木村盛世のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
日本人の未来の為に…!
2021年8月読了。
木村氏の前著『COVID-19 新型コロナ、 本当のところどれだけ危険なのか』を読み、いたく感銘を受けた為、本書も直ぐに購入。
わが国の『宿痾』と言っても良い、「空気読め」、「こんな非常事態に不謹慎な…!!」、「何歳であっても生命は生命、(どんな手段を使っても延命させて)絶対死なせてはいけない!」…、
これらのよく聞かれる言説が、この国を、国民を如何に歪めてきたか、本書を読んで本当に身を斬られる程の痛みを伴って痛感させられた。
これは「コロナ禍」だけについて書かれた本ではない。日本人の「死生観」についての覚悟までを問う、大きなテーマについて語り尽くされ -
購入済み
科学的データに裏付けられた真実
最新データに基づいた対談形式の本。グラフが多く示されており、科学的根拠のある説明がされていてわかりやすいです。
コロナは「ただの風邪」でもなく、「怖い、死ぬ、ロックダウンだ!」でもなく、「新しいタイプの風邪で、高齢者と疾患のある人は十分に注意を」という病気だと理解できました。冷静に科学的に分析してある、良い本でした。 -
購入済み
厚労省、日本医師会の罪。
2021年8月読了。
自身2度目のワクチン接種をつい先日終えたのを機に、ようやく手をつけて読み出したが、読み始めるや血圧が爆上がりするかと思う程の怒りや絶望感に襲われ、このままでは日本は滅びるのではと冗談ではなく心底思った。
これほどの恐ろしい事実(ファクト)が有りながら一切外へ出さず、何ら建設的な対策を立てようとしない無責任な厚労省を始めとする行政機関と、国民に我慢を強いるだけで自分達は汗をかこうとしない日本医師会、不安を煽るばかりで正確な理解を妨げるだけのメディア、一知半解の知識で騒ぎ立てるSNS…、日本人は一体どう成ってしまったのだろうか。
自分達は何もせず「人流を5割」? -
Posted by ブクログ
勉強になりました。
と同時に様々な疑問が浮かび上がります。
厚労省が表に出て説明しないのは何故なのか?
医務技監は何の為に増設されたポストなのか?
菅首相は保険医療のプロではないし、分科会の尾身茂氏は行政の代表ではない。
尾身氏が経済学者の意見を取り入れ、重症者病床を増やさなかったのは何故なのか?
日本はICUが少ない、医師1人に看護師2人の体制なので看護師も不足する。
去年の夏に既存の病床をICUにする法整備の時間は十分にあったのでは?
日本医師会は人工呼吸器を扱える医師やスタッフを掻き集める努力を十分に行えたはずでは?
地方自治体の連携について、厚労省や日本医師会はどの程度努力して -
Posted by ブクログ
ネタバレR3.2.22~2.23
(きっかけ)
・著者が辛坊治郎氏の番組に出演し宣伝されていたので気になった。
・ネット購入
(概要)帯より
日本は新型コロナ対策優等生国だ。
テレビで真実を訴え、恐怖をあおる報道に異論を唱えてきた医師で元厚生労働省医系技官の専門家が日本人が知るべき本当の問題を書く。
(目次)
第1章 感染症の基本法則
第2章 報じられない本当の問題点
第3章 日本に必要な感染症対策
第4章 厚生労働省と日本医師会の大罪
第5章 医療崩壊を防ぐために
第6章 感染症から国民を守れない法体系
第7章 ワクチン接種の注意点と科学的根拠に基づいた対策
(感想)
世界の論文と事実をベー -
Posted by ブクログ
著者は、米国CDCで働いた経歴があり、厚生労働省医系技官を経て、パブリックヘルス協議会理事長を務めている。著者が新型コロナに関しての国の問題点を指摘している。現在の新型コロナ対応の全体像が俯瞰できる内容だった。
日本の新型コロナ対応の問題点は2つ。第一に、パブリックヘルスの観点が欠如していること。第二に、厚生労働省と日本医師会の怠慢のツケ。
日本は、パブリックヘルスの観点が欠如している。パブリックヘルスは「公衆衛生学」のこと。患者を治療する「臨床医学」とは違った観点で考える学問。パブリックヘルスでは集団を基本として考えることに大きな違いがある。
例えば、パブリックヘルスの考えでは、