【感想・ネタバレ】コーポレートファイナンス 戦略と実践のレビュー

あらすじ

会計の基本から、M&Aでの企業価値評価方法、株主への還元政策・IR戦略の要点まで。充実のケーススタディで、経営戦略のつながりが直感的につかめる。大手証券会社からメガバンク、総合商社まで、上場企業から大人気の研修がこれ一冊に!現場と理論2人のプロが書いたコーポレート・ファイナンス本の決定版。

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Posted by ブクログ

分かりやすい。
NPVを理解する上で挫折しがちなWACCの解説が丁寧。
購入して何度も読み返している。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

コーポレートファイナンスに関する良書。理論と事例の両方を解説していて実務的にも役に立つ。著者はマーケットを重視していて、配当政策やIRについても述べられているところが特に良い。久しぶりに付箋を貼って読んだ本。

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2025年06月22日

Posted by ブクログ

網羅的、体系的に理解出来た。

そして、「コーポレートファイナンスは分かるようで分からないなぁ」とか、「具体的にどうすればいいのか分からないなぁ」と、もやもやしていた根本原因も理解出来てすっきりした。

なるほど、シンプルな世界観だなぁ。

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2025年04月22日

Posted by ブクログ

会計監査やアドバイザリーを行ってきた実務家と、実務家・実業家から転身した学者の2人で執筆したコーポレートファイナンスの教科書。

既存の教科書に比べ、①カレンダライズといった実務でしか扱われないが重要な事項の記載、②事例を用いた実際の計算手順例の提示が豊富で、とりあえず1冊だけコーポレートファイナンスの教科書を理論的に読みたければこれでよいかもしれない。分厚いものの、意外と読みやすい点も良い点。

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2025年03月17日

Posted by ブクログ

実際に実務を行なっている上級者向けの本だと思うが、現場に即していて分かりやすく読みやすい。
財務や経理の担当者ならずとも市場と数字で対話することの重要さとカンコツが書かれている。難易度が高く消化しきれない章は何度か読み返しておきたい。

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2022年12月11日

Posted by ブクログ

経営する上で、市場との対話におけるファイナンス実用書。

ROA(ROICの方がベター)を元に、DCF法を使って理論上の事業価値を求める。
PERやEBITDAマルチプルを元に、市場での実際の企業価値の評価を求める。
この理論と現実の差異を考慮して、M&AやIR戦略、株主還元政策まで説明されている。

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2022年03月08日

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ファイナンスについて、例を交えながら噛み砕いて説明してくれるのでとても読みやすい。
DCF法について、理論的内容だけでなく、他の書籍にはあまり無い実務的内容の記載もあったのでイメージ湧きやすかった。
PEファンドのLBOスキームやベンチャーファイナンスにも触れられていて、その辺りへの興味も広がった。
とはいえ、ボリュームはそれなりにあり、全くの無知識だと読み進めるの厳しい可能性あるので、他の入門書で最低知識入れてから、ネクストステップとして読むのがおすすめ。

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2021年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【目的】
コーポレートファイナンス全般の復習。

【評価】
網羅性と内容の分かりやすさからコーポレートファイナンスの日本の教科書としては決定版で良いと思う。実例が頻繁に登場するのが良い。
ファイナンスバックグラウンドのビジネスパーソンにとっては簡単で基礎的すぎる内容が多いかもしれないが、復習にはとても良く、ペイアウトやIR戦略等業務で担当していないとイメージが持ちづらいパートも充実しているのが良い。
又一貫して、ファイナンスを守りではなく攻めの経営戦略の武器として捉えている点と、市場との対話を重視している点が特徴的であり、正に戦略と実践というタイトルに相応しい内容になっている。

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2021年10月21日

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理論の理解に留まらず、"市場との対話"を通したファイナンスができるようになることを目標にしている一冊。
株主資本コスト、WACCといった基本的な事項に加え、βのアンレバー化などのややマニアックな(しかし実務上重要な)概念や、株主還元政策・ベンチャーファイナンス等のイマイチ体系的に理解できていなかった+αの事項に対してキチンとした解説がされており、大変タメになった。
これまでファイナンスに苦手意識があったが、この本を通じファイナンスに携わってみたい気持ちが高まった。良書と思います。

