マイケル・ルイスのレビュー一覧

  • マネー・ボール〔完全版〕

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    効率を重視すべきなのかどうかは世の中そうとも言い切れないと思うが、既存の常識を疑うこととかその疑いを実行に繋げる力が成功を呼び寄せるというのはそうだと思う。

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    2022年05月18日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    【感想】
    野球は実際の試合を観戦せずとも楽しむことができる。各選手を表す指標が一つ一つ細かく決められているため、その数字を検索するだけで満足してしまうほどだ。OPS、IsoD、IsoP、K/BB、WHIPなど、何が何を表しているのか見当もつかない略語が続々とならび、選手をさまざまな角度からデータ分析する。
    こうした指標、つまりセイバーメトリクスを選手獲得の基礎情報として導入し、球団の運営方針を「データ主義」に転換した初の球団が、ビリー・ビーン率いるオークランド・アスレチックスであった。

    もともと、球団はスカウトやGM、監督の直感によって運営されていた。
    しかしながら、野球ほどデータを取れるス

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    2022年10月23日
  • 世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

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    サブタイトルに「賭け」の文字が見えるけれど、実際に読んでみると賭けでも何でも無くて常識的な行動をしていたんだなぁという印象を持ちました。
    結局、原因をつくった人たちが破綻後も得をしていたというのもちょっと意外。みんなそろって損していると思っていたのに。
    時系列で描かれているので、登場人物の出入りが激しい印象が有り、登場人物一人一人の行動の把握が難しいと思いましたし、サブプライム関連の用語が一部難しくて理解できていないところもありましたが、全体的に見れば楽しめたと思います。
    結局あの経済危機は何だったのかを把握するには良い本だと思いました。

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    2020年10月11日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    金にものをいわせて有望と思われる選手を獲得する球団に対し、選手を科学的に分析して長所を探り出し適材適所に使用するアスレチックスに焦点を合わせた内容。

    独自の視点(目的)を持って分析する重要性を理解できた。

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    2020年03月15日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    科学的考え方で球団運営を行い、弱小チームを強化した GM の話。
    あと、大リーグ界隈の統計データを理解せず、事実を事実としてとらえられない人達の愚かさもよくわかります。
    (特に出版後日談に出てくる人物たちの愚かしいことよ。)
    日本の球団なんかも、ちゃんとこの本を読んで参考にすべきだと思いますね。できれば、高校野球の指導者あたりにも読ませたい感じ。
    それはそれとして、選手のエピソード 2 つがとても良かったですね。
    フィールド・オブ・ドリームスとか、川原の野球ものでみることのできるような幸福感が最高。(^^

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    2020年02月23日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    ネタバレ

    慣習や直感の世界にデータで勝負を挑む野球チームの話.

    資金繰りに苦労するあるプロ野球チームが思い込みではなく現実(それを示すデータ)に目を向け,仮説検証をすることでチームの勝利に本当に必要な選手や作戦を独自に見出し,実際に実践することでその強さを示していく話.

    主観ではなく客観である分野に挑む姿勢は当然野球以外でも見習える.

    物語としての面白さもあるが,要旨だけを掴もうと思ったら少し冗長かも.

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    2019年01月17日
  • 世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

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    マイケル・ルイスがサブプライムを題材にして書いたノンフィクション。
    テーマ的に難解になってしまうのは仕方がないところ。
    CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)はスワップションの一種と思っていたが、要は債権のデフォルトに対してかける保険という言い方はわかりやすくて勉強になった。
    ある意味勧善懲悪的ではあるが、結局投資銀行のほとんどは存続しており、事実はドラマのようにスッキリはしないものだと思い知らされる。
    儲けたときは自分の手柄、大穴を空けたら社会の責任というウォールストリートの厚顔無恥なポリシーがOccupy Wall Street運動を引き起こしたのだと納得。
    その他学び:
    良く精査して

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    2018年10月29日
  • 世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

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    サブプライムローンに端を発する、2008年のリーマンショック。
    この金融危機によって資産を失った人も少なくないはず。でも、失う人がいれば、かならず得ている人もいるというのが金融の世界の掟。

    こんな未曾有の危機の中を切り抜けて、実際に資産を大きくした3人のツワモノたちのリアルストーリー。最終的に多額の資金を得たにもかかわらず、何やら結末は決してハッピーエンドではなかったような。。。

    そんな、実際にあった話しを「マネーボール」で知られる著者が丹念なヒアリングを元に書き起こしたノンフィクション作品。小説としても面白いが、金融知識を補完する意味でもとても勉強になる一冊。

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    2018年04月04日
  • マネー・ボール〔完全版〕

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    独自の統計データに着目し、低予算でオークランド・アスレチックスを常勝集団へと変えたゼネラルマネジャー、ビリー・ビーンが主人公。ビリーの球団運営方針の原点は、ビル・ジェイムズが70年代から80年代にかけて自主出版した書籍「野球抄」に遡る。ジェイムズは野球のデータ研究を、SABR「アメリカ野球研究協会の略称」からセイバーメトリックスと命名した。

    セイバーメトリックスの専門家ピート・バーマーの計算では、選手の技能の違いによって生じる得点差よりも、運の違いによって生じる得点差は4倍。短期決戦だと、つきの要素のほうが大きい。ポストシーズンを勝ち抜くことがいかに大変なのかを示唆しており、今年のCSの結果

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    2017年10月28日
  • 世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

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    ネタバレ

    難解?な経済の仕組みをわかりやすく説明するために工夫したり、テンポよく話を進めようとどりょくしているのは認めるけど、ちょっと空回りしている感じ。脚本を読んでから映画を観たけれど、話題性はあるものの映画としてはいまいち。残念。

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    2016年01月29日
  • 世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち

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    リーマンショック・コンフィデンシャルやライアーズ・ポーカー以降ちょこちょこ割合楽しく読んでいる経済ノンフィクション。さすがマイケル・ルイスという感じで超がつくほど綿密な取材とエキサイティングな描写。しかしながら、リーマンショックにおける勝ち組を主役にするという、扱うテーマが少し変化球なのと、深く専門的な話が深多いので素人には分からないところは多かった。ただ、リーマンショックの構図は割合シンプルに説明されていて分かりやすく、理解が少し深まった。リーマンショックについて語っている人のほとんどは、実際にはその怪物の正体は把握できてないだろう。

    要約すると、サブプライムローンを寄せ集めればMBS(住

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    2014年07月20日