前田安正のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一部にビジネス文章も含まれてどっちつかずな印象もあるが、基本的にもの書き向けの本。
主に文章に詰まる人や「書いたは良いけど今ひとつだ」と感じている人に向けた内容。
たった数文字の文章が二百文字程度まで膨らむ様は爽快感すらある。
重要な要素は、1つはすごく単純で、いわゆる「5W1H」。特に「Why」をとことん掘り下げる。
もう1つは、自分が当然と思っている事を第三者が分かるように書くように注意する事。
小学校の読書感想文なんかにも使えそう。
第三章までは良いのだが、第四章からものすごい長文がいきなり登場してきて、「んんんん?」となりながら読んだ。 -
Posted by ブクログ
自分ことなのに作文などの文章が2行しか書けない…そのような経験は誰にでもある。
書く経験を積まないと、文章を書く能力が向上しない。
しかしながら、チョットしたコツをしっているかどうかで伝わる文章が書けるかどうかが劇的に違ってくる。
そのチョットしたコツをレクチャーしてくれるのが朝日新聞編集担当補佐でもある著者による本。
言ってみれば、日々文章を読んでいる仕事をしている文章のプロ。
5W1Hを意識して書くことで、単純すぎる一文すら詳細に書けるし、文字数だって200~300文字は簡単に増やせる。
詳細には無味無臭な一文では表現できなかった『彩り』も出てくることでしょう。
そうすれば細分化させた彩りからも、新たな展開だって思いつくことがあるし、書きたい文章が止まらなくなってくるのではないか?
あっという間に長文の出来上がりである。
あとは不要な文章を削除したり
あとは意味が重複している箇所をまとめる編集作業と…。
※このレビューはポイントを意識しただけで、何気なく書きはじめた文章です。 -
Posted by ブクログ
AIによる文章がネット上に随分と増えた。
特に、アフィリエイト目的のWebサイトに顕著に思う。
2023年2月には、堀江貴文氏が『夢を叶える力』という、あとがき以外全てAIに生成させたという本を出して話題になった。
今では、新書・ビジネス書で「AIによると、」と情報根拠をAI依存する文を目にすることすらある。
曲がりなりにもブロガーとして、自分の文章を書いている身としては、AIによる生成記事が氾濫している中で戦っていく必要があるため、それなりに頭を使っている。
本書を手に取ったのは、どうしたら生成AIによる文章に代替されないような文章を書けるか、また埋もれずに読まれ続けていけるか、という問いがあったからである。
勿論、ライバルは生成AIだけではない。大勢の本業のブロガーも変わらず活躍しているわけで、片手間で食っていけるような世界ではない。
生成AIを使い倒しながらも、生成AIの作る文章は面白みが全くなく、またそこに自分らしさを入れることも中々敵わず、結局1からほぼ全て自分で書くことが多い。添削や文字起こしには役立つが。
さていざ本書を読んでみると、AIに関して書かれている文の少なさに驚かされる。
ほぼ、国語の内容に終始する。
第一章の「文章は人にしか書けない」項において、ほぼ本書のタイトルの答えと言っていい内容が載っている。
「文章は「書き手の思考や感情がほぼ表現し尽くされたもの」』という大辞林からの引用を用いて、AIが書いたものには思考や感情がない。よって文章とは言えない、という結論がここで出されている。
はい解散!と言われた気分になったが、では人なら誰でも、いつでも、自分の思考や感情を表現し尽くしたものが書けるかというと、これもまた存外難しい。
気持ちや行動が描かれていないただの情景描写や情報で終わってしまったり、それどころか論理構造が崩れていて情報自体を理解できない文章になってしまったりする。
さらには書いたはいいが独りよがりな文章になり下がり、読者に伝わらないこともしばしばだ。
ということで、本書では国語的な内容が解説されるわけだ。
本書後半で登場する、究極の3つの作法には唸らせられる。
私の文章はいつも長くなりがちだからだ。
過不足なく、それでいて面白い文章を書くことが、私の課題だ。だから本書内で繰り返し述べられる、「一文字でも文字を削れ」という強いメッセージを一心に受け止めねばならない。
趣旨をまとめるとこうだ。
AIはそもそも文章を書くことは出来ない。
人間は文章の書き方を磨け。
以上。 -
Posted by ブクログ
現代において、AIの進化と競争と発展は著しく、今後多くの職業や専門職がAIに代わるのではないかと騒がれている。それは起きるだろう。人類の歴史がそうであったように。
さて、本著では、AIでは真似できない「書く」という行動と意識と哲学が述べらている。人間をAIが完全に理解することはまだ遠く先の未来になるだろう。私たち人間も人間とは何なのかを完全に理解しているわけではない。
そして、AIという新たな隣人ができて、私たちはその「新たな隣人」と良い関係を築かなければならない。近い将来にAIも人間と同じ社会活動を独立して行う未来が訪れるであろう。
人間という存在は、湧き上がる何かを「書く」とき、膨大な変数と要素が複雑に絡み合った無意識からの源泉であり、AIでは単なる膨大な情報(過去現代の文豪や作家全ての情報)だけでは古慣れた文章は書けるかもしれない、表現できるかもしれないが、人間が持つ「感情」「意識」「五感」「思想」「性格」「人生」など、その書き手がもたらす思考の手垢を表現するのには情報だけ以外の要素が大きく影響することは間違いないだろう。
私個人の感想としては、人間を超える存在としてのAIが現れたときに、人間では書けない視点での物語は読んでみたいと思う。それには価値がある。