ぽんかん(8)のレビュー一覧
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ぼっち小説の代名詞といえば、NHKへようこそ、僕は友達が少ないあたりだと思いますが、これは間違いなくその双璧に割って入る素晴らしい完成度だと思います。
(個人的には僕は友達が少ないはジャンルとしては完全に別だと思いますが。)
ティーンを過ぎてライトノベルなんかに手を出している人の多くは、当然心の脛に傷持つ人達だと思いますが、そんな私達にぎゅんぎゅんくるような「お友達いないあるある」ネタが満載です。
それでいて、タッチは軽くてコメディな所も良い。境遇を笑い飛ばして肯定してやろうぜ!みたいな。
上述のNHKへようこそ及び滝本作品は一人ぼっちに真っ向から向き合って深刻になってしまっていて、それはそれでありだと思うのですが気軽に楽しみたいならこちら。(個人的にはどちらも好きです。) -
Posted by ブクログ
ネタバレはまち3冊目.
今回も面白かったよ.
ヒッキーがゆいゆいとの関係をリセットしようとしてから二人の間がモヤモヤしてて
平塚先生(独身)が奉仕部の人員の補充を指示.
デートしたりデートしたり誕生日パーティーしたりと
なんだかんだでリア充イベントをこなしているヒッキー.
どういうことだこれは.
というか,所々に挟まれている学生ぼっち話が悲しすぎて…(´;ω;`).
一部身に覚えがあったりしてアレ.
なんだか胸が苦しいよ.
で,材木座くんなんだけど本当に必要か?
まぁ,どう考えてもKY要員なんだけど.
おじゃーまむーしはお前だ!ってアレが必要だから結局彼は必要なのか.
戸塚彩加可愛いよ,戸塚彩加.
ぐぬぬぬぬ…. -
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ネタバレ友達のいないぼっちの少年を中心とした青春ラブコメの続編です。
今回は夏休みにもかかわらず、ボランティア部の活動と言う事で担任教師により、
キャンプ場でのボランティアに否応なく参加することとなった比企谷八幡。
ボランティア部の面々だけではなく、その対称となる存在として
リア充代表の葉山らと共に小学生の相手を務めます。
そこで一人の少女が仲間はずれにされているのを認め、問題解決を図ろうとします。
対極の立場を取る八幡と葉山ら。博愛による解決を図りたいとする葉山に対し、
八幡や雪乃といったぼっちはそれでは解決は叶わないと真っ向から否定します。
八幡は問題の解決ではなく、解消する策を提示し、
ボランティアの高校生らは肝試しの場で突拍子のない手段を小学生らに向けるのでした。
類似作品として『はがない』が直ぐに思い浮かぶでしょうが、
『はがない』は主人公らはぼっちであるものの、友を求めて動いており、
その活動を通じ彼等が知らぬ間に既に友人関係が築かれている様が描かれていますが、
この作品では基本的には八幡は一人である事に強く拘っています。それを象徴する様に、
小学生の村八分問題の解消後に八幡に夏目漱石の作品の一節を諳んじさせています。
「鋳型に入れたような悪人は世の中にあるはずがありませんよ。平成はみんな善人なんです。
少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざと言う間際に、
急に悪人になるんだから恐ろしいのです。だから油断が出来ないんです」
これは実は冒頭で八幡が小学時代に書いた感想文にも登場しています。
感想文では痛い考えに滑稽感を滲まさせていましたが、
終盤では今回のエピソードの締めとして趣を異ならせて再度用い、
テーマ性を明確にさせることに成功しています。
普通の作品であれば、解決に導こうとし、その結果両極の立場に歩み寄りをもたらしていることでしょう。
皆が仲良くするに越したことはありません。ですが、実際には上手く事が運ばないのが人間関係。
一人にならざるを得ず、その状況で”積極的”に独りでいる術を身に付けねばならない現実も
またある事を確りと描いている点に共感を覚えます。
その中で結果的に人間関係が築かれるかもしれません。
しかし独りであるから悪としないのがこの作品の味であると感じます。
孤高を保つ雪乃についても見えなかった部分が少しずつ見え始め、
次巻では更にそこへと進んでいきそうで気になるところですね。 -
Posted by ブクログ
新たに由比ヶ浜が加わった事により奉仕部の排他的な二人も良い方向に向かい始めた様でした。
ムードメーカーとしての由比ヶ浜はなかなか良いキャラですね。
とある切欠から密かに八幡に好意を寄せているのですが、
普通の作品であれば主人公はその好意に鈍感に振る舞うのですよね。
「乃木坂春香の秘密」等を書いている五十嵐雄策がもうこの手の主人公しか出しません。
悪い奴ではないですし、言動自体も結構まともな部類で
少女達から好感を持たれる要素はないでもありません。しかし、何か腑に落ちない。
気を配れるような少年が自分に寄せる好意に反応しないと言うのは余りに現実感が乏しいです。
自分の事ばかりを考えるのならば、相手の感情に気が付かないと言うのもあり得るでしょうが。
女性に興味がないか、相当のアホかだと思うのですが、そうでもないし。
ですからそれに比べるとこの作品の主人公である八幡は
由比ヶ浜が八幡に好意を示している事にきちんと気付きますし、
しかしだからこそその好意を信じられずに逆走してしまうのですね。
そこにぼっちを形成してきた負い目というものの根深さが感じられますし、
直ぐに変わらないところにも感情移入できる余地があります。
皆多かれ少なかれトラウマとなるようなエピソードは抱えているでしょうから。
そこから作品として八幡らが如何に人と接するようになっていく様変わるのか、
それとも変わらぬ侭終わってしまうのか注目されます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ杉井光はいわゆる昨今の”ラノベ”よりもう少し前の時代の
少年少女小説に近い繊細さを持った作品を書くイメージが
あるのだけれど
今回はそういった魅力を残しつつもイマドキの
”ラノベ”の破天荒さというか何でもあり感といったゾーンに重心を
移しているように思う。
あとキャラ萌えw少々露骨だが、さすがにうまいw
つまるところ「神様のメモ帳」を学園ハーレム生徒会モノに
華麗に見事に絶妙に翻案してみました!という読後感。
後書きにもあるが「メモ帳」の彼が裏社会のフィクサーとして
めきめき頭角をあらわしていっているということは
同じポジションにあるひかげくんも将来有望である。
2巻が待ち遠しい!