佐藤直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現在、日本では年間約22,000人の自殺者がいる。この数は殺人事件の3,000人、交通事故死の4,000人をはるかに凌駕する。国際比較でもイギリスの3倍、アメリカ・ドイツの2倍と突出して多い。欧米では倒産や破産は契約違反行為にすぎないが、日本では世間から排除されるという事態にたちいたることになる。日本人はこれを極端に恐れる。借金が返せなければ自己破産すればいいだけなのに自殺にまで追い込まれてしまう。海外にはない世間といった考え方が自殺者を生んでいる。とりわけ1990年以降は、世間の概念はより厳しく強化され、積極的に他人のあら探しをする目くじら社会へと変遷してきている。めくじら社会は、ストレスによる依存症の有病率と自殺率を増嵩させる。目くじら社会は、その有りかたそのものを見直さなければならない時期にきている。時には雁字搦めの世間に水を差す、そんな勇気も必要になってくる。社会が生きやすいマイルドなものになっていくためには、一人ひとりが小さな勇気をもって世間に向き合っていくことが求められている。
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購入済み
入門編にはおすすめしません
完全にタイトル詐欺です。この本を読んでも西洋美術の鑑賞法や歴史は学べません。藝大の大先生が自分の好きな芸術家について散漫に語るだけです。
藝大ならではの着眼点とやらも平凡で、特に新鮮味はありませんでした。藝大ってこんな講義に税金使ってるんですか?
最低でもゴンブリッチ卿の「美術の物語」を読了していないと内容も論点もサッパリだと思います。
各章の繋がりも希薄であり、講義というより随筆集という感じ。特に、(本書では)ちょろっと関連性のあるだけのバウハウスに至っては蛇足感が否めません。
「藝大生なら美術史の概要ぐらい知っている」と御高説を宣っていますが、こんな適当な講義で済ませて体系だった美術史観を教えられないから、藝大出身者が大衆に西洋美術を啓蒙できていないのだと思います。
ただ、前提となる知識があるならオルタナティブ美術史としてそこそこ面白いのでお金に余裕のある方はどうぞ。