奥瀬サキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『夜刀の神つかい』全12巻
読んだ。
めっちゃのめりこめる。
すごい世界観。
簡単に言うとヴァンパイアモノだが、独自の設定がうまいこと機能し深みを与えてる。現代と過去、時系列もこねくり回される。
絵が上手すぎるよお!!泣
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本作屈指の名シーン。
久米巡査とクラハの命のやりとりはしびれる。読者の私も望んでいた。この作者わかってる、わかってやがる。
初期からの強キャラと、名脇役の戦い。久米巡査は主人公では無い。
刹那で、わかちあう2人。でも仲間にはなれない。敵だから、対立してるから。最高じゃないっスか。
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Posted by ブクログ
めっちゃ懐かしい、「低俗霊狩り」です。
わたし、このマンガ好きです。その頃、流行っていた退魔もののなかでも、あたま1つ抜けていたと思います。
今読むと、絵がその時感じていたほどかっこよくないけれど……。
でも、当時は、ものすごくかっこよく見えたのです。
「自動人形」の続きをものすごく楽しみにしていたのに、全然、続きが出ない。
すごい才能だぞと思って追いかけていたら、フッと消えて、いろんな雑誌を放浪していたという……。でもまぁ、「支配者の黄昏」とかも、好きです。
文庫化。じゃあ、「自動人形」の続きを読めるかも……。*1
なんてことがあったのも、よい思い出です。
ついに、「自動人形」の続き -
Posted by ブクログ
奥瀬サキの、一種の美しさすら感じる刹那的なエロスやグロテスクを濃縮した作品。コミカル要素は一切無し。正面から真っ直ぐに掴みかかってくる。話の内容は断片的で、一度読んだだけでは理解は出来ない。孤独を抱えた世界観を踏まえたうえでもう一度、二度、と読んでいくうちに物語のパズルピースが個々に染み込んでくる。出版社の関係で続巻は出ない。だからこそ、物語のキャラクターを自分の中で吸収しイメージを増徴させてくれる。
キャラクターは、一瞬先の未来の見える能力を持った同性愛者の青年『冬』と、撃った弾(モデルガン)は必中する能力を持ち女装しキャンディとの名で同性の客をとっている美大生の『音入』、異形の姿を見る能 -
Posted by ブクログ
かなり後になってから描かれた自動人形の続き。
表紙の魔魅は1巻で1本指を、2巻で2本指を出しているが、最初に出た自動人形が未完で終わった3巻では指を4本出していた。
それはつまり「作者は自動人形の続きを諦めたわけではない」という意志の現れだったのだが、それにしてもその後が長すぎた。
その間にすっかりやさぐれた作者は絵柄も話の作りも若かった頃とは似ても似つかなくなっていく。
そしていよいよ何十年ぶりかの自動人形後編…なわけだけど。
まあ絵柄の変化はしょうがないが、しかしどれがどのキャラかピンと来にくいのは困る。
しょっぱなから咲本耶亨の立場が一気に後退するのは、話を縮小化するためか最初からその -
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