桐丘さなのレビュー一覧
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珠彦の十九歳の誕生日を迎え、珠彦は「自分の手で生きていけるように。ユヅを支えれるように」と決心をし、嫌な思いでしかない学校へ行く決心を決めた。
最初こそ馴染めず一人ぼっちだったが、転校生と友達となることで孤独ではなくなった。
そして、最後の手紙……ユヅ……何があった?匿名 -
無関心の父、母に育てられた主人公仁太郎
継母から苛められているヒロインの常世
そんな二人は小さい時からの幼馴染で、ある日の事件を境に二人は離ればなれになってしまう。
そして数年後、二人は再開するが仁太郎は随分と変わっていた
そんな二人が死ぬまでの痛くて甘い御伽噺が始まります!
最終巻が五巻と比較的少...続きを読む匿名 -
せっかく結ばれたと思ったのに、この時代では不治の病である結核になるなんて……
療養のために隔離され、心が折れそうなときに仁太が支え、立ち直ったと思ったのに今度は仁太に災難が……
ネタバレになるのでこれ以上は言えませんが……
ここまでの二人の道のりを見てきた人は泣いてしまうかも知れませんが、とても素晴...続きを読む匿名 -
前作の大正処女御伽噺の登場人物たちが出てきました!
特にユヅの暖かさと、珠世の恐さの寒暖差がヤバイっす!
さて、話は昭和の方になりますが、この巻は珠世が仁太のために家事を覚えたり、仁太郎が変わって元凶である珠世との鬼ごっこが始まります。
そして追い詰められた常世と仁太郎は……どうなるのでしょうか匿名 -
仁太郎が変わってしまった理由が明らかになります。
詳しい内容は言えませんが、私としては特に目隠し鬼のシーンや常世が「仁太郎は何も変わってない」「自分だけが楽になる道なんかない」などはっきり言うとこが、めっちゃ刺さりました。
そして最後の人って、もしかして……!?匿名 -
やっとこさ、過去のしがらみを取っ払って二人になれた仁太郎と常世。
二人は生きていくために働き、幸せに暮らしてた。
そして常世の夢であったパーラーをやることになった。
……なったってのに、常世が……
匿名 -
やはりほのぼの恋愛本で美味しそうな料理本です。ユヅの料理レシピも良いのですが、女学校時代の先生の知識も半端ない。興味深いです。現代、近年に比べると女学校の家庭科の時間はたいそう長かったのでしょうね。思うところはいろいろありますが、素敵なカップルたちの誕生微笑ましく読ませていただきました。また会いたい...続きを読むPosted by ブクログ
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仁太郎のシャツに血を吐いた常世は、結核に侵されていた。策と珠子の診察のもと療養生活を送る常世だったが、先の見えない闘病をつづけるうち、心と身体が限界に近づいていく。
追い打ちをかけるように、仁太郎は徴兵検査で甲種合格となり、戦地へと立つのだった……。
最初から最後まで苦難続きな展開で、珠子が訴える...続きを読むPosted by ブクログ -
仁太はアルバヰトに精を出し、常世は立花夕月のもとで家事と料理の花嫁修業。幸せに包まれる二人を引き裂かんと、羅刹・珠代が襲い来る。この世の邪悪を全て煮詰めたような珠代から、二人が逃れる術はあるのだろうか。あるとしたら、もう……Posted by ブクログ
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珠代の魔の手を振り切り、有馬温泉に腰を落ち着けた仁太郎と常世。民宿を営んでいた老婆から建物をもらい受け、民宿とパーラーを始めることにする。幸せの絶頂にあった二人だったが、運命はなおも、残酷な試練を課すのだった……。Posted by ブクログ
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『大正処女御伽話』の8年後を描いた姉妹作。家族から虐待される黒咲常世と、幼なじみ志摩仁太郎を待ち受ける、苛烈な運命とは。もちろん『大正~』のキャラクターも登場。珠子もすっかり味のある脇役になりました。Posted by ブクログ