小泉純一郎のレビュー一覧

  • 原発ゼロ、やればできる

    Posted by ブクログ

     小泉純一郎は、劇場型な手法をうまく使うことができる。自民党をぶっ潰すと言って、自民党の在り方を変えた。つまり、自民党は常に変わり続けてきた。本来野党がやるべきことを、とりあげて野党の存在価値をなくす。政治には利権が絡んでおり、その利権を手ばすことで国民の支持を得る。野党の方が保守的で、反対だけを掲げざるを得なくなった始まりが、小泉純一郎政治手法だと思った。まぁ。小泉政権の歴史的な評価は、きちんとすべきだと思う。でも竹中平蔵が嫌われて、小泉純一郎にはいまだに改革者に見られているポジションの取り方に感心する。
    まぁ。安倍晋三が亡くなることによって、オリンピックをめぐって電通の利権構造に検察のメスが入った。大きな転換を迎えた。ネットが主流になることによって、電通が落ち目になった。その落ち目を狙われている。次は、コロナ禍の中抜き業者のパソナなんでしょうね。嫌われ学者、竹中平蔵が逃げ出すのはよくわかる。
     首相を辞めて、あえて「原発ゼロ宣言」を出すのは、小泉純一郎手法なんだね。簡単に図式化できる課題に取り組む。小泉首相は、原発推進していたのは、知らなかったんや。原発推進派に3つのウソをつかれていたんや。オレは悪くないよ。だから、オレは、反省して原発ゼロを言ってんや。最初は、小出しに言い始めたことを、国民の支持を得られる課題と思って、本にまでしちゃったという感じなんだね。その軽さに、小泉純一郎の有り様が見える。
     原発推進派はウソついていた。2011年3月11日、原発メルトダウンで、3つのウソがバレたじゃないか。
    原発は「安全で、コストが安くて、クリーン」なエネルギーだと言っていたが、真っ赤なウソだった。
    メルトダウンして、放射能を撒き散らして、なぜ安全といえるの?スマイリー島、チェルノブイリの原発事故はあったとしても、ソ連やアメリカとは違って、日本は技術があるから安全なんですと言っていたのがウソだった。
     コストが安いと言っているけど、耐久年数40年と言っていたのが、いつの間にか60年になってる。安ければ、40年で更新すればいい。しかしできない。安くないからだ。そして、問題は、廃炉技術がない。運転停止して、廃炉するには金がかかる。廃炉がコストに入れてないから、安いのだ。
     核廃棄物の処理は、世界でも全くできていない。それも、コストに入っていない。さらに、原発を受け入れた地方自治体への交付金は、コストに入ってない。国策として、原発業務をやっているので、国が税金を使って、安くしているだけだ。明らかに、国民にウソついていた。これは小泉純一郎は首相の時にわかるはずなんだが。まぁ。小泉純一郎はウソつきの片棒を担いでいたのだ。
     クリーンって言ってるが、熱を取る部分だけであって、巨大な施設を作るので、C O2は排出しないと言ってるのはウソだ。原発1基つくるのに、1兆円かかる。福島のメルトダウン見れば、あれだけ環境破壊した。なんでクリーンといえるのか。
     これだけ、ウソを言い続けていたことを知って原発ゼロにいたった。こんな3つのウソがあるのに、原発を再稼働させていること自体、信じられない。
    だから、原発をゼロにして、自然エネルギーに変えればいい。総理が決断すればできる。もしいま総理だったら、原発ゼロにする。しかし、もう総理にはならないけど。
     安倍晋三首相に、原発推進派は嘘ばかりつかれているので、原発ゼロにしなさいよと言ったけど、安倍首相はヘラヘラ笑うだけで、外国に行って原発を売ろうとしている。こりゃダメだ。結局、原発利権があるからだ。次の首相がやるべきだ。菅義偉も岸田も無理でしたね。
     自然エネルギーは、日本の豊かな自然があるので、それを有効に使える。石油、天然ガスなど海外に委ねることになるので、初めてエネルギー自給率が100%になれる。日本は自然が豊かなのだ。
     ダムは、治水機能があって、実際の水活用の発電率は低い。これは法律があるから、変えればいい。ダムはもっと発電できる。原発は、テロの攻撃対象となる。破壊されたら自然の環境破壊と人間への被害は大きい。自然エネルギーは、テロされても影響は少ない。
     原発技術者は、廃炉技術は確立していないので、そのことは日本だけでなく、世界が困っている。核廃棄物の処理には、10万年もかかる。そのことの原子力技術者がいる。原発は、40年しか使えないのに、核のゴミの処理が10万年かかる。こりゃ。問題でしょ。
     という話だった。確かに、勇気ある発言だ。おもしろい。わかりやすい本である。
    この本で言われている中で、一番重要なのは、総理の決断でできるということかもしれない。

    0
    2022年09月15日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    【飄々とした博打打ち】郵政民営化等の政策を果断に実施に移し,近年は原発に反対する姿勢を見せている小泉純一郎元首相へのインタビューを収めた作品。著者は,オーストラリア国立大学客員研究員を務め,現在はフリーライターとして活動する常井健一。

    小泉純一郎という人物の背骨が那辺にあるかを知る上で大変に貴重な作品。首相在任時の政策への評価には毀誉褒貶が付きまといますが,いったいどういう考え方を持って首相を務めていたかを捉える上でとても勉強になりました。

    〜オレは現実を直視しないことに憤りを感じているんだ。現実を直視すること,それが政治では一番大事なんだ〜

    郵政解散の際の演説前のエピソードには驚かされました☆5つ

    0
    2019年06月03日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    小泉さんはよい。

    内容には全く関係ないが、時を同じくしてアメリカの相手方であったブッシュ大統領の回想録も「決断の時」というタイトルである。まさか示し合わせたわけではなかろうが、偶然の一致にしては出来過ぎのような気もする。

    0
    2018年04月18日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    いろいろな見方があると思うが、振り返ってみると小泉総理は決断力のある頼れる総理だったと思う。クセは強いが人間味があって面白い人物だということがよく分かる本だった。一度会って話をしてみたいなあ。

    0
    2024年02月07日
  • 原発ゼロ、やればできる

    Posted by ブクログ

    小泉純一郎がライフワークにしている原発ゼロ。
    理屈としては分かっているつもりだが、この本を読むと、ゼロにしなければ駄目だと実感させられる。
    ・原子力は安くない 地元の自治体への補助金(税金)コストを計算していない。
    ・廃炉にするには何と100年かかる。
    ・使用済み核燃料からウランとプルトニウムを取り出す再処理工場 六ケ所村 プルトニウム再利用のもんじゅも挫折(1兆円)
    ・MIRAIを所有
    ・稼働について裁判所が判断できるのは、決められた基準にあっているかだけ。安全かどうかは判断出来ない。

    0
    2021年04月24日
  • 原発ゼロ、やればできる

    Posted by ブクログ

    原発ゼロの主張を整然と述べており、自らが首相だった当時は、経産省に騙されていた、と説明している。曰く、「あやまちて改めざる、これをあやまちという。あやまちを改むるに、はばかることなかれ」 資料が充実していて、主張とともにわかりやすい。 ただし、本当に自分の主張を広めたいなら、もっと低価格に設定すべきである。そのため、星はひとつ減じて4つ。

    0
    2019年02月09日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    かつての首相で現在は反原発運動の活動をする小泉純一郎氏の動向を追ったもの。

    反原発運動はともかく、小泉純一郎の伝記として面白かった。

    0
    2019年01月18日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    脱原発、トモダチ作戦に関わった米兵の訪問などについて本人の言葉で書かれている。
    日中友好をかかげるが、日本の総理として靖国参拝をする必要があるという立場。それ以降は参拝していない。
    論語 過ちでは改むるに憚ることなかれ
    平成は中国の古典、史記から。
    ストレス解消法は新しいストレス
    信なくばたたず

    0
    2018年05月05日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    ジャーナリスト常井健一さんによる、小泉純一郎元総理が掲げる脱原発の思い、政治家としての生きざまをまとめた一冊。信なくば立たずを信念としているだけに、自分の主張を曲げずに貫く政治姿勢こそ、今の政治に一番欠けているものだと得心しました。

    0
    2018年03月10日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    小泉純一郎、76歳。10年前に権力を自ら手放した男は、なぜ傷ついた元アメリカ兵に手を差し伸べたのか。36年7ヶ月の政治遍歴から読み解く回想録。原発ゼロ社会の実現を目指す活動を詳細に語る。

    0
    2018年03月05日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    小泉元総理がなぜ反原発を訴えるようになったのか。なぜ2014年の都知事選で細川元総理を応援したのか。小泉さんは政界を引退しても信念を貫く人なんだと改めて感じた。

    0
    2020年11月08日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    決断の時
    小泉純一郎

    このアメリカの話は知らなかったので驚いた。放射線の影響なのか正直分からないが、本書を読む限りそう考えるのが自然のような気がした。

    だからといって原発がダメだとは思わないが、メーカーとしては福島の事故を直視し、何があったのかどうするべきか、原子力とどう向き合うかを徹底的に話し合う必要があるのではと思った。


    福島の震災時、事故対応で協力してくれたアメリカの軍人に健康被害が出ているという話を聞きつけ、現場でヒアリングを行った小泉元首相が、自らの原発反対の立ち位置は置いておいて資金集めに奔走し彼らの支援に回った。
    この話を中心に小泉さんにまつわる話を書いている。


    ◯アメリカでの原発訴訟
    ・福島震災後、太平洋にいたロナルドレーガンが援助のため福島に向かった。その際メルトダウンで発生した放射能プルーム(雲)のしたに入ったとされている。沢山の健康被害が出て訴訟が起きている。
    ・政府を訴えない由の誓約書にサインさせられているので、メーカーを訴えている。GEは欠陥があるとわかって輸出していた?

    ◯小泉政権時代
    ・根回しせずトップダウンで実行できたのは、アメリカという後ろ盾がいたから(ブッシュとの蜜月関係)。意思がはっきりしてればアメリカは日本の意向を尊重してくれる。

    ◯小泉の行動原理
    「無信不立」信なくば立たず

    0
    2018年10月07日
  • 決断のとき ――トモダチ作戦と涙の基金

    Posted by ブクログ

    政界引退後、脱原発で久々に表舞台に出てくることが多くなった小泉純一郎を常井健一が取材したものをまとめたものです。政治家として歩んだ道を振り返り、現在の活動の中心です脱原発とその考えに至ることになったトモダチ作戦の後遺症に悩む米兵への支援についてまとめられています。インタビューをまとめたものです。興味深い内容なのですが、短い時間で断片的にインタビューをしているようなので、話の時系列がバラバラで、文字起こしの際にある程度直してもらえると読みやすかったかなと感じました。

    0
    2018年04月29日