佐藤直樹のレビュー一覧

  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    コロナ渦の中での「世間」と「社会」に関する対談
    ほんの少し賢い個人=いま自分の生きている「世間」の中で窒息しない様な回路をみつけられる事

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    2021年10月12日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    初学者がいきなり興味本位で手に取って読んでみた。初見の名前、作品がガシガシ登場するので追いつくのが大変。本当に理解するためには5回くらい一言一句にかじりつく必要がありそう。

    フルカラーで作品が載っていて、かつ解説ポイントも示されているので、それでもかなり分かりやすいと思う。

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    2021年09月20日
  • 目くじら社会の人間関係

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    現在、日本では年間約22,000人の自殺者がいる。この数は殺人事件の3,000人、交通事故死の4,000人をはるかに凌駕する。国際比較でもイギリスの3倍、アメリカ・ドイツの2倍と突出して多い。欧米では倒産や破産は契約違反行為にすぎないが、日本では世間から排除されるという事態にたちいたることになる。日本人はこれを極端に恐れる。借金が返せなければ自己破産すればいいだけなのに自殺にまで追い込まれてしまう。海外にはない世間といった考え方が自殺者を生んでいる。とりわけ1990年以降は、世間の概念はより厳しく強化され、積極的に他人のあら探しをする目くじら社会へと変遷してきている。めくじら社会は、ストレスによる依存症の有病率と自殺率を増嵩させる。目くじら社会は、その有りかたそのものを見直さなければならない時期にきている。時には雁字搦めの世間に水を差す、そんな勇気も必要になってくる。社会が生きやすいマイルドなものになっていくためには、一人ひとりが小さな勇気をもって世間に向き合っていくことが求められている。

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    2018年02月25日
  • 犯罪の世間学 なぜ日本では略奪も暴動もおきないのか

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    世間という権力によって犯罪が抑止され,その反面で世間という秩序を乱す「抗空気罪」の存在が,耐えられなくなった人間の犯罪を誘発する。そんな日本社会の構造を形法学者が論じた本。
    学問的には微妙な気もするけど,当たってる面はありそう。
    でも途中いささか冷静さを欠いていて,厳しく天皇制を批判してみたり「九条俳句掲載拒否事件」について論難したりしているのは,説得力を減らしているような気がしてちょっと残念だった。

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    2016年04月26日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    入門編にはおすすめしません

     完全にタイトル詐欺です。この本を読んでも西洋美術の鑑賞法や歴史は学べません。藝大の大先生が自分の好きな芸術家について散漫に語るだけです。
     藝大ならではの着眼点とやらも平凡で、特に新鮮味はありませんでした。藝大ってこんな講義に税金使ってるんですか?

     最低でもゴンブリッチ卿の「美術の物語」を読了していないと内容も論点もサッパリだと思います。

     各章の繋がりも希薄であり、講義というより随筆集という感じ。特に、(本書では)ちょろっと関連性のあるだけのバウハウスに至っては蛇足感が否めません。

    「藝大生なら美術史の概要ぐらい知っている」と御高説を宣っていますが、こんな適当な講義で済ませて体系だった美術史観を教えられないから、藝大出身者が大衆に西洋美術を啓蒙できていないのだと思います。

     ただ、前提となる知識があるならオルタナティブ美術史としてそこそこ面白いのでお金に余裕のある方はどうぞ。

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    2021年10月02日