宮崎駿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ケンカ腰が本当を引き出していた。
渋谷陽ーの宮崎駿へのロングインタビュー。
最初は喧嘩腰。
それが回を重ねるごとに噛み合い、思わぬ本当を引き出していた。
それは渋谷と宮崎に通底する思想や教養があったからこそ。
土俵があってこその喧嘩腰。
「『これはブランドもんだから好きだ』って着てるのは駄目ですよ! そういうスノビズムは、どっかで可愛げがあったときはいいけども」
「僕は回復可能なもの以外は出したくないです」
「僕は、人間を罰したいという欲求がものすごくあったんですけど、それはヤバイなあと思ったんです。『新世紀エヴァンゲリオン』なんかは典型的にそうだと思うんだけど、自分の知っている人間以 -
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Posted by ブクログ
ジブリ、嫌いや~とか、思っていたのですが、「ハウルの動く城」とか「風立ちぬ」とか、「かぐや姫の物語」とかを見たり、周辺の話を聞くとすごくおもしろいくて。
そして、なによりも、子どもの時に見た(高校生ぐらいか?)「天空の城ラピュタ」はあんまり印象良くなかったのですが、この前、見たらおもしろかったということもあり。
どうやら、感覚が変わってきているみたいです。
年取って、角が丸くなってきたのかも。
ということで、ジブリを再発見ということでジブリ文庫を読むことにしました。
まぁ、しかし、ジブリの教科書の方は読んで楽しいけど、こっちのシネマ・コミックの方は、コミックスではなくて動いているやつが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ付箋つけたとこ。
・漱石「坊っちゃん」は中学校を下敷きにして大学を皮肉っている。
・「こころ」の奥さん……女の人が思われていることに気づかないわけがない。
・「草枕」のユートピアは俳句が下敷き。
・零戦は描くのが難しい機体。
・日本は守れない国。資源を持たざる国。だから原発を。
・大和や武蔵は武力誇示宣伝に使えばよかったのに、あえて隠匿した。
・腰ぬけ愛国論だってある。
・ひとつのジャンルは50年。アニメも。鉄腕アトムがちょうど50年前。
・実際に立っていた建物と、現代の観客がそれを無化の姿と思えるかどうか。
・隅田川には空母の代わりに橋が建てられた。
・芥川を主役にした探偵モノ。とぼけた推理