前田安正のレビュー一覧
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一部にビジネス文章も含まれてどっちつかずな印象もあるが、基本的にもの書き向けの本。
主に文章に詰まる人や「書いたは良いけど今ひとつだ」と感じている人に向けた内容。
たった数文字の文章が二百文字程度まで膨らむ様は爽快感すらある。
重要な要素は、1つはすごく単純で、いわゆる「5W1H」。特に「Why」をとことん掘り下げる。
もう1つは、自分が当然と思っている事を第三者が分かるように書くように注意する事。
小学校の読書感想文なんかにも使えそう。
第三章までは良いのだが、第四章からものすごい長文がいきなり登場してきて、「んんんん?」となりながら読んだ。 -
- カート
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試し読み
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自分ことなのに作文などの文章が2行しか書けない…そのような経験は誰にでもある。
書く経験を積まないと、文章を書く能力が向上しない。
しかしながら、チョットしたコツをしっているかどうかで伝わる文章が書けるかどうかが劇的に違ってくる。
そのチョットしたコツをレクチャーしてくれるのが朝日新聞編集担当補佐でもある著者による本。
言ってみれば、日々文章を読んでいる仕事をしている文章のプロ。
5W1Hを意識して書くことで、単純すぎる一文すら詳細に書けるし、文字数だって200~300文字は簡単に増やせる。
詳細には無味無臭な一文では表現できなかった『彩り』も出てくることでしょう。
そうすれば細 -
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現代において、AIの進化と競争と発展は著しく、今後多くの職業や専門職がAIに代わるのではないかと騒がれている。それは起きるだろう。人類の歴史がそうであったように。
さて、本著では、AIでは真似できない「書く」という行動と意識と哲学が述べらている。人間をAIが完全に理解することはまだ遠く先の未来になるだろう。私たち人間も人間とは何なのかを完全に理解しているわけではない。
そして、AIという新たな隣人ができて、私たちはその「新たな隣人」と良い関係を築かなければならない。近い将来にAIも人間と同じ社会活動を独立して行う未来が訪れるであろう。
人間という存在は、湧き上がる何かを「書く」とき、膨大な変数 -
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文章の書き方に関する本は数多くありますが、昨今話題の生成AIと絡めたものは少ないので、読んでみました。
出てくるのは経験や共感というワードで、言っていることはこれまでの文章術本と大して変わらないので、文章ハウツー本としての価値はあまりないかなあと思います。
ただ、生成AIに対抗できるのはやはり、人間の感情とか共感である。
そのことを改めて感じさせる内容ではありました。
新しい技術が出てきても、文章の書き方は変わらない。
それは、感情の籠もった文章にそれだけ価値があるということだと思います。
この本では、文章は情報であって、読み手の意識や行動を変化させるツールという考え方が根底にあります。 -
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売れ続けてる「マジ文章書けないんだけど」とほぼ同時期に出た本だけどこっちは重版かかってないのかな?「マジ…」よりも(まだ読み終わってないんだけど)レイアウト行間もスッキリしていて、こっちの方が読みやすい気がする。内容は基本は似てるが、こちらの方がとりあえず3行は文章が書けるってことが出発点なので、少し上級者向けかな?見せ方は直す前→直した後の対比がはっきりとわかるので非常に効果的。あ、後こちらはエッセイとかコラムを書こうと思ってる人向けかも。日記っぽいサンプルが多くて、これを参考にエントリーシートとか会社の文書を書くにはそのままでは参考にならないかもと感じた。こういう読書感想を書くときでもつい
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いくつか読んだ校閲関連の本のうちの一冊、のつもりでしたが、校閲本というよりは日本語の本でした。校閲の仕事をするうえで間違えやすい言葉、気をつけなければならない言葉というのは山ほどありますが、10年以上仕事をしてきて自分では結構知っているつもりでした。さすがに序盤はうんうんそうだよねと頷きながら読めたのですが、後半に進むにつれ知らない言葉や意味を間違えて覚えていた言葉などがどんどん出てきて、自分もまだまだだなと猛省。
しかし、こうしてみると四字熟語って中国の歴史から生まれたものがとても多いですね。こちらの本とは関係ありませんが、四字熟語と中国史に関する書籍も出ているみたいなので、読んでみたくな