれない。

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    2014年07月16日
  • 風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡

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    『「不幸にして君は出会ってないだけで、どこかにいるに違いない」って僕は思うんですよ。』宮崎駿のインタビュー。渋谷陽一の若さゆえのエゴの塊的な誘導には辟易したけど、宮崎駿の頑固さに救われた。長い年月をかけて、向き合う二人の変遷は悪くなかった。宮崎駿は哲学の人という印象があって。「わかる」必要はないし、わかんないなりに考えることで得られるsomethingはきっとある。と。

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    2014年05月12日
  • 風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡

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    ケンカ腰が本当を引き出していた。

    渋谷陽ーの宮崎駿へのロングインタビュー。
    最初は喧嘩腰。
    それが回を重ねるごとに噛み合い、思わぬ本当を引き出していた。
    それは渋谷と宮崎に通底する思想や教養があったからこそ。
    土俵があってこその喧嘩腰。

    「『これはブランドもんだから好きだ』って着てるのは駄目ですよ! そういうスノビズムは、どっかで可愛げがあったときはいいけども」

    「僕は回復可能なもの以外は出したくないです」

    「僕は、人間を罰したいという欲求がものすごくあったんですけど、それはヤバイなあと思ったんです。『新世紀エヴァンゲリオン』なんかは典型的にそうだと思うんだけど、自分の知っている人間以

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    2014年05月08日
  • 文春ジブリ文庫 シネマコミック 魔女の宅急便

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    ジジの動きが結構細かい。
    不時着した飛行船のある海岸で会う女の子はパーティの子だったのね知らなかった。
    読んでて台詞や音楽が頭に浮かんでくる。

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    2014年03月30日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    30年後にはアジアも共同体になると考えれば、領土問題は先送りでもいいのでは?というのはなるほどと思う。◆◆漱石の草枕が俳句小説なのか…◆堀辰雄はよまないといけないのかな。◆◆隅田川の橋が、ロンドン軍縮会議の余波で軍艦の材料だったとは。◆◆ドイツ人は日本人が嫌いであること。

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    2020年07月27日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    作家 半藤一利と映画監督 宮崎駿の対談集。映画「風立ちぬ」を核に、二人の戦中戦後の思い出、漱石「草枕」、戦闘機、日本が失った自然や現代のこの国の問題点など、様々な視点を絡めた構成となっています。「風立ちぬ 」の背景にあるものを知ることができるのも中々興味深いです。

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    2014年03月21日
  • 文春ジブリ文庫 シネマコミック 風の谷のナウシカ

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    ジブリ、嫌いや~とか、思っていたのですが、「ハウルの動く城」とか「風立ちぬ」とか、「かぐや姫の物語」とかを見たり、周辺の話を聞くとすごくおもしろいくて。
    そして、なによりも、子どもの時に見た(高校生ぐらいか?)「天空の城ラピュタ」はあんまり印象良くなかったのですが、この前、見たらおもしろかったということもあり。

    どうやら、感覚が変わってきているみたいです。
    年取って、角が丸くなってきたのかも。

    ということで、ジブリを再発見ということでジブリ文庫を読むことにしました。

    まぁ、しかし、ジブリの教科書の方は読んで楽しいけど、こっちのシネマ・コミックの方は、コミックスではなくて動いているやつが、

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    2014年02月24日
  • 文春ジブリ文庫 シネマコミック 風の谷のナウシカ

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    映画を通しで見たことがない気がしたので、読んでみた。
    でも、やっぱり映画を見ていないので、よく分からない。
    こういう本は、やっぱり映画を見たファンの記念用なのかもしれない。

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    2013年11月03日
  • 半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義

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    ネタバレ

    付箋つけたとこ。
    ・漱石「坊っちゃん」は中学校を下敷きにして大学を皮肉っている。
    ・「こころ」の奥さん……女の人が思われていることに気づかないわけがない。
    ・「草枕」のユートピアは俳句が下敷き。
    ・零戦は描くのが難しい機体。
    ・日本は守れない国。資源を持たざる国。だから原発を。
    ・大和や武蔵は武力誇示宣伝に使えばよかったのに、あえて隠匿した。
    ・腰ぬけ愛国論だってある。
    ・ひとつのジャンルは50年。アニメも。鉄腕アトムがちょうど50年前。
    ・実際に立っていた建物と、現代の観客がそれを無化の姿と思えるかどうか。
    ・隅田川には空母の代わりに橋が建てられた。
    ・芥川を主役にした探偵モノ。とぼけた推理

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    2013年09月21日