ぽんかん(8)のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公が入学してしまったのは生徒数8000人の超巨大学園で繰り広げる愛と欲望と札束とセクハラが飛び交うハイテンション学園ラブコメ・ミステリー。
今回は「着替え中の女子を狙った(?)詐欺事件」「陰謀渦巻く文化祭実行委員会の委員長選挙」「ウサギの失踪事件」の3つ。
なんかね、これぞラノベのバランスって感じですね。
笑いあり、事件あり、心温まる部分ありで全体的にライトにまとまっている印象を受けます。
普通の小説だとこれをやってもそんなに生えないと思う。
それにキャラが全員濃いし、必ず好きなキャラがいるというのもいいですね。
監査の郁乃さん大好きです!
これからもセクハラをよろしくお願いします(笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレこのラストのヒッキーはすごい好き。
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せっかくだからちゃんと書く。
この巻の趣旨は明確だ。
(なにせ、最後にちゃんとまとめてくれてる。親切!)
「雪ノ下雪乃という人物はどんな人間だ?」という疑問に対して、
主要登場人物たちの回答が寄せられ、
それを踏まえて主人公の考えが提示されるという構造になっている。
主人公は雪乃に自分の理想の人間像を見出していた。
並外れて優秀であり、美しく、そして孤独をものともしない強い人間。
集団生活になじめない主人公がそんな女性に惹かれないはずがない。
憧れないはずがない。
それが恋愛感情だったかはともかく、だ。
さりとて、今巻で「雪ノ下雪乃の虚飾」はこそ -
Posted by ブクログ
ネタバレ某NEET探偵の著者が書く学園探偵モノ.
ひかげくんの入学した高校は生徒数8000人のマンモス校.
女好きの暴君会長,
全校のマドンナ副会長,
そして総額8億円の予算を握る会計・聖橋キリカ
生徒会に引きずり込まれたひかげくんは
キリカのもう一つの役職である生徒会探偵の補佐に.
面白かったよ.
某NEET探偵と展開が似ている気がしないでもないけど大丈夫.
ヒモとか軍事オタクとかヤクザの組長とか出てきません.
そしてドクターペッパーも出てきません.
代わりに変な会計監査とか変な議会議長が出てきます.
監査ちゃんも議長ちゃんも可愛いなぁちくしょう. -
Posted by ブクログ
ぼっち小説の代名詞といえば、NHKへようこそ、僕は友達が少ないあたりだと思いますが、これは間違いなくその双璧に割って入る素晴らしい完成度だと思います。
(個人的には僕は友達が少ないはジャンルとしては完全に別だと思いますが。)
ティーンを過ぎてライトノベルなんかに手を出している人の多くは、当然心の脛に傷持つ人達だと思いますが、そんな私達にぎゅんぎゅんくるような「お友達いないあるある」ネタが満載です。
それでいて、タッチは軽くてコメディな所も良い。境遇を笑い飛ばして肯定してやろうぜ!みたいな。
上述のNHKへようこそ及び滝本作品は一人ぼっちに真っ向から向き合って深刻になってしまっていて、それはそれ