常井健一のレビュー一覧
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地方の首長選挙は8割現職が勝つ。とくに過疎地域においては無投票や後継指名による禅譲が常態となっており、数十年にもわたって無風のところも少なくない。
公共工事の誘致と再分配によって「住みやすい北朝鮮」とも揶揄される離島、与野党相乗りで支援を受ける“無所属”現職、役所内の主流派反主流派が交互に政権を取る派閥抗争、、ローカルでの仕事をしていると多かれ少なかれ衝突する現実である。
変革と独裁は紙一重である。とくに国という左右のイデオロギーと団体による動員力によって政局が決まるホワイトカラーの政治体制に対抗するためには、地域住民から長期にわたって支持されてきた実績と権力構造を持つ首長こそが、変化を先んじて取り入れて地域において具現化できる立場だろう。
土着の名望家(農協、漁協、森林組合、土地改良区、商工会、大地主、郵便局長)と叩き上げの自営業者(土建屋、運輸業、造園業、電気工事、燃料販売、自動車工場、老健施設、幼稚園)といったブルーカラーな地域の仕事に関わる票の取りまとめは、とくに都市部からは見えづらいウェットな田舎の構造だ。
昔は暴力沙汰になったり、現金が飛び交うようなこともあったからこそ、事前の根回しによって無風を演出することが好まれるようになった。そして今また、コロナ禍においてはこの構造の下部に虐げられてきた女性や若者たちの反乱の萌芽も見て取れるようになってきた。まったく関わりたくないが、観察する上では興味深い現象だと捉えている。 -
Posted by ブクログ
決断の時
小泉純一郎
このアメリカの話は知らなかったので驚いた。放射線の影響なのか正直分からないが、本書を読む限りそう考えるのが自然のような気がした。
だからといって原発がダメだとは思わないが、メーカーとしては福島の事故を直視し、何があったのかどうするべきか、原子力とどう向き合うかを徹底的に話し合う必要があるのではと思った。
福島の震災時、事故対応で協力してくれたアメリカの軍人に健康被害が出ているという話を聞きつけ、現場でヒアリングを行った小泉元首相が、自らの原発反対の立ち位置は置いておいて資金集めに奔走し彼らの支援に回った。
この話を中心に小泉さんにまつわる話を書いている。
◯アメリカでの原発訴訟
・福島震災後、太平洋にいたロナルドレーガンが援助のため福島に向かった。その際メルトダウンで発生した放射能プルーム(雲)のしたに入ったとされている。沢山の健康被害が出て訴訟が起きている。
・政府を訴えない由の誓約書にサインさせられているので、メーカーを訴えている。GEは欠陥があるとわかって輸出していた?
◯小泉政権時代
・根回しせずトップダウンで実行できたのは、アメリカという後ろ盾がいたから(ブッシュとの蜜月関係)。意思がはっきりしてればアメリカは日本の意向を尊重してくれる。
◯小泉の行動原理
「無信不立」信なくば立たず