作品一覧 2024/04/10更新 文藝春秋 NEW 試し読み フォロー 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金 試し読み フォロー 原発ゼロ、やればできる 値引きあり 試し読み フォロー 黙って寝てはいられない 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 小泉純一郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 原発ゼロ、やればできる 小泉純一郎 小泉純一郎は、劇場型な手法をうまく使うことができる。自民党をぶっ潰すと言って、自民党の在り方を変えた。つまり、自民党は常に変わり続けてきた。本来野党がやるべきことを、とりあげて野党の存在価値をなくす。政治には利権が絡んでおり、その利権を手ばすことで国民の支持を得る。野党の方が保守的で、反対だけを掲...続きを読むげざるを得なくなった始まりが、小泉純一郎政治手法だと思った。まぁ。小泉政権の歴史的な評価は、きちんとすべきだと思う。でも竹中平蔵が嫌われて、小泉純一郎にはいまだに改革者に見られているポジションの取り方に感心する。 まぁ。安倍晋三が亡くなることによって、オリンピックをめぐって電通の利権構造に検察のメスが入った。大きな転換を迎えた。ネットが主流になることによって、電通が落ち目になった。その落ち目を狙われている。次は、コロナ禍の中抜き業者のパソナなんでしょうね。嫌われ学者、竹中平蔵が逃げ出すのはよくわかる。 首相を辞めて、あえて「原発ゼロ宣言」を出すのは、小泉純一郎手法なんだね。簡単に図式化できる課題に取り組む。小泉首相は、原発推進していたのは、知らなかったんや。原発推進派に3つのウソをつかれていたんや。オレは悪くないよ。だから、オレは、反省して原発ゼロを言ってんや。最初は、小出しに言い始めたことを、国民の支持を得られる課題と思って、本にまでしちゃったという感じなんだね。その軽さに、小泉純一郎の有り様が見える。 原発推進派はウソついていた。2011年3月11日、原発メルトダウンで、3つのウソがバレたじゃないか。 原発は「安全で、コストが安くて、クリーン」なエネルギーだと言っていたが、真っ赤なウソだった。 メルトダウンして、放射能を撒き散らして、なぜ安全といえるの?スマイリー島、チェルノブイリの原発事故はあったとしても、ソ連やアメリカとは違って、日本は技術があるから安全なんですと言っていたのがウソだった。 コストが安いと言っているけど、耐久年数40年と言っていたのが、いつの間にか60年になってる。安ければ、40年で更新すればいい。しかしできない。安くないからだ。そして、問題は、廃炉技術がない。運転停止して、廃炉するには金がかかる。廃炉がコストに入れてないから、安いのだ。 核廃棄物の処理は、世界でも全くできていない。それも、コストに入っていない。さらに、原発を受け入れた地方自治体への交付金は、コストに入ってない。国策として、原発業務をやっているので、国が税金を使って、安くしているだけだ。明らかに、国民にウソついていた。これは小泉純一郎は首相の時にわかるはずなんだが。まぁ。小泉純一郎はウソつきの片棒を担いでいたのだ。 クリーンって言ってるが、熱を取る部分だけであって、巨大な施設を作るので、C O2は排出しないと言ってるのはウソだ。原発1基つくるのに、1兆円かかる。福島のメルトダウン見れば、あれだけ環境破壊した。なんでクリーンといえるのか。 これだけ、ウソを言い続けていたことを知って原発ゼロにいたった。こんな3つのウソがあるのに、原発を再稼働させていること自体、信じられない。 だから、原発をゼロにして、自然エネルギーに変えればいい。総理が決断すればできる。もしいま総理だったら、原発ゼロにする。しかし、もう総理にはならないけど。 安倍晋三首相に、原発推進派は嘘ばかりつかれているので、原発ゼロにしなさいよと言ったけど、安倍首相はヘラヘラ笑うだけで、外国に行って原発を売ろうとしている。こりゃダメだ。結局、原発利権があるからだ。次の首相がやるべきだ。菅義偉も岸田も無理でしたね。 自然エネルギーは、日本の豊かな自然があるので、それを有効に使える。石油、天然ガスなど海外に委ねることになるので、初めてエネルギー自給率が100%になれる。日本は自然が豊かなのだ。 ダムは、治水機能があって、実際の水活用の発電率は低い。これは法律があるから、変えればいい。ダムはもっと発電できる。原発は、テロの攻撃対象となる。破壊されたら自然の環境破壊と人間への被害は大きい。自然エネルギーは、テロされても影響は少ない。 原発技術者は、廃炉技術は確立していないので、そのことは日本だけでなく、世界が困っている。核廃棄物の処理には、10万年もかかる。そのことの原子力技術者がいる。原発は、40年しか使えないのに、核のゴミの処理が10万年かかる。こりゃ。問題でしょ。 という話だった。確かに、勇気ある発言だ。おもしろい。わかりやすい本である。 この本で言われている中で、一番重要なのは、総理の決断でできるということかもしれない。 Posted by ブクログ 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金 小泉純一郎 / 常井健一 【飄々とした博打打ち】郵政民営化等の政策を果断に実施に移し,近年は原発に反対する姿勢を見せている小泉純一郎元首相へのインタビューを収めた作品。著者は,オーストラリア国立大学客員研究員を務め,現在はフリーライターとして活動する常井健一。 小泉純一郎という人物の背骨が那辺にあるかを知る上で大変に貴重な...続きを読む作品。首相在任時の政策への評価には毀誉褒貶が付きまといますが,いったいどういう考え方を持って首相を務めていたかを捉える上でとても勉強になりました。 〜オレは現実を直視しないことに憤りを感じているんだ。現実を直視すること,それが政治では一番大事なんだ〜 郵政解散の際の演説前のエピソードには驚かされました☆5つ Posted by ブクログ 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金 小泉純一郎 / 常井健一 小泉さんはよい。 内容には全く関係ないが、時を同じくしてアメリカの相手方であったブッシュ大統領の回想録も「決断の時」というタイトルである。まさか示し合わせたわけではなかろうが、偶然の一致にしては出来過ぎのような気もする。 Posted by ブクログ 文藝春秋 2015年 6月号 立花隆 / 梅原猛 / 塩野七生 / 伊集院静 / 坪内祐三 / 後藤謙次 / 御厨貴 / 古川貞二郎 / 山内昌之 / 養老孟司 / 川島裕 / 浜田宏一 / 綿矢りさ / 西加奈子 / 川淵三郎 / 松田美智子 / 小池真理子 / 和田誠 / 金田一秀穂 / 岡井隆 イイネ 10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが... cerami 文藝春秋2月号 文芸春秋3月号 年間購読にしているのですがどうしたら読めますか ほっとさん 小泉純一郎のレビューをもっと見る