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2021年02月07日

Posted by ブクログ

サブタイトルに相応しい、戦略と実務がふんだんに書かれていた専門書であった。理論パートも実務パートも具体的で要点を抑えていたように感じられ、最後の1ページまで蛇足になる範囲はなかった。

小生は数冊ファイナンス理論にかかる本を読んできたが、どうしても本の中で紹介されている理論と自身の実務の間に距離感が感じていた。ただし、本書ではその溝を埋める工夫がされている。

一つは、ファイナンスの理論をもとに企業分析をする際に比較となる市場平均の紹介だろう。紹介にとどまらず、どの数値を抑えておきべきか明記している点は非常に役にたつ。

 【覚えるべき数値】
 ・ROA : 5% ※営業利益ベース
  = 営業利益率 6% × 総資産回転率 0.8回
 ・ROE : 10%
 ・PER : 15倍
 ・EBITDA倍率 : 8倍

特に、本書で使われてるケース問題は過去の事例を用いている上、本書で解説されている理論を用いて解き進めるため、理論の需要性が直に感じられたものになっている。また、便宜上の数値の選択や説明がされていない点も良かった。(WACCで用いられる利息や自社株買い後のBetaなど)


【勉強になったテーマ】*本書で初見且つ重要なもの
- 企業のライフステージごとの適切な資金調達がある。
- 「収益性」・「生産性」を原因に、「成長性」・「安定性」という結果を得られ、これらが企業のキャラクターとなる。
 →ROAが収益性と生産性をもつ。
- 外食企業の黄金比率
- PER = 株価 / EPS
- ROICの分解ツリーの先には、事業投資資産回転率を細分化することで、運転資本・有形固定資産・その他資産に分解できる。
- 事業価値、企業価値、株主価値のウォーターフロー図
- * Levered beta vs Unlevered beta
- 買収価格に含まれるプレミアムの種類、潜在的なプレミアムとシナジーによるプレミアム。
- VWAP : Volume Weighted Average Ratio (売上高加重平均株価)をもとにTOBで買収価格を決定。
- * Re-CapitlizationによるWACCの変化

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2021年01月05日

購入済み

実務的な本

類書と比較して良いところは、かなり実務的なところを意識していることであると思う。
一通りのトピックは扱っており、実例もあるためかなりの良書だと思う。

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2020年12月13日

Posted by ブクログ

実務に役立ちそう。普通の理論書やと、書いてある理論を理解するだけで終わってたらあかん。そっから実務に繋がるように自分で噛み砕いて、ネットかなんかでケースを探して分析してみるとかせんとホンマに必要な実戦感覚は多分得られん。
ただ、この本の場合理論と実務の橋渡しを紙幅に収めてくれてる。本来自分で発展させなあかん部分を教えてくれるイメージ。ROIがすこぶるええ。
あともう一つ、筆者が思う投資銀行の価値はマーケットに対する深い見識だと。バリュエーションとかファイナンス理論なんて理解してて当たり前で、日々生き物のように動くマーケットと対峙することこそコーポレートファイナンス戦略である、と書いてある。確かに、でも投資銀行の人ってわりとマーケットに疎い。キャピマ以外の人間でもマーケットの動きに敏感にならなあかんな〜という意識を得た。

ええ本やったけどワイくらいの理解度やと一回じゃ吸収し切れんかった〜何回か読まなあかんわ〜めんどいけど。

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2020年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファイナンス理論と実践が分かり易く整理されている。理論面では、図を使いながら直感的な理解を促しているのは良い。但し、初学者向けで3表やDCF、Valuation method、資本コストを理解していれば本書の8割は不要。後半の配当政策やIR政策は忘れがちな視点として有益であった。マッキンゼー本と同様にROICによる分析を推している。

・会社は、原因(収益性・生産性)と結果(安全性・成長性)の4つで評価
・ROAよりもROEの方がその原因を突き止めるには最適
・時系列と他社比較で分析
・ただし、ROAのRには事業以外の試算が入っており分子とApple to Appleではない
・ROICが一番最適である
・収益性は、営業利益率(原価率・原価償却率・販管費率)に分解される
・生産性は回転率(売上高運転資本比率、売上高事業用資産比率、売上高、その他事業資産)
・ROICの計算式はDCF法に準拠(事業用資産ににみ注目)
・配当政策についてもきちんと言及されている。配当vs自社株買い
・IR政策。機関投資家か個人投資家か。

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2020年05月11日

Posted by ブクログ

ファイナンスの基礎と実践向けの本
財務諸表の読み方はもちろん、様々な財務に関する数値に対して説明してくれている
M&A業務、株価算定などにも当然のように言及している
事業を営んでいたり、企業の経営管理的なポジションに居る人は必読かと思います。
個人的にも再読、都度必要なときにめくる本

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2020年04月12日

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コーポレートファイナンスに関する、いわば教科書。
企業価値評価、資金調達スキーム・戦略、株主政策・株主還元・IR戦略などが扱われている。
説明が丁寧で分かりやすく、また、基本から実践例までを扱っている。また、読み物としても面白い。「なるほど」「あ〜、そうなんだ」と思うことも多い。
ファイナンスの戦略は、経営戦略を支えるもの、あるいは、一体で考えるべきものであることが、よく分かる。

読み進めていて、書いてある内容は、よく理解できる。でも、内容を「理解する」「分かる」ということと「仕事で使える」とは、全く違う。
ここは、自分自身の課題。

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2020年03月26日

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『戦略的コーポレートファイナンス』の次に読みました。基礎的なところから、実践的なところまで、かつ無知な私にも噛み砕いて説明してくれたので、とても良い。理論はそうだけど、実際はこうなるよね、という疑問にも実務ではこういう考え方で整理します、というところまで書いてくれていて、実務に応用させやすい。人にも勧めたい。これ一冊で会社の人達が使っている共通言語がある程度理解できる。

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2020年01月04日

Posted by ブクログ

Life of a company(コーポレートファイナンスの羅針盤)を基に企業の成長ステージに合わせたファイナンス理論を解説。初級~中級向けとしては決定版といっていい内容ではないだろうか。とかく無味乾燥になりがちな理論を、実務的にはどう扱い、実務と理論上どう乖離しているのか、どうマッチさせるのか、論点は何か、非常に分かり易く解説されている。特に実践面が詳細で素晴らしい。企業価値算出でここまで丁寧に分かり易く説明している書籍は珍しいのではないだろうか。コロナ前の書籍なので、最新情報を反映した改訂版も読んでみたい。

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実践的な本。
会社やファイナンスの全体感がわかりやすく表現されており素晴らしい。よい復習となった。
初学者向け?

特にバリエーションプロセスの具体事例が親切でわかりやすい。この部分は非常にによい。

株主還元政策、レイアウト政策などにしっかり紙面をさいているのもよい。

メモ
・dcfの全体像。
 dcfで事業価値を求める。
 非事業価値を求める
 企業価値から有利子負債を控除する
 株主価値が求められる。
・fcfの求め方
 営業利益から想定税金を控除し
 税引後営業利益を算出
 noplat
 減価償却費を足し、
 設備投資を控除し
 運転資金を控除して算出。
・長期的には減価償却費と設備投資はバランスしていくと考えることが普通。それが合理的であるため。
・waccと永久成長率で感応度分析を行ってみる
・マルチプルは対応に注意。
・ネットデッド=有利子負債−非事業価値
・ebitdaマルチプルは8倍程度が目安
・m&a効果はepsで計測可能。買収で自社の一株純利益が増えるか否か。利益は押し上げるが、逆に借入や株式交換、のれんによってはepsを押し下げうる。、
・tobプレミアムの目安は30%
・irの役目は流動性の創出
・dcfは成長鈍化し、永久成長率が安定することを前提にしたもの。急成長途上のsuには不向き
・irrの目安。設立まもない50%。vc初ラウンド35-45%。上場前15-25%
・目安数字 roa5%営利率6%資産回転率0.8回roe10% ebitdaマルチプル8倍 per15倍

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2021年05月30日

Posted by ブクログ

とても具体的かつ実践的。
今回はざっくり内容を掴みたくて読んだものの、
実践の際は手元に置いておきたい一冊。

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2021年01月28日

Posted by ブクログ

覚えておく数字: ROA5%, 営業利益率6%, 資産回転率 0.8回, ROE10%, EBITDA8x,PER15x

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2020年10月24日

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