四方田犬彦のレビュー一覧

  • 映画史への招待

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    「映画」、というもの、映画史や映画を論ずるということの範囲をできる限り拡げて考えて見る。時には、そのような姿勢で映画を楽しむための一冊です。

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    2013年07月06日
  • ゴダールと女たち

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    ゴダールを巡るミューズ達の肖像を描くのだが、実は現在のパートナーであるアンヌ・マリ・ミエヴィルの存在の重要性に正当にスポットライトをあてた初めての書物かもしれない。ミエヴィル以降のゴダール作品のぶっ飛び加減は、確かに60年代の作品の比じゃないもんな。ただまあ、目を覚ましていられらたら、なんだけど。

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    2012年01月09日
  • ゴダールと女たち

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    ゴダールをめぐるミューズたちを中心に展開されるゴダール論。
    ジーン・セバーグとアンナ・カリーナの章の冒頭に、岡崎京子のイラストが使われている。
    あとがきに、岡崎京子への献辞が、述べられているのが切ない。

    正直な話、ゴダールの映画は、ほぼ半分くらい寝て観ているので、ストーリーのダイジェストを読むと、「あぁ、あれはそういう映画だったのかと」理解できるのはありがたい。『アルファビル』とか『女と男のいる舗道』とか。

    著者は、近年のゴダールの作品に高い評価を与えているが、必ずしも映画に政治性や批評性を求めていない、自分のような怠惰な映画ファンには、なぜ敷居が高いのかも理解できた。映画に「セックスと政

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    2011年11月09日
  • ゴダールと女たち

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    病院の待合室などで読みました。ことさらゴダールファン!!というわけではないのだけれでも楽しめました。
    『女は女である』をもう一回みーようっと。

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    2011年10月04日
  • 人、中年に到る

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    ガブのリアル本棚には1989年刊の『ストレンジャー・ザン・ニューヨーク』という本がある。大学生の頃『朝日ジャーナル』の連載を毎号楽しみに読んでいて、単行本として出た時すぐに書店に買いに走ったもの。1989年のこの一冊以来、著者の本を二十年余りも読み続けてきたのだから、思えば長い「お付き合い」になる。そんなわけで、今回このような本が出たと知り、帰国が待ちきれずすぐに購入ボタンをクリック!

    本著に収録されているエッセイは、先人の言葉や古典作品を引用しつつ、著者本人の過去や現在をあれこれ綴ったものなのだが、四方田本の「忠實讀者」であるガブには、正直うち数編に書かれていたものは、すでにどこかで読んだ

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    2011年01月06日
  • 映画史への招待

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    ハリウッド主体の映画史ではなく全世界的に俯瞰していて良かった。巻末の映画用語集もなかなかありそうで無いもので役に立つし、もう少し詳しくてもいいかと思った。後もう一つの一言に関しては、なんか今ひとつ。

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    2011年05月24日
  • 犬たちの肖像

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    名前に犬の字をもつ文学評論家による、文学の中に描かれた犬たちの肖像をめぐるエッセイ集。
    実は本書を手に取ったのは、政治における犬をめぐる表象や事象に関心があったためで、そういう意味ではやや期待はずれではあったのだが、犬好きとしては楽しいマニアックな蘊蓄が詰まった本である。
    とりわけ、ホーメロスの『オデュッセイア』に登場するアルゴス――妻よりも誰よりも、乞食に身をやつした主人公の帰還に気づく犬――に注目する議論がなんとも興味深い。できれば子どもに犬彦という名をあたえる四方田家についても知りたいところであるが。

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    2025年09月29日
  • いまだ人生を語らず

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     2023年に七十歳となった著者が、「忘却について」「読むことについて」「詩作について」など、章ごとにテーマを絞り、自身のこれまでの活動や思うことを語っている。「幸運と若干の後悔」という章では、著者のこれまでの人生で幸運と感じたことと後悔していることが箇条書きにされているのだけれど、「幸運6 一九五九年もののシャトー・ディケムを呑むことができたこと しかも続けて二本」(p182)というのがいかにもこの世代の人という感じ。最終章は「死について」。誤植がとても多く、読むリズムをそこかしこで乱されてしまった。

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    2023年12月29日
  • 月島物語

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    学部の卒制で敷地にしてからなんとなく意識している月島。まさにその卒制のストーリーは、新しくて古い月島の"下町情緒"や路地が不動産開発によって失われる計画を知ったところから始まったのだが、本著はその前者、月島成り立ちの頃からそこに住む人たちや祭りといった地域文化との関係性が、もんじゃだけでなく、レバカツの香りともに描かれていた。

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    2022年12月11日
  • 愚行の賦

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    四方田犬彦という名前は、本来、四方田丈彦だった由。トアルところで、丈という字が、犬という字に変化、その変化を楽しんでいる著者であります。愚行が氾濫する時代の中で、改めて、愚行についての論考を深める著者であります。奥が深いというか、何やらカミュ的世界へのいざない、のような気も致します。★三つであります。

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    2021年09月12日
  • 犬たちの肖像

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    人間のもっとも古い伴侶、犬。
    小説、映画、漫画に至るまで、作品のなかに顕れる「犬」の存在をめぐるエッセイ集です。

    四方田様らしいハードボイルドを存分に堪能。
    献辞はかつての愛犬へ。
    犬に「兎吉」と名付けるところも素敵です。

    先日TV番組に紹介されたせいでTwitterに川端康成が5匹の子犬を抱えた写真が大量巡回していたけれど、これを読むとなかなかモヤモヤする写真ではあります。

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    2015年10月22日
  • 再会と別離

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    別離と再会、ではなく。再会と別離についての往復書簡。再会とは、誰かと再び出会うだけのことではなく、自分とも再び出会うことでもあるのだなぁ、と。そして、誰かとの別離は自分の一部と別れることでもあるのだなぁ、と。
    往復書簡という形は、相手に触発されるものがありながら、熟考という時間が間にあって、自らの思考を辿っている姿が思われ、対談とは違う面白さを感じた。

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    2014年02月22日
  • ゴダールと女たち

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    ネタバレ

    気難しいゴダール論が多い中で、さらっと読めるゴダール論の新書。
    大島渚が
    「(自己変革が)到底不可能な女に、自己変革しろと迫るのがゴダールの趣味なのかもしれない。どうもゴダールにはそういう不可能へ寄せる情熱のようなものがある。そして美女たちは結局逃げ、ゴダール自身はそのことによって必然的に自己変革を迫られるという、ゴダール自身にとってはある意味でなかなか都合のよいシステムが出来上がっていて、だから私は、女房に逃げられるという一種の才能もこの世にあると感嘆したのである」
    と言っていたらしい。この文章を出発点として、ゴダールの奥さん又は周辺の女優について解説した本。彼女たちの詳しい経歴・人生とゴダ

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    2012年08月11日
  • ゴダールと女たち

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    ゴダール「映画史」を見るために読んだ本。
    しかしあまりに素人過ぎて読んだことが映画鑑賞に全く活かされず。

    ただ、これくらい気軽に読めるゴダール本はもっと増えてほしいです。

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    2012年05月26日
  • ゴダールと女たち

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     ジーン・セバーグ、アンナ・カリーナ、アンヌ・ヴィアゼムスキー、アンヌ=マリ・ミエヴィルの4人の女性の生涯を語ることで、ゴダールの作品に言及していくという試みに惹かれました。
     ゴシップ的な内容も多く、作品に対する批評も軽めでありますが、僕のような非マニアにはゴダールの作品をいったん俯瞰するにはとりあえずこれくらいでいいかと。
     あとはまぁ、岡崎京子のイラストが好いよな。しかしこれは反則気味。

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    2012年01月01日