保田隆明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
企業戦略とは事業戦略の財務戦略の両輪。
ビジネスの起点はどこまでいってもお金。
ではお金をどのように集めるか、その真髄を企業のフェーズごとに体系的に学ぶことができた。
ファイナンス世界や株式市場における定石や暗黙知も親切に教えてもらえる。
まさにファイナンスのバイブルと言える一冊だろう。
◆肌感覚数値
営業利益率×総資産回転率=ROA
6%×0.8≒5% ※上場企業の平均
この肌感を抑えておくと企業診断初動がスムーズ。
PERは15枚程度。
ROE=10%
EBITDAマルチプル=8倍
◆暗黙知
国債を安全資産とみなす。
例:日本が満期の5年、10年で潰れることはまずないと考えられるから。
◆企業価値
企業価値=事情価値+非事業価値=株主価値+負債
◆IR
IRの役目は流動性の創出。
どんなに良い商品も田舎で買う人がいなければ値段はつかない。 -
Posted by ブクログ
ESG財務戦略
【購読動機】
ESGの定義は知っているが、それと財務の関係は知らない、説明できないため。
どのような状態であれば、市場、投資家から評価されるのか?知りたかったため。
【結論】
ESG非財務情報を財務情報に統合する、グローバル統一の会計ルールは存在しないこと。
一方で、ESG取り組みを評価する機関は、10社ほど存在していること。
さらに、業界ごとに、取り組むテーマが記述されていること。
ESG関連の投資総額は、ヨーロッパ、アメリカで増加し続けている。
長期安定株主として、銘柄に採用されるは、大切な視点であること。
【著書魅力】
Google、ネスレをはじめとしたグローバル企業の目標、取り組み、開示が観察できること。
経営視点で、SDGsとESGの違いも理解できること。
SDGs バランスシート左側の活用→社会全体に対する事業組み換え
ESG バランスシート右側、負債、資本の活用→投資家向けに対する現在事業の取り組み
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Posted by ブクログ
ネタバレ【目的】
コーポレートファイナンス全般の復習。
【評価】
網羅性と内容の分かりやすさからコーポレートファイナンスの日本の教科書としては決定版で良いと思う。実例が頻繁に登場するのが良い。
ファイナンスバックグラウンドのビジネスパーソンにとっては簡単で基礎的すぎる内容が多いかもしれないが、復習にはとても良く、ペイアウトやIR戦略等業務で担当していないとイメージが持ちづらいパートも充実しているのが良い。
又一貫して、ファイナンスを守りではなく攻めの経営戦略の武器として捉えている点と、市場との対話を重視している点が特徴的であり、正に戦略と実践というタイトルに相応しい内容になっている。 -
Posted by ブクログ
サブタイトルに相応しい、戦略と実務がふんだんに書かれていた専門書であった。理論パートも実務パートも具体的で要点を抑えていたように感じられ、最後の1ページまで蛇足になる範囲はなかった。
小生は数冊ファイナンス理論にかかる本を読んできたが、どうしても本の中で紹介されている理論と自身の実務の間に距離感が感じていた。ただし、本書ではその溝を埋める工夫がされている。
一つは、ファイナンスの理論をもとに企業分析をする際に比較となる市場平均の紹介だろう。紹介にとどまらず、どの数値を抑えておきべきか明記している点は非常に役にたつ。
【覚えるべき数値】
・ROA : 5% ※営業利益ベース
= 営業利益率 6% × 総資産回転率 0.8回
・ROE : 10%
・PER : 15倍
・EBITDA倍率 : 8倍
特に、本書で使われてるケース問題は過去の事例を用いている上、本書で解説されている理論を用いて解き進めるため、理論の需要性が直に感じられたものになっている。また、便宜上の数値の選択や説明がされていない点も良かった。(WACCで用いられる利息や自社株買い後のBetaなど)
【勉強になったテーマ】*本書で初見且つ重要なもの
- 企業のライフステージごとの適切な資金調達がある。
- 「収益性」・「生産性」を原因に、「成長性」・「安定性」という結果を得られ、これらが企業のキャラクターとなる。
→ROAが収益性と生産性をもつ。
- 外食企業の黄金比率
- PER = 株価 / EPS
- ROICの分解ツリーの先には、事業投資資産回転率を細分化することで、運転資本・有形固定資産・その他資産に分解できる。
- 事業価値、企業価値、株主価値のウォーターフロー図
- * Levered beta vs Unlevered beta
- 買収価格に含まれるプレミアムの種類、潜在的なプレミアムとシナジーによるプレミアム。
- VWAP : Volume Weighted Average Ratio (売上高加重平均株価)をもとにTOBで買収価格を決定。
- * Re-CapitlizationによるWACCの変化
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購入済み
実務的な本
類書と比較して良いところは、かなり実務的なところを意識していることであると思う。
一通りのトピックは扱っており、実例もあるためかなりの良書だと思う。
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Posted by ブクログ
実務に役立ちそう。普通の理論書やと、書いてある理論を理解するだけで終わってたらあかん。そっから実務に繋がるように自分で噛み砕いて、ネットかなんかでケースを探して分析してみるとかせんとホンマに必要な実戦感覚は多分得られん。
ただ、この本の場合理論と実務の橋渡しを紙幅に収めてくれてる。本来自分で発展させなあかん部分を教えてくれるイメージ。ROIがすこぶるええ。
あともう一つ、筆者が思う投資銀行の価値はマーケットに対する深い見識だと。バリュエーションとかファイナンス理論なんて理解してて当たり前で、日々生き物のように動くマーケットと対峙することこそコーポレートファイナンス戦略である、と書いてある。確かに、でも投資銀行の人ってわりとマーケットに疎い。キャピマ以外の人間でもマーケットの動きに敏感にならなあかんな〜という意識を得た。
ええ本やったけどワイくらいの理解度やと一回じゃ吸収し切れんかった〜何回か読まなあかんわ〜めんどいけど。