あらすじ
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『あの三つ星のレストランは高級すぎて、僕にはいささか敷居が高い。』
こういう「敷居が高い」の使い方、していませんか?(詳細は本書167ページ)
新聞製作の〈アンカーマン〉であり言葉の〈番人〉である校閲記者が、正しく使っているつもりでも、実はもとの意味から外れた使われ方をしている日本語を中心に厳選。問題形式と豊富な用例で丁寧に解説します。
意外な発見があり、間違った使い方がされる理由、本来の使い方もすっきり分かります。言葉の背景を中国故事から探った「ちょっとウンチク」は必見。誰でもどこからでも読める、その意味で「敷居は低く(?)」、間口の広い日本語の本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いくつか読んだ校閲関連の本のうちの一冊、のつもりでしたが、校閲本というよりは日本語の本でした。校閲の仕事をするうえで間違えやすい言葉、気をつけなければならない言葉というのは山ほどありますが、10年以上仕事をしてきて自分では結構知っているつもりでした。さすがに序盤はうんうんそうだよねと頷きながら読めたのですが、後半に進むにつれ知らない言葉や意味を間違えて覚えていた言葉などがどんどん出てきて、自分もまだまだだなと猛省。
しかし、こうしてみると四字熟語って中国の歴史から生まれたものがとても多いですね。こちらの本とは関係ありませんが、四字熟語と中国史に関する書籍も出ているみたいなので、読んでみたくなりました。
章の終わりにエッセイの添削も載っていて楽しかったです。いつもは校閲する側ですが、素敵な文章に刺激されて自分でも書いてみたくなりました。