佐藤直樹のレビュー一覧

  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    本書が出版された時がコロナ禍の真っ只中だったため、内容に関してもコロナ禍の話題が多く出てきます。特にSNSでの自粛呼びかけ「自粛警察」については、当時SNSを見ていて怖いと感じました。

    「世間」が機能しているが故に治安が保たれている、でも少しでのそこからはみ出してしまった時のバッシング。コロナ禍に関わらず、家庭・親族内や会社の中でも起こりえることだから、息苦しいなと感じてしまうんですね。例えば私は長男なので、「長男だから!」というプレッシャーを家族・親族の中でひしひしと感じます。

    この息苦しさの中で生きていくにあたって、本書にも書いてあります「小さな世間」の中にどんどん入っていくというのは

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    2024年08月26日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    日本人特有の空気を読む力を言い替えた言葉として、同調圧力という表現に興味を持ち、購読した。
    キーワードとなるのが、「世間」か「社会」かということ。世間は自分に関係のある人だけで構成された世界で、社会は自分と関係がない人達のこと。
    無自覚でしている行動や習慣、暗黙のルールなど、今まで意識してこなかったことが、言語化されていて、気付きがあった。高学年になると、授業中に先生から質問されても手を挙げなくなってくることや、コロナ禍の自粛警察、SNSの誹謗中傷など、どういう行動原理でそうなるのか知ることができた。

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    2024年08月09日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    西洋美術の歴史と技法を大まかすぎず、細かすぎず解説している点が良かった。が、西洋の歴史とキリスト教の基礎知識がないとちんぷんかんぷんかもしれない。
    イタリアに始まり、ネーデルランド、ドイツ、北欧、英国、フランスなどヨーロッパ広範囲を取り扱っているため、西洋美術を包括的に学べて良かった。

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    2024年05月08日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

    匿名

    購入済み

    勉強になりました

    日本特有の世間について考えさせられる内容でした。ただ、私の勉強不足もあるのでしょうが、一部内容が頭に入り辛い箇所もあったように思います。

    #タメになる

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    2023年11月13日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    〝社会〟と〝世間〟の違い、そして世間が〝同調圧力〟を作り出している、と本書は解説。自粛警察などの現象を踏まえて、コロナ禍は戦時下のようであるとも述べています。震災時もコロナ禍も特別な罰則を設けずとも暴動などが起きずにいるのは日本人の民度というよりも、海外には無い〝世間〟の中にいるからであると。
    世間は〝変化を嫌う〟特徴があり、同調圧力は〝異論を唱える者を暗黙のうちに自分たちと同様に行動するよう強制すること〟であり、それぞれ日本特有且つ根強い文化でもあります。
    世間には幾つかのルールがあり、一つにはお中元やお歳暮を代表する〝お返し〟。貰ったら返すルールがあるからこそ、LINEの既読スルーが問題視

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    2023年09月10日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    日本は治安がよくて住みやすい反面、自殺者が多いのが残念だ。 世間学について納得する部分はあるが、じゃあ自分はどうすればいいのか結局よくわからなかった。

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    2023年07月31日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    ネタバレ

    同調圧力とは、その時の一番強い集団である多数派や主流派と同じようにしろという命令。
    日本には社会の他に世間があるから、社会のルールが崩壊しても世間のルールが機能し、緊急時でも略奪や暴動が起きない。
    世間とはステークホルダーにより形成される世界と、その集団の力学で、社会は知らない人たちで形成された法的な世界。
    社会は一つしかないから排他的にならないが、世間はたくさんあるから排他的になりうる。
    日本人はすぐにじゃんけんや多数決をして物事を決めるため、議論が下手になった。
    「他人に迷惑をかけない人間になれ」という教えにより、「他人から迷惑を受けること」に敏感になった。
    結果を残しても、「世間」(身近

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    2023年07月17日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    作品の意図を時代背景から合わせて説明されていてとても丁寧に解説されていると思う。が、美術の解説本をはじめて読み、歴史の知識も薄いわたしには少し難しかったです、、絵画って勉強してみると面白そう!とは思いました。

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    2023年05月09日
  • 心不全がわかる本 命を守るためにできること

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    新型コロナワクチン接種後に心筋炎となるケースが稀にあるが、因果関係は不明。そもそも、何故ワクチンが心臓に影響を与えるのか、報告事例の真偽もよく分からぬのは、私自身が圧倒的に医療知識が足りていないからだ。風邪やインフルエンザなどの感染症がきっかけで心筋炎になることはある。微熱であっても発熱すると心臓には大きな負担がかかる。心筋に炎症を起こす急性心筋炎の方がよほど怖いというのは確かだろう。結局、国がワクチンと心筋炎の因果関係を認めない、認められない様に、この本にも、インターネットにも関係性を説明する答えはない。

    本著の中身は心不全についての極々基本的な事だ。今の私のレベルには、それが有難い。例え

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    2023年03月11日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    絵がたくさん挿入されているので、じっくり観ながら理解を深めることができた。
    脈々とつながっていく様がわかって面白い。

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    2023年02月20日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    世間についてなんとなくで認識していたけど「世間」をありとあらゆる方向から言語化してくれてる対談形式の本。

    世界と比べて日本人はTwitterの匿名性の高いこと、見知らぬ人への不信感が高くその上見知らぬ人を判断できる自信のなさについて書かれているのも面白かった。

    日本人の自己肯定感の低さ、自尊心のなさは「個人」というものがないからだ。という話はすごく腑に落ちた。この個人がない話はいろんな切り口で語られる。

    日本には社会がなくて世間がある。自己責任という言葉は個人がない日本でよく使われる不思議な言葉というのもすごく歪んでいて面白かった。

    出版された時期がコロナ禍だったのでコロナ禍の日本にフ

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    2022年11月11日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    2022.08.11 なかなかマニアックでやはり難しい。
    これまであまり聞いたことのない画家が色々出てくる。北方ルネサンスとかイギリスとか北欧とか。勉強になりました。

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    2022年08月11日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    この本が出版されたのが2020年の新型コロナ第2波の最中のこと。言っていることは分かる。分かるけれど、もう少し学術的だったり日本文化論のような読み物であることを期待していたのだけれど、かなり時事放談のような感じで内容がやや浅めなのが残念だった。「ほら、これも同調圧力、あれも同調圧力でしょ?」とそればかりであった。

    僕は同調圧力というのはそれをかける側の問題ではなくて、感じて従ってしまう側の問題だと思っている。

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    2022年02月20日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    レオナルドダヴィンチは天才であることを再認識。カラバッジョは死刑宣告を受け逃亡生活を送りながら、円熟期を迎えたのも印象的。

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    2022年01月29日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    本書は「はじめに」でも記載されている通り、一般的な入門書では飽き足らない人を対象に、東京藝大の講義と同等レベルの内容となっている。
    従って「美術史」と言っても時代順に流れを学べるような通史ではなく、作者の興味に偏った作品が選ばれており、それらの個々の作品jから美術鑑賞のコツを教示している。
    とはいえ、作品間でどのような影響を与えたり、与えられたりしたのかまで解説されているので、作品単独の視点だけでなく、作品間の影響を鑑賞するコツにも触れている。
    繰り返しになるが、通史ではないので美術史全体の流れを眺めるというよりも、各作品や作者がどのような影響を受けて、その作品が描かれたのかを鑑賞するための目

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    2021年12月19日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    ルイスキャロルは、小児性愛者だったってことなんだろうか…。当時としては性的な表現も含まれているようなものも含めて、女の子の写真を沢山撮ってたの気持ち悪い。

    何かしらの知識があれば、それを手がかりに絵を見れば面白くなるよってことなのかな。
    絵の解説自体は、分かりにくかった。というか、あまり興味が湧かなかった。

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    2021年11月26日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

    購入済み

    具体から抽象におとせる

    マニアックな事象から大まかな法則がわかる

    #シュール #タメになる

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    2021年10月12日
  • 同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか

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    コロナ渦の中での「世間」と「社会」に関する対談
    ほんの少し賢い個人=いま自分の生きている「世間」の中で窒息しない様な回路をみつけられる事

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    2021年10月12日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    初学者がいきなり興味本位で手に取って読んでみた。初見の名前、作品がガシガシ登場するので追いつくのが大変。本当に理解するためには5回くらい一言一句にかじりつく必要がありそう。

    フルカラーで作品が載っていて、かつ解説ポイントも示されているので、それでもかなり分かりやすいと思う。

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    2021年09月20日
  • 東京藝大で教わる西洋美術の見かた 基礎から身につく「大人の教養」

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    芸大生ってこういう勉強をするのか。
    知らない画家や作品に触れることができたのはこの本ならでは。

    やっぱり目を奪われるのはカラヴァッジョ。
    どの美術本を見ても変わらない!

    あとデューラー。
    デューラーの自画像は何で一度見たら忘れられない程印象に残るんだろうと思っていたが、それが少し分かったような気がする。

    美術史やアカデミーなどの知識がほぼない私には高度な一冊だった。

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    2021年08月09日