この本は君主論そのもののマンガ化ではなくマキャベリが君主論を書くに至った状況をマンガ化したものです。
マキャベリが活躍した15世紀末から16世紀初頭にかけてのイタリアは群雄割拠の戦乱の時代です。
チェーザレ・ボルジアがイタリア半島統一に向けて破竹の勢いで動くも
熱病に冒されたときに判断ミスを犯し32歳で生涯を閉じたり、
フランスやスペインなどの列強の干渉をうけたりします。
その中で優れた君主、暗愚な君主を目の当たりし、
また共和制(マキャベリが仕えるフィレンツェ)での体制を変えることの難しさを経験するということがわかります。
→過去の歴史を学ぶことほど人に多く恩恵を与えるものはない
人間はいつの世にも同じことを考え、同じことを望む
時代がどんなに移り変わろうとも、誰が支配しだらが支配されるのかという仕組や、体制に逆らった者が結局は元の鞘に戻るということも繰り返されている
未来へのすべての対処法は過去にある
賢人は歴史に多くのものを学ぶ
→リーダーは過去の歴史を踏まえ、今という時流を見定め、その時流を上手く掴み、大きく空を羽ばたく者になり、さらなる高みを目指すために、己に大きな目標を掲げ、部下たちに夢を与え、希望ある未来へ人々を導く者でなくてはならない
日々粉骨砕身努力を惜しまないリーダーにこそ良運は運ばれてくると私は言いたい
自分の計画に対して果敢に猛進する者にこそ運命の女神は微笑むからである
運命の女神はあらわらしい若人のような人物を好む傾向がある
リーダーは己の運命に対して果敢に攻めていけばいい
運命の女神はきっとあちらから幸運を届けてくれる
→ときに君主は手段を選べないこともある
人からの振り階で孤独にもなる
だが、君主が日々努力し結実した成果に人は必ずついてくる
そして人々は知る、自分たちの君主の下で報われる日が必ず来るのだと!
→リーダーは信頼ある部下のために人々が安心してしっかり働ける環境づくりをしなければいけない
そしきのために力になる者は優遇し褒め称え、小出し小出しに恩賞を与え、それぞれの人間に適材適所の仕事を与え働かせるのがリーダーの勤め
→リーダーは自分が雇う人間の本質を見抜く力量が求められる
本質が有能か否か
リーダーは自分を支えてくれる人間の選定には重々気を付けてあたらねばならない
→人の軽蔑を避けるためにリーダーは日々己の力を磨くことが望まれる
更に、リーダーが優秀な部下を手に入れることである
→リーダーが組織を守るための方法は、リーダー本人が人から恐れられる存在になり、また、人から恨まれないこと
人のものを奪わない
人の名誉や財産を奪うことや手柄を奪うことは絶対に避ける
→乱世のリーダーは優しいだけでは成り立たない
ときに人に対して冷酷になることも必要になってくる
→人の上に立つリーダーたる者は、人に慕われるより、恐れられることを選ぶべきなのだ!
リーダーは配下の人間に目を光らせ、皆が勤勉に働く環境を作り出さなければならない
頑張って働いたら国が豊かになった、自分たちの給料も上がった、人は必ず結果についてくる
恐れられることも成功のための人心掌握術なのだ